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生分解、海洋分解性プラスチックにおける分解性試験、認証制度の最新の動き、その手続き、進め方

OK biodegradable MARINEやTUV AUSTRIA認証の情報を含めた

生分解、海洋分解性プラスチックにおける分解性試験、認証制度の最新の動き、その手続き、進め方

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、バイオプラスチックについて基礎から解説し、各製品分野での利用推進に役立つ内容を詳解いたします。

開催日

  • 2022年12月13日(火) 10時20分 16時40分

受講対象者

  • プラスチック関係のメーカーや商社に勤務する技術者
  • バイオプラスチックについて基礎から学びたい方

修得知識

  • 海洋分解に関する試験項目、試験手法、試験機関への依頼方法
  • 取得材料の市場性
  • 欧米での認証の種類と情報収集
  • アジア・中国地域での横展開への対応、依頼や手続きのコツ

プログラム

第1部 バイオマスプラスチック・生分解プラスチックの基礎、開発・利用動向と開発事例

(2022年12月13日 10:20〜11:50)

 バイオマスプラスチックや生分解性プラスチックについて、これらの機能と課題、生分解性の機構、世界や日本での最新の開発・利用動向、さらに実際の開発事例として、耐久製品用の高機能なバイオマス (生分解性) プラスチックについて解説する。

  1. プラスチックの環境問題の現状と対策
    1. 世界や日本での廃プラスチックの排出や海洋汚染の現状
    2. 対策
      • 規制状況
      • リサイクル
      • 代替え材の利用など
  2. バイオマス/生分解性プラスチックの基礎と応用
    1. 分類、特徴、メリットと現在の課題
    2. 生分解性、特に海洋分解性のメカニズム (分子構造と生分解性の関係)
    3. 日本や世界の開発・利用状況と将来予想
    4. 主要な種類の説明
      • 構造
      • 物性
      • 用途
      • 生産状況
      • 課題など
  3. 高機能バイオプラスチックの開発・製品適用の実例
    1. 新しいバイオマス/生分解性プラスチックの企画、開発の狙い
    2. ポリ乳酸複合材
      • 高植物成分率と難燃性等の高機能性の同時実現と電子機器への適用
      • 新機能として高伝熱性や形状記憶性の実現
    3. セルロース系バイオマスプラスチック
      • 長鎖・短鎖付加の新構造の開発と強度・耐熱性・難燃性の実現
      • 省エネルギー製造プロセスの開発
      • 新たな付加価値として、漆ブラック調の高装飾性+耐傷性の実現
    4. 藻類利用バイオマスプラスチック
      • 藻類を利用したバイオマスプラスチックの開発・利用動向
      • CO2排出量ゼロを目指した樹脂構造と製造プロセスの開発
  4. 今後の展望
    • バイオマス/生分解性プラスチックのまとめと今後の展望
    • 質疑応答

第2部 海洋生分解性に関連する国際基準や認証制度、企業の動向について

(2022年12月13日 12:40〜14:00)

 海洋プラスチックごみによる環境汚染等を軽減する新素材として、海洋生分解性プラスチックが注目されている。 本講座では、海洋生分解性プラスチックに関連する国際基準や認証制度 (OK biodegradable MARINE) の動向や課題、国内外の企業における技術開発の動向等について解説する。

  1. 海洋生分解性プラスチックに関連する国際基準
    1. 海洋生分解性プラスチックに関連するISO標準の状況 (主導している国や企業等)
    2. 日本発の国際標準化に向けた取組
  2. 海洋生分解性プラスチックに関連する認証制度 (OK biodegradable MARINE)
    1. 認証制度 (OK biodegradable MARINE) の概要
    2. 国内外の企業における認証の取得状況
    3. 海外ヒアリングから見えてきた認証制度の課題
  3. 国内外の企業における技術、製品開発の動向
    1. 海外企業における技術、製品開発の事例
    2. 国内での技術、製品開発の状況 (ムーンショット型研究開発プロジェクトでの研究開発を含む)
  4. 国内の自治体や地域における取組
    1. 自治体における海洋プラスチックごみ問題に対する問題意識
    2. 自治体や地域における海洋生分解性プラスチック導入に関する事例
  5. 海洋生分解性プラスチックの普及に向けた課題
    1. プラスチックの使用等に関する規制との関連
    2. プラスチック資源循環との両立
    3. 機能性やコストに関する課題
    • 質疑応答

第3部 生分解性樹脂の生分解性試験・海洋生分解性試験について

(2022年12月13日 14:15〜15:45)

 海洋生分解性プラスチックの開発、及び社会実装に向けての国内外の動向について紹介する。また、現在の海洋生分解性の評価法及び課題等について実例を紹介するとともに、演者が開発した加速試験について紹介する。

  1. 海洋生分解性プラスチックの開発動向
    1. 海洋生分解性プラスチック開発・導入普及ロードマップの概要
    2. 国内外の取り組み
    3. 生分解プラスチックの識別表示制度
  2. 海洋生分解性プラスチックの評価
    1. ISO等の生分解度評価法
    2. フィールド試験
    3. 海洋生分解性評価の加速化
    • 質疑応答

第4部 「TAB (TUV AUSTRIA BELGIUM) の認証種類」の試験方法や認証手続きについて

(2022年12月13日 16:00〜16:40)

 TAB (TUV AUSTRIA BELGIUM) の生分解性の認証の種類と、 その取得に必要な試験内容について解説をする。 認証の種類によって要求される試験が異なるため、 その違いについて詳しく説明をする。

  1. DJKの業務内容
    1. 会社概要
    2. 高分子材料の受託試験サービスの紹介
    3. 海外事業部の申請代行サービスの紹介
  2. 認証機関のTABについて
    1. TABの概要
    2. TABの活動内容
    3. DJKはTABの日本におけるパートナー
  3. 各認証機関の生分解認証と試験所
    1. 欧米の認証機関の紹介とその認証種類
    2. 各国のTABの認証取得状況
    3. 試験所と認証機関の関係
  4. 生分解認証の基本的要求項目
    1. 重金属+F
    2. 生分解度試験
    3. 崩壊性試験
    4. 生態毒性試験
  5. TABの生分解認証
    1. OK Compost Industrial
    2. OK Compost Home
    3. OK Biodegradable Soil
    4. OK Biodegradable Water
    5. OK Biodegradable Marine
    6. OK Biobased
    • 質疑応答

講師

  • 位地 正年
    環境・バイオ・プラスチックリサーチ
    代表
  • 雪野 裕介
    株式会社 野村総合研究所 社会システムコンサルティング部
    シニアコンサルタント
  • 菊地 貴子
    一般社団法人 化学物質評価研究機構 東京事業所 高分子技術部
    主管研究員
  • 大林 真一
    株式会社 DJK 海外事業部 海外申請課
  • 木須 俊明
    株式会社 DJK 海外事業部 海外申請課

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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