技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本セミナーでは、経皮吸収製剤の開発、実験のポイントを分かりやすく解説いたします。
(12:30~14:50)
一般に医薬品製剤の開発において、その携帯のしやすさや簡便性から経口投与製剤の開発が望まれます。しかし本国の近年の社会現象一つでもある超高齢社会において嚥下障害をかかえる高齢者、経管栄養法が導入されている患者等にとっては薬の投与部位を十分に考える必要があります。そこで、注目されている投与部位の一つに皮膚があげられます。皮膚からの投与は、初回通過効果の回避や投与中止の簡便性、薬効の持続等々の利点を有するため現在、塗布剤や貼付剤の開発が盛んに進められています。しかし皮膚は体内臓器を守る体の最も外側にある高性能臓器であることから、薬物の吸収には逆に困難をきたしています。そのため有用性高い経皮吸収製剤の開発には薬物の吸収改善、促進法の考案とその吸収性の評価が重要になってきます。
本セミナーでは経皮吸収製剤が適用される皮膚について概説し、薬物の皮膚透過促進で重要と思われること、経皮吸収製剤の開発や実験法について説明します。一般に医薬品製剤の開発において、その携帯のしやすさや簡便性から経口投与製剤の開発が望まれます。しかし本国の近年の社会現象一つでもある超高齢社会において嚥下障害をかかえる高齢者、経管栄養法が導入されている患者等にとっては薬の投与部位を十分に考える必要があります。そこで、注目されている投与部位の一つに皮膚があげられます。皮膚からの投与は、初回通過効果の回避や投与中止の簡便性、薬効の持続等々の利点を有するため現在、塗布剤や貼付剤の開発が盛んに進められています。しかし皮膚は体内臓器を守る体の最も外側にある高性能臓器であることから、薬物の吸収には逆に困難をきたしています。そのため有用性高い経皮吸収製剤の開発には薬物の吸収改善、促進法の考案とその吸収性の評価が重要になってきます。本セミナーでは経皮吸収製剤が適用される皮膚について概説し、薬物の皮膚透過促進で重要と思われること、経皮吸収製剤の開発や実験法について説明します。
(15:00~16:30)
薬物の皮膚への投与は古くから行われ、多くは局所的な治療効果を目的に用いられてきたが、1970年代初めにAlza社のA. Zaffaroniによる経皮吸収製剤に関する特許が公開され、1981年に乗り物酔いの防止に用いるスコポラミンの経皮吸収製剤Transderm – Scopが上市されて以来、全身的な作用発現を目的とした投与方法として注目されてきた。経皮吸収製剤には、1) 投与が比較的簡便であること、2) 必要に応じて投薬を中断できること、3) 副作用軽減による患者のコンプライアンス改善が期待できること、4) 肝臓や消化管での初回通過効果が回避できることなどの種々の利点がある。しかしながら、皮膚は生体と環境との間にある境界バリアであり、皮膚表面に投与された薬物の吸収は、皮膚最外層の角層により大きく制限される。なかでも、分配係数が小さい水溶性薬物や分子量が500以上の薬物及びペプチド・タンパク性医薬品の皮膚透過は極めて困難であり、こうした薬物を皮膚から効率よく吸収させる新たな経皮吸収製剤の開発が強く望まれている。
本講演では、薬物の経皮吸収機構・評価法、難吸収性薬物の経皮吸収促進法などについて概説する。さらに、マイクロニードル製剤を用いた水溶性低分子薬物やペプチド・タンパク性医薬品の経皮吸収促進に関する研究事例及び開発動向について紹介する。
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