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結晶品質を晶析操作で思い通りに作り込むためのポイント

結晶品質を晶析操作で思い通りに作り込むためのポイント

~再沈による分離精製のレシピ設計から結晶粒子群の連続フロー製造まで~
オンライン 開催

視聴期間は2022年10月21日〜31日を予定しております。
お申し込みは2022年10月27日まで承ります。

概要

本セミナーでは、晶析操作の基礎から、結晶化現象の解析方法、結晶品質の作り込み戦略までを易しく解説いたします。
結晶多形制御や結晶形態改善などの実践的な話題や、新しいセンサーを用いた解析方法についても概説いたします。

開催日

  • 2022年10月27日(木) 10時30分 2022年10月31日(月) 16時30分

受講対象者

  • 結晶化に関連する製品の技術者、開発者
    • 医薬品
    • 食品
    • 電池材料
    • 機能性材料 など

修得知識

  • 晶析操作の基礎
  • 結晶化現象の解析方法
  • 結晶品質の作り込み
  • 結晶多形制御や結晶形態改善
  • 新しいセンサーを用いた解析方法

プログラム

 合成の後に「再結晶」や「再沈」操作が分離精製のために実施されますが、その際のレシピの少しの違いが、純度に影響したり、固液分離の困難さに影響したりします。実は、「再結晶」や「再沈」にもテクノロジーがあり、それがプロセスでいう「晶析操作」であり、レシピエンジニアリングです。この結晶化現象を利用した晶析操作は、医薬・食品のみならず、電池材料などスマート材料開発の分野で幅広く利用されています。結晶性物質を取り扱う分野はここ最近拡大すると同時に、その製造方法も回分操作から、連続フロー製造へと変化してきています。しかし、結晶性物質を対象とする限り、核化・成長を取り扱う「晶析の原理」や、固相の「分析方法」そして「スケールアップ」などは、思い通りの精製を行ったり、思い通りの結晶粒子を創製したりするのに必要な技術基盤です。
 そこでこの講演では、”結晶粒子群の純度”をいかにして向上させるのか、そして”結晶粒径分布”をどう改善するかなど、結晶粒子群の品質を思い通りに作り込むためのレシピの工夫を、晶析のメカニズムの基礎や結晶化現象の解析方法、そして操作戦略の観点から易しく解説します。また、結晶多形制御や結晶形態改善などの実践的な話題や、なぜ今、連続フロー製造が注目されているか、その特殊要件についても概説します。

  1. 「再沈」「再結晶」と晶析との接点
    - 晶析操作で何ができるのか –
    1. 結晶化で遭遇する問題事例
    2. 有機合成と工業晶析操作との接点
    3. 晶析操作の目的と原理
    4. 回分晶析から連続フロー製造への展開
  2. 「再結晶」によって結晶が創られるメカニズムを探る
    - 結晶化現象をどう整理し理解するのか –
    1. 結晶化の推進力と固液平衡
    2. 核発生速度と成長速度論
    3. 演習で理解する晶析現象
  3. 今すぐ役立つ結晶粒子群を創るためのポイント
    - 結晶品質とレシピとの因果関係に基づく問題解決アプローチ –
    1. 結晶の粒径分布を思い通りにしたい場合
      1. 粒径分布はいかに決定されるか
      2. 粒径分布の数値的取り扱い
    2. 安定した結晶を思い通りに創りたい場合
      1. 結晶多形に及ぼす晶析操作因子とは
      2. 結晶多形制御の戦略
    3. 結晶の外形を思い通りに創りたい場合
      1. 結晶形態に及ぼす晶析操作因子とは
      2. 結晶形態制御の戦略
    4. 結晶の純度を思い通りに良くしたい場合
    5. オイルアウトの回避方法と晶析操作
    6. 演習で理解する結晶品質の制御
  4. 今すぐ役立つ結晶粒子群品質の測定法
    - 思い通りに結晶を創るための測定機器の実践的使い方 –
    1. DSCデータから何を読み取るか
      1. DSC (示差走査熱量計) でわかること
      2. DSC測定データの解釈とその応用
    2. XRDデータから何を読み取るか
      1. XRD (粉末X線回折) 測定データの意味
      2. XRD測定データと結晶形態・結晶子径との関連性
  5. 思い通りに結晶を創るための晶析操作設計法
    - 結晶品質の作り込みレシピを立てるためには –
    1. 晶析操作の基本戦略
    2. 晶析操作設計の留意点 – 冷却晶析や非 (貧) 溶媒添加法 –
    3. 反応を伴う晶析操作の戦略
    4. 結晶粒子群の連続フロー製造が注目される特殊要件
    5. 連続フロー製造の展開
    6. 晶析のスケールアップに関わる最近の話題
  6. 最新晶析技術紹介
    - 最先端のラボで使われている技術を理解する –
    1. オンラインセンサー利用技術
    2. 光学分析利用技術
      • FT-IR
      • ラマン
  7. まとめ

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

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