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有機無機ハイブリッドの基礎と機能性コーティング膜への応用

有機無機ハイブリッドの基礎と機能性コーティング膜への応用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、有機無機ハイブリッドの概要から有機無機ハイブリッド材料の開発例、機能性コーティングへの応用展開までを解説いたします。

開催日

  • 2019年1月28日(月) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 有機無機ハイブリット材料に関連する技術者、品質担当者、管理者

修得知識

  • 有機無機ハイブリッド材料の特性、合成方法
  • 有機無機ハイブリッド材料の物性評価方法
  • 光硬化系有機無機ハイブリッドの開発例
  • ナノ粒子分散による有機無機ハイブリッド材料の調製方法
  • 有機無機ハイブリッド材料を用いたフレキシブルハードコート

プログラム

 有機無機ハイブリッドは、無機ナノ材料と有機ポリマーがナノ分散することで合成することができ、無機物や有機物の単独では得られない特性、それぞれの物性のトレードオフの解消など、機能性材料としての様々な特徴を有しています。それらのナノ分散には、無機材料と有機ポリマーの界面制御が必要で、共有結合や水素結合などの相互作用を活用することができます。無機成分の合成には、ゾルゲル法が一般的な方法として知られていますが、反応性基を持ったシルセスキオキサンやナノ粒子などをビルディングブロックとして用いる有機無機ハイブリッドが注目されています。これらの有機無機ハイブリッドは、コーティング材料として非常に有用で、屈折率をコントルールできる光学薄膜やフレキシブルハードコートなど、応用性に富んだ実用材料として注目されています。
 本講演では、有機無機ハイブリッドの概要と演者らが研究してきた新しいハイブリッド材料の開発と機能性コーティングへの応用展開について紹介します。

  1. 有機無機ハイブリッドの基礎
    1. 有機無機ハイブリッドとは
    2. 有機無機ハイブリッドの合成法
    3. 有機無機ハイブリッドに期待される特性
  2. ポリシルセスキオキサンによる有機無機ハイブリッド
    1. ポリシルセスキオキサンとは
    2. 光硬化系有機無機ハイブリッドの開発
    3. エン – チオール反応による有機無機ハイブリッドの開発
    4. フレキシブルおよび自己修復性コーティングへの応用
  3. ナノ粒子分散による有機無機ハイブリッド
    1. ナノ粒子分散の課題
    2. シリカナノ粒子空隙を応用した低屈折率コーティング
    3. ジルコニアナノ粒子分散による高屈折率コーティング
  4. おわりに
    • 質疑応答

講師

  • 松川 公洋
    京都工芸繊維大学 新素材イノベーションラボ
    特任教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 第1グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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