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セラミックスの破壊メカニズムと強度信頼性評価

Zoomを使ったライブ配信セミナー

セラミックスの破壊メカニズムと強度信頼性評価

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、セラミックスについて取り上げ、繊維強化セラミックスの界面、微構造制御手法、脆さを改善するための手法として繊維複合、亀裂治癒によるアプローチについて詳解いたします。

開催日

  • 2021年1月22日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • セラミックスと金属の破壊の仕方の違い
  • 破損したセラミックスの原因の見つけ方の基礎
  • 基本的な強度試験方法と強度の取扱い方

プログラム

 構造物や製品において、その部品の破損はシステムの故障や重大な事故を引き起こす可能性があります。したがって、長期信頼性を確保した構造物や製品を強度設計製作するためには、使用する材料の強度試験を行い、強度特性を理解することは必須です。金属は、強く、よく伸びる性質を有します。そのため、いきなり壊れることはなく、必ずその変形や損傷の徴候がみられます。一方でセラミックスは、金属材料と比較して耐熱性、高比強度、耐摩耗性など優れた特性を有しています。しかしながら最大の欠点は、非常に脆く、金属のように伸びないためにその変形や損傷の徴候が見られず、突然、脆性破壊します。セラミックスを構造用材料として応用を始めた頃は、金属材料を中心に発達してきた強度設計手法が適用されてきました。しかしながら、そのまま応用することが難しいことが認識されてきました。すなわち、脆く、伸びないセラミックスならではの強度の考え方・取扱い方があります。
 そこで本講座では金属材料と比較して、破壊メカニズムや破損の仕方の違いを説明します。次に、強度試験方法および強度データの取扱い方を説明するとともに、強度信頼性評価について、実際の実験データとExcelを使って実践的に学べるように構成しました。

  1. セラミックスの破壊原因と破壊メカニズム
    1. セラミックス強度信頼性評価の歴史
    2. 金属とセラミックスの破壊原因と破壊メカニズム
      1. 金属材料の塑性降伏条件
      2. セラミックスの破壊原因と破壊条件
    3. 金属とセラミックスの破壊形態の比較
  2. 強度試験方法
    1. 引張試験の問題点
    2. 曲げ試験と破壊じん性値試験
    3. 強度特性に及ぼす諸因子の影響
  3. 強度信頼性評価の基礎
    1. ワイブル分布
    2. 強度のワイブル解析方法
    3. Excelによる実験データに基づくセラミックス強度解析演習
  4. 基本的な構造強度設計法の考え方
    • 質疑応答

講師

  • 松田 伸也
    香川大学 創造工学部 創造工学科 材料物質科学領域
    准教授

主催

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

持参品

Microsoft Excelがインストールされたノートパソコン (Excelのバージョンは不問)

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本セミナーは終了いたしました。