積層セラミックコンデンサ (MLCC) の基礎と技術・市場動向
~セラミック誘電体材料設計技術の視点から~
東京都 開催
会場 開催
開催日
-
2019年2月20日(水) 13時00分
~
16時30分
受講対象者
- MLCCで課題を抱えている方
- MLCCの生産に必要な材料、設備メーカーにおける研究開発、製造、販売に携わる方
- MLCCを使用する製品の設計技術者
修得知識
- コンデンサの機能
- BaTiO3セラミックス誘電体としての特性
- BaTiO3セラミックスでの格子欠陥の様子およびその制御技術
- BaTiO3セラミックスでの化学組成の設計指針
- MLCCの開発動向
プログラム
本セミナーでは、MLCCの生産に携わる技術者、使用する側の技術者の方を対象に、MLCCセラミック誘電体の材料開発から見た、MLCCの技術課題・動向を概説します。最近のMLCCの小型化、高温対応化は誘電体素子の薄層化に伴い、材料、部材、生産設備と、様々な技術課題が克服されてきました。今後、車載、IoT、5Gと需要の増大が見込まれる中、これまでの技術動向や課題を理解することは、今後のMLCCの開発、製造、使用における課題の克服に有益であると考えます。MLCCに係わる皆様に何かの指針、方向性を提供できればと思っています。
- 積層セラミックコンデンサ (MLCC) の概要
- セラミックコンデンサ
- インピーダンス素子としてのコンデンサ
- MLCCの概要
- Ni内部電極MLCCの登場
- Ni内部電極対応のBaTiO3 (BT) 材料
- 酸化物の還元現象
- 酸化物の格子欠陥生成
- 格子欠陥の制御
- BTにおける酸素空孔生成の抑制
- 酸化物結晶内の電気伝導
- 電気伝導現象概要
- 電子性伝導
- 高電界での伝導現象
- イオン性伝導
- BT誘電体セラミックスの特性
- BTの強誘電性
- BTの電気伝導性
- BT中の酸素空孔の移動
- BT粉末の微細化
- BTにおけるサイズ効果
- BT粉末の合成
- BT結晶性に影響する結晶欠陥
- 微細なBT粉末の合成
- BTセラミックスの構造制御
- セラミックスの構造
- コアシェル構造
- 非コアシェル構造
- BTセラミックスの信頼性
- 酸素空孔の移動、集積
- 異種元素添加による格子欠陥
- 添加元素 (ドナー元素、アクセプタ元素) 添加の効果、役割
- 粒界の役割
- MLCCの製造プロセス
- 製造工程の概要
- スラリーの分散性
- Ni内部電極の焼結性
- MLCC焼成時のBT酸素空孔の制御
- MLCCの技術動向
- 小型、大容量化
- 車載に向けた高圧、高温化
- IoT、5Gに向けた低ESR、低ESL化
- 新しいコンデンサの試み
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)
1口
:
57,000円 (税別) / 61,560円 (税込)
(3名まで受講可)