技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車用接着剤の設計と評価法

自動車用接着剤の設計と評価法

~エポキシ系接着剤を例として~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年11月1日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 接着剤の使用者
  • 接着剤の開発者

修得知識

  • エポキシ変性の基礎
  • 自動車用接着剤の要求特性
  • 自動車用接着剤の使い方
  • 異種材接合のトレンド
  • 半導体封止剤の設計

プログラム

 自動車接着剤のニーズが高まっている背景には燃費、排ガスの規制と安全性に対する対応があります。本講義では軽量化に対応した異種材接着に対応するための車体用接着剤と制御系の電子化に伴う電子部品用封止剤の2つに主眼を置きその設計手法、使用法、評価法について説明します。今回はエポキシ系接着を例として説明しますが、基本的な考え方は他の系の接着剤も応用できるはずです。

  1. 自動車材料の変革
    1. 自動車に対する様々な規制
      1. 燃費、排ガス対応の現状
      2. 車体軽量化への対応
      3. 安全性に対する対応
      4. 自動運転に向けての電子化
    2. 自動車用材料の変革
      1. 自動車業界におけるマルチマテリアルの現状
      2. 金属の最新開発動向
      3. CFRPの最新開発動向
    3. 新材料に接合はどう対応するのか
      1. 機械的締結
      2. 成形による接合
      3. 接着剤による接合
  2. 自動車構造接着剤の最新情報
    1. 構造接着剤の適用例
      1. ヘミング接着
      2. マスチック接着
      3. ダイレクトグレージング
      4. ウエルドボンディング
    2. 自動車構造接着剤の要求特性
    3. 構造接着剤の種類
      1. エポキシ樹脂以外 (SGA、ウレタン、変性シリコン)
      2. エポキシ構造接着剤の設計
        1. エポキシ樹脂の種類
        2. 硬化剤の種類
        3. その他の必要な添加剤
  3. カーエレクトロニクス用接着剤の最新情報 (エポキシ樹脂)
    1. 自動運転に対応するために必要な技術
    2. カーエレクトロニクス用接着剤の適用例と要求特性
      1. 電装部品用接着剤
      2. コイル注型用樹脂
      3. モジュール封止剤
      4. モーターマグネット接着
      5. ヒートシンク接着用接着剤
    3. 電子部品用接着剤の適用例と要求特性
      1. ワイヤーボンディングパッケージ
        1. チップ封止材料
        2. ダイボンディング剤
      2. フリップチップパッケージ
        1. アンダーフィル
        2. NCF/NCP (ノンコンダクティブフィルム/ペースト)
        3. ACF/ACP (アニソトロピックコンダクティブフィルム/ペースト)
  4. 自動車用接着剤の使い方と評価
    1. 接着の理論
    2. 接着剤の選定のポイント
    3. 接着の作業手順
      1. 保管、塗布、硬化はそれで大丈夫?
      2. 被着体の表面状態、形状は最適か?
        1. 表面処理法と評価法
    4. 接着剤の評価法
      1. 粘性評価
      2. 強度評価
      3. 応力評価
      4. 環境試験
      5. 界面分析

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 48,000円 (税別) / 52,800円 (税込)
複数名
: 21,500円 (税別) / 23,650円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 21,500円(税別) / 23,650円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,000円(税別) / 47,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 43,000円(税別) / 47,300円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 64,500円(税別) / 70,950円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 48,000円(税別) / 52,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 96,000円(税別) / 105,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 144,000円(税別) / 158,400円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/24 粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例 オンライン
2024/12/24 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2024/12/26 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2025/1/8 車載半導体の基礎体系から開発環境・設計技術・量産品質確保の注意点 オンライン
2025/1/8 UV硬化型接着剤の設計・開発と技術動向 オンライン
2025/1/16 自動車の騒音・振動の低減技術と予測・対策手法 オンライン
2025/1/20 大気圧プラズマの基礎と最新応用技術 オンライン
2025/1/20 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2025/1/21 自動車用を中心とした半導体技術の現状・最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/29 自動車の騒音・振動の低減技術と予測・対策手法 オンライン
2025/1/29 自動車照明市場の最新動向・新技術トレンド オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/13 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン
2025/2/21 表面処理・分析/接着分析 2日間講座 オンライン
2025/2/26 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/3/24 接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2021/9/30 自動車室内の静粛性向上と、防音・防振技術、材料の開発
2021/4/13 GAFA+Mの自動運転車開発最前線
2021/1/31 次世代EV/HEV用モータの高出力化と関連材料の開発
2021/1/29 異種材料の接着・接合技術と応用事例