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各種機能性流体の挙動メカニズムと特性および応用技術

各種機能性流体の挙動メカニズムと特性および応用技術

~ER流体、磁性流体、MR流体、電界共役流体~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、機能性流体の構造と特性などを基礎から説明し、MR流体に関する実用的な開発とその応用技術について解説いたします。

開催日

  • 2021年9月7日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 機能性流体に関心のある技術者・研究者
  • 機能性流体の応用、研究開発に携わる技術者
    • アクチュエーター (クラッチ、ブレーキ、振動制御機器など)
  • 新しい制御技術を用いた研究開発,商品開発を目指す技術者
  • 絶縁油関連の技術者、または絶縁性液体を用いた製品開発に携わる技術者
  • 無機・有機紛体材料や磁性材料に携わる技術者
  • 磁性流体の応用分野の技術者、研究者
    • セミアクティブ・サスペンション・システム
    • MRダンパ
    • MRアクチュエータ
    • MRブレーキ
    • 医療・福祉装置など

修得知識

  • 機能性流体の基礎
  • 機能性流体の挙動メカニズムと動作特性
  • 機能性流体の応用分野
  • 機能性流体応用デバイスの基本的設計
  • 機能性流体の用途と応用デバイス

プログラム

 機能性流体は、そのユニークな特性を利用して、物を動かし、操るアクチュエータ技術に新しい発想を提供するものです。本講座では、ER流体、磁性流体、MR流体、電界共役流体 (ECF) の4つを取り上げます。これらに興味を持ち、その応用・研究開発に携わる技術者、新しい制御技術商品および液体誘電体、無機・有機紛体材料、磁性材料の応用製品開発に携わる技術者らに、機能性流体の挙動メカニズムや特性ならびに応用分野をご理解頂き、今後の制御技術発展の一助となることを趣旨としています。本講座を受講するに当たり、基本的用語や原理などは逐次説明致しますので、特に深い知識は必要ございません。

  1. はじめに
    1. 機能性流体と歴史的背景
    2. 機能性流体の基本原理と挙動
    3. 機能性流体の応用分野と研究状況
  2. ER流体 (ERF:Electro – Rheological Fluids)
    1. ER流体の種類と組成
    2. ER効果発現メカニズムと応力特性
      1. 分散系ER流体と均一系ER流体のER効果 (基本的応力特性)
      2. ER効果発現の理論的検討 (球形粒子分散系ER流体)
      3. 粒子分散系ER流体のER効果 (静的特性と動的特性)
      4. 分散系ER流体が具備すべき条件
    3. ER流体デバイスと関連技術への適用
    4. ER流体の応用技術
      1. ER流体の応用デバイス
      2. 応用デバイスが抱える問題
      3. ERゲル (ERG) の開発とその応用
  3. 磁性流体 (MF:Magnetic Fluids)
    1. 磁性流体と磁気的性質
      1. 磁性流体の組成
      2. 磁性流体の磁気的挙動
    2. 磁性流体 (MF) の応用例
  4. MR流体 (MRF:Magneto – Rheological Fluids)
    1. MR流体と磁気的性質
      1. MR流体の組成
      2. MR流体と磁性流体の比較
    2. MR効果 (基本的応力特性)
      1. 降伏応力の発現
      2. MR流体が具備すべき条件と問題点
    3. MR流体の問題点の解決検討 (実用的開発)
      1. 分散媒のチキソトロピー化とMR流体の作製
      2. 開発したMR流体と性能評価
    4. MR流体の応用技術
      1. MR流体の関連技術とデバイスの基本的設計
      2. MR流体の実用デバイス例
    5. 磁気混合 (MC) 流体とその応用
  5. 電界共役流体 (ECF:Electro – Conjugate Fluids)
    1. 電気流体力学 (EHD) による液体ポンピング
      1. EHD現象の研究分野と体系
      2. 液体を駆動する力の根源
    2. EHD液体ポンピングのメカニズム
      1. 従来のメカニズムと実用上の問題点
      2. 問題点の解決に向けた新規メカニズム
    3. EHDポンプとポンピング特性
      1. EHDポンプ用電極の試作
      2. EHD液体引き出し現象
    4. 電界共役流体の応用技術 (近年の動向)
  6. おわりに
    • 質疑応答

講師

  • 花岡 良一
    金沢工業大学 電気電子工学科
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
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本セミナーは終了いたしました。