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自動車用電池および周辺産業の市場、リサイクルの展望

2030年代の「EV」3,000万台稼働を見据えた

自動車用電池および周辺産業の市場、リサイクルの展望

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、リチウムイオン電池、全固体電池を始めとした次世代電池について取り上げ、国内外の技術・市場動向と今後求められる対応・戦略について解説いたします。

開催日

  • 2022年2月9日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 電池資源の確保
  • 電池製造におけるLCA
  • 電池再利用への課題
  • リチウムイオン電池の高性能化
  • 全固体電池の実用化
  • 次世代蓄電池の可能性

プログラム

第1部 車載電池のグローバル競争と循環型社会に向けた日本の課題

(2022年2月9日 10:00〜11:45)

 世界中で注目されている車載電池は今や経済安全保障の大きな柱のひとつとなって、しかも政治的要素を多分に含み各国の思惑が鮮明に映し出されている。投資競争も活発であると共に、自動車各社とのサプライチェーンも複雑になっている。グローバル競争力では韓中勢に押されがちな日本勢ではあるが、公道での火災事故を25年の長きに亘って発生させていない実績は世界に誇るべきことである。投資力とスピード感に乏しい日本の電池業界であるが、競争力を取り戻すための課題と解決について解説する。

  1. 電動化の法規動向と対応
    1. 米国ZEV法規発効からの電動化の流れ
    2. 各国の環境規制と電動化の加速
  2. 自動車各社の取り組みと電池戦略
    1. 日系自動車各社の取り組み
    2. 欧米韓自動車各社の動向
  3. LIB業界と部材業界のビジネス動向と今後
    1. 各国の電池産業の現状と課題
    2. 電池業界における競争力比較
    3. LIB部材の変遷・市場動向
    4. 各部材ごとの課題
  4. LIBの安全性評価と受託試験・認証事業
    1. 車載用電池の事故・リコールの歴史
    2. 国連規則と認証事業
    3. エスペックの受託ビジネス・認証ビジネス
    4. ECE R100 Part IIの試験項目と事例
  5. 車載電池の再利用とリサイクル
    1. 再利用の事例と課題
    2. 再利用におけるリスク分析
    3. リサイクルビジネスの現状
    4. 元素リサイクルの必要性と課題
  6. 次世代革新電池の研究開発状況と課題
    1. 期待される次世代電池
    2. 全固体電池の現状と課題
    • 質疑応答

第2部 自動車用電池および周辺産業の技術と市場、リサイクルの展望

- 研究開発・設計の視点より、東芝の二次電池SCiB ™ を中心に –

(2022年2月9日 12:45〜14:00)

 高入出力、長寿命、高い安全性など、優れた特長を持つ東芝の二次電池SCiB ™ の特性と適用製品を紹介し、今後の展望を述べる。

  1. 企業紹介
  2. 二次電池の市場動向
  3. SCiB ™ の特長
  4. 適用事例
  5. 新規開発技術
    • 質疑応答

第3部 グラフェンを用いたCO2の「ギ酸」変換とその応用について

(2022年2月9日 14:15〜15:30)

 酸化還元グラフェンとスズを組み合わせた、二酸化炭素還元のための複合触媒の設計と触媒メカニズムについて解説する。

  1. 世界のEV化の動向
  2. BaaS市場の動向
  3. 電池リユース・リサイクル市場の動向
    • 質疑応答

講師

  • 佐藤 登
    名古屋大学 未来社会創造機構
    客員教授
  • 林田 浩孝
    株式会社 東芝
    技監
  • 程塚 正史
    株式会社 日本総合研究所 創発戦略センター
    シニアマネジャー

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/12 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
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2025/2/13 リチウムイオン電池電極製造プロセスにおける間欠塗工技術と乾燥、スラリー分散技術 オンライン
2025/2/14 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
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2025/2/18 燃料電池、アンモニア、水素の最新動向と日本企業の事業戦略 オンライン
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2025/2/27 リチウムイオン電池の負極活物質 オンライン
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2025/3/7 リチウムイオンバッテリとバッテリマネジメントシステムの基礎と将来展望 東京都 会場・オンライン
2025/3/7 EV用リチウムイオン電池および全固体電池のリユース・リサイクル技術 オンライン
2025/3/10 xEV用電池リユースの現状と展望 オンライン
2025/3/10 エマルションフローによるリチウムイオン電池 (LIB) の水平リサイクル オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/5/25 EVに最適なバッテリーマネジメント技術と市場
2017/4/27 実務対応・LiBの規格と安全性試験のEV対応 2017
2017/4/21 2017年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望
2017/3/10 ZEV規制とEV電池テクノロジー
2017/2/28 全固体電池のイオン伝導性向上技術と材料、製造プロセスの開発
2017/2/24 2017年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2016/8/26 2016年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2016/8/26 リチウムイオン電池の製造プロセス&コスト総合技術 2016
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/12/8 2016年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2015/8/21 2015年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
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2015/6/26 2015年版 民生機器用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/6/26 2015年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望
2015/5/29 2015年版 水素燃料市場・関連技術の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/1/30 2015年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2014/12/19 2015年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望