技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

有機ELに関する発光効率向上、部材開発、新しい用途展開

有機ELに関する発光効率向上、部材開発、新しい用途展開

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年6月14日(木) 10時00分 17時20分

受講対象者

  • 有機ELの応用製品に関連する技術者
    • ディスプレイ
    • 携帯電話
    • タッチパネル
    • 車載用パネル
    • 照明 など
  • 有機ELの封止・バリア技術に関心のある技術者・研究者など

プログラム

第1部 有機ELの構造、発光メカニズム、各種応用展開

(2018年6月14日 10:00〜12:00)

  1. 有機ELの全体動向
  2. 有機ELのフレキシブル化の意味
    • フレキシブル基板
    • フレキシブルへの要求
    • 超薄板ガラス
    • ステンレス箔
    • バリアフィルム
  3. フレキシブル有機ELディスプレイ
    • 製造プロセス
    • 事業動向
  4. フレキシブル有機EL照明
  5. ITO代替電極
    • ITO代替電極の必要性
    • ITO代替電極の候補技術
    • 導電ポリマー
    • 銀ナノワイヤー
    • 有機ELへの応用
    • 質疑応答

第2部 有機EL向け塗布型ホール注入材と、その導電性発現のメカニズム

(2018年6月14日 12:40〜14:00)

 本講演では、有機EL素子におけるホール注入層の役割と、塗布成膜の利点を紹介する。また、当社の塗布型ホール注入材を例に挙げ、導電性発現のメカニズムについて、キャリア電流量とキャリア密度を相関付けて、紹介する。

  1. 有機EL素子におけるホール注入層
    1. ホール注入層の素子性能面での役割
    2. ホール注入層のパネル製造プロセス面での役割
    3. 代表的なホール注入材料
    4. ホール注入層の成膜方式の比較
  2. 当社開発の塗布型ホール注入層の特長
    1. インクとしての特長
    2. 薄膜としての特長
    3. 素子性能面での特長
  3. ホール注入材の導電性発現メカニズム
    1. 導電性評価の指標となる物性値
      • 電流密度
      • キャリア移動度
      • キャリア密度
    2. 各種物性値の測定法
    3. 材料評価の実例と、導電性発現のメカニズムに関する考察
    • 質疑応答

第3部 有機EL材料の精密塗布、塗工技術について

(2018年6月14日 14:10〜15:30)

  1. 有機EL材料の精密塗布、塗工技術の概要
  2. 塗工方式分類比較と塗工理論
  3. 装置の基本構成
    1. スロットダイ
    2. ギャップセンサー
    3. 基板吸着機構
    4. ダイ走行・昇降機構
    5. ダイ先端洗浄機構
    6. 塗工液供給ポンプ・タンク
    7. 自動ゼロセット機構
    8. 制御システム・制御ソフト
    9. 装置の要求特性
      • 塗工膜厚
      • 液粘度
      • 塗工速度
      • 塗工幅
      • 対応基板サイズ 他
  4. 装置の動作
    1. 基板セット
    2. 基板厚み変動測定
    3. 塗工
    4. ダイ先端洗浄
    5. WET膜厚測定・膜厚調整
  5. OLED塗工膜厚例
    • 乾燥後測定
    • 質疑応答

第4部 有機EL用封止材の耐水性・ガスバリア性向上

(2018年6月14日 15:40〜17:00)

 有機EL用封止材の特徴と要求性能について、評価法の具体例を交え紹介する。また、実装評価における課題と、高感度水蒸気透過率測定法についても併せて述べる。

  1. 有機EL用封止材について
    1. 使用される樹脂系
    2. 封止材への要求特性
    3. 樹脂の評価手法
    4. 高分子材料の水蒸気透過率
  2. 水蒸気バリア性付与について
    1. 有機 – 無機複合化によるバリア性付与
    2. 金属蒸着によるバリア性付与
  3. 水蒸気バリア性評価
    1. JIS法
    2. 高感度水分透過率測定法
  4. デバイスを用いた実装評価 (有機ELへの応用)
    1. デバイスの構成例
    2. 特性評価の具体例
    3. 封止材の実装評価における課題
    4. 実装における水蒸気透過モデルの考察
    • 質疑応答

講師

  • 向殿 充浩
    有機デバイスコンサルティング
    代表
  • 遠藤 歳幸
    日産化学工業 株式会社 材料科学研究所 先端材料研究部
  • 近藤 尚城
    中外炉工業 株式会社 新規事業本部 コンバーテックグループ 技術部 技術2課
  • 若林 明伸
    株式会社MORESCO 有機デバイス材料開発部 デバイス材料事業部
    担当課長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー