技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

金属疲労の基礎と疲労破壊の破面解析および対策

金属疲労の基礎と疲労破壊の破面解析および対策

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、機械構造物の破壊事故を防ぐための金属材料の疲労破壊メカニズムや疲労設計手法について解説いたします。
また、フラクトグラフィ手法についても解説し、疲労破壊を防ぐための対策例も紹介いたします。

開催日

  • 2022年10月6日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 機械全般の設計、生産技術、保守、点検等に関連する技術者
  • 疲労破壊で課題を抱えている現場の技術者

プログラム

 機械構造物の破壊事故は、6〜8割が何らかの疲労損傷によると言われます。比較的小さな荷重が繰返し負荷されることによって生じる疲労破壊は,前兆を捕らえることが難しく、壊滅的な破壊事故を起こす危険性があります。その為、機器の安全設計だけでなく保守や点検なども含めて信頼性を確保する場合、疲労破壊機構の基礎や基本的な疲労設計手法を理解しておくことが欠かせません。また実際に破損事故が起こった場合は、得られた破面から情報を探るフラクトグラフィが破壊事故解析の重要なツールとなるため、その基礎を理解しておくことも重要です。
 本セミナーでは、金属材料の基本的な疲労破壊メカニズム、および切欠きや平均応力といった疲労寿命に影響を及ぼす因子を考慮した疲労設計手法について解説します。さらに、特に疲労破壊に関連した基礎的なフラクトグラフィ手法についても解説するとともに、疲労破壊を防ぐための一般的な対策例を紹介します。

  1. 金属材料の疲労の基礎
    1. 疲労破壊事故事例
    2. 金属疲労破壊のメカニズム
    3. 疲労強度の評価方法
      1. S-N曲線取得方法
      2. S-N曲線の理解
  2. 疲労強度への影響因子
    1. 平均応力
      1. 疲労限度線図
      2. 残留応力
    2. 切欠き
      1. 応力集中係数
      2. 切欠き係数
      3. 停留き裂
  3. フラクトグラフィの基礎
    1. 疲労破面の様相
      1. 巨視的様相
      2. 微視的様相
      3. 表面起点と内部起点型のき裂発生
    2. 最近のフラクトグラフィ手法
  4. 疲労問題に対する対策
    1. 材料の高強度化
      1. 材料選択
      2. 熱処理
      3. 金属組織制御
    2. 応力集中
      1. 応力集中の低減
      2. 表面仕上げ
    3. 表面処理
      1. ショットピーニング
      2. 浸炭
      3. 窒化
    4. 具体的事例
      1. 亀裂除去など

講師

  • 植松 美彦
    岐阜大学 工学部 機械工学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,000円 (税別) / 51,700円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 62,700円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。