衝撃工学の基礎と衝撃緩衝・吸収特性の評価および強度設計への展開
~現実的かつ安全性を考慮した構造物の耐衝撃設計に大きく役立つ、衝撃工学の正しい知識~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、衝撃工学の基礎から解説し、衝撃変形の評価、耐衝撃設計のアプローチについて詳解いたします。
また、実際に衝撃変形試験を行うためのノウハウを動画等を使って詳しく説明いたします。
開催日
-
2018年10月24日(水) 10時30分
~
16時30分
受講対象者
- 衝撃問題を取り扱う必要がある技術者
- 強度設計に衝撃工学を応用したい方
- 自動車
- 航空機
- 精密機器
- 機械材料 (鉄鋼、アルミニウム) 等
- 材料・構造体の衝撃変形試験方法 (スプリット・ホプキンソン棒法) を学びたい方
修得知識
- 衝撃工学の基礎知識
- 衝撃問題における実験技術
- 耐衝撃設計へのアプローチの基礎
プログラム
「衝撃」は身近に存在する衝突 (自動車など輸送機器) 、落下 (携帯などの電子デバイス) のような実現象問題です。衝撃工学の正しい知識は、現実的かつ安全性を考慮した構造物の耐衝撃設計に大きく役立ちます。
本セミナーは、衝撃工学を学ぶ初学的な位置付けで、基礎知識を重視した内容です。さらに様々なケーススタディーを通して、実用的な衝撃工学の知識とその応用として衝撃緩衝・吸収特性評価へのアプローチを解説します。
- はじめに ~衝撃変形とは?~
- 衝撃工学の基礎知識
- 材料力学の教科書における衝撃問題
- 応力波伝播の基礎知識
- 応力波伝播による弾性変形
- 応力波の入射、透過、反射
- 応力波の伝播問題に関するケーススタディー
- 応力 – ひずみ関係 (材料構成式)
- ひずみ速度依存性
- 金属材料の衝撃変形:転位運動の熱活性化理論
- 衝撃変形における材料・構造体の応力 – ひずみ関係の計測方法
- 衝撃試験計測で落ち入りやすいミス
- 一般的な衝撃試験の計測手法 (ひずみゲージによる測定)
- 高速度カメラを使用した衝撃現象の観察
- 代表的な衝撃試験方法
- スプリット・ホプキンソン棒法
- ワンバー法
- 落錘試験
- その他
- スプリット・ホプキンソン棒型衝撃試験装置の使用方法と応用
- 実験できる条件
- 必要な計測機器
- 試験装置の設計および設置に必要なノウハウ
- 実際の実験風景
- 実験結果の解析方法
- まとめ
- 衝撃における有限要素解析
- 衝撃問題における有限要素解析
- 陽解法を使った解析
- 材料構成式の重要性
- 耐衝撃設計における有限要素解析の利便性
- 衝撃工学に関するケーススタディー
- 鉄鋼材料、アルミニウム合金の衝撃変形特性 (データの紹介)
- 衝撃緩衝・吸収エネルギー評価とその応用
- 発泡高分子材料、発泡アルミニウムなどのセル構造体の衝撃変形
- 流体 – 構造連成解析を利用した発泡高分子材料の圧縮変形挙動評価
- 低強度材料のひずみ速度依存性 (例:生体模擬材料への応用)
- その他
- まとめ
講師
山田 浩之 氏
防衛大学校
システム工学群
機械工学科
准教授
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
- 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
- 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
- 他の割引は併用できません。