技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

洗浄バリデーション実務の必修ポイント習得講座

洗浄バリデーション実務の必修ポイント習得講座

~残留許容値の設定、DHT/CHT、各種サンプリング方法と留意点、回収率テスト~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、洗浄バリデーションについて基礎から解説し、「毒性データに基づく健康ベース暴露限界値 (HBEL) の算出は容易でない」など実務担当者の洗浄バリデーションに関する多くの悩みを、講師の経験に基づいて解説いたします。

開催日

  • 2022年1月27日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 高薬理活性薬の上市増とともに、PIC/S備忘録 (PI043-1 2018年7月1日) の発出を始め、交叉汚染リスクへの注目度が増えてきた。洗浄後の残留許容値についても、毒性データに基づく健康ベース暴露限界値 (HBEL) が要請されるなど、近年、洗浄バリデーションに係る議論は盛んである。しかし、HBELの算出は容易でないなど実務担当者は多くの悩みを抱えているのではないだろうか。
 本セミナーでは、演者の経験に基づく提案も含め、洗浄バリデーションに係る疑問点について解説する。

  1. 交叉汚染リスクへの対応状況が注目されるようになってきた
    1. 共有設備内の交叉汚染に関するPIC/S備忘録
    2. PIC/S GMP (第五章、Annex1改正案など)
  2. 洗浄対象物に思い込みをしない (前ロットのAPIのみに焦点を当てない)
    1. 洗浄バリデーションは専用設備でも必要
    2. 原薬供給業者が変われば不純物も変わる
    3. 設備材質からの溶出物・浸出物も要注意
    4. 洗浄剤も洗浄対象
    5. 微生物も洗浄対象
    6. 非日常的作業後の洗浄にも留意
  3. ダーティホールドタイム (DHT) とクリーンホールドタイム (CHT)
    1. 長期保管後に再洗浄すれば良い?
    2. ヒトがいれば発塵する
    3. 沈降粒子が巻き上がるリスク
    4. スモークスタディが要請されている
    5. 環境モニタリングで検出できない汚染物がある
    6. 非接薬設備由来の汚染例
    7. 留意すべきは想定外の交叉汚染源
    8. 作業室の床、壁の残留許容量はどう考えるか
    9. 分析機器もキャリーオーバーに注意
  4. 残留許容値の設定
    1. 残留許容値の考え方の歴史
    2. FourmanとMullin論文の影響
    3. 0.1%基準の計算法と問題点
    4. 目視限度の定量化
    5. 投与量基準から毒性発現量基準へ
    6. ISPEがRisk Mapp (Baseline Guide) を提唱 (高毒性だから施設専有化?)
    7. ISPE RISK Mappの論点 (NOAEL:無毒性量から許容値を)
    8. EMA (欧州医薬品庁) ガイドラインの発出
    9. 健康ベース暴露限界値:HBELの算出法
    10. 吸収経路で曝露リスクは違う
    11. 毒性発現臓器 (組織) は物質により特徴がある
    12. HBELの設定は専門知識が必要
    13. 動物データの人への外挿による問題
    14. いろんな問題があるので毒性発現量基準の方向性としては
    15. 不純物・分解生成物の許容量
    16. ICH M7変異原性不純物ガイドライン
    17. 微生物 (発熱性物質) の残留許容値
    18. 外部からの侵入異物の許容値
    19. 洗浄剤の残留許容値
    20. LD50を用いることの議論
  5. 結局、企業自らが洗浄バリデーションマスタープラン策定
  6. 洗浄剤の選定と留意点
  7. CIP、COPの留意点
  8. 洗浄しにくい箇所 (Worst case Location)
  9. 各種サンプリング方法とその留意点
    1. スワブ法の留意点
    2. サンプリング箇所の設定
    3. 接薬表面積の算出
    4. リンス法の留意点
    5. その他のサンプリング法
    6. 分析方法の留意点
    7. 残留確認にTOC測定が有用
  10. 回収率テスト
    1. 回収率の計算

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/16 医薬品ライセンス契約のドラフティングと紛争回避・解決のポイント オンライン
2024/5/16 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/5/17 データインテグリティを踏まえたGMP文書・SOP・記録の作成と管理 オンライン
2024/5/17 医薬品製剤の生物学的同等性とその定量的な予測方法の現状 オンライン
2024/5/20 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/20 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/20 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 東京都 会場・オンライン
2024/5/21 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2024/5/21 新規モダリティ分野における各事業性評価手法と不確実性要素の注意点 オンライン
2024/5/21 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/21 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/5/22 ISO11135要求を満足するEOG滅菌バリデーションの実務の具体的ポイント オンライン
2024/5/22 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/22 実務で使える製造販売後調査等 (GPSP) 実施における留意点 オンライン
2024/5/22 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン
2024/5/22 医療機器 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2024/5/23 希少疾患の臨床開発・承認申請戦略 戦略構築への活用 オンライン
2024/5/23 希少疾病用医薬品 (オーファンドラッグ) の薬価算定の実際と薬価戦略 オンライン
2024/5/23 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン