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ミリ波透過・対応材料の設計、自動車や5Gなどへの応用、その評価

ミリ波透過・対応材料の設計、自動車や5Gなどへの応用、その評価

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年12月6日(水) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 ミリ波やレーダー波に対応する材料とその応用について

(2017年12月6日 10:00〜11:10)

 次世代自動車などにおいてミリ波利用が注目されている昨今、これまで以上に高性能な通信システムが求められています。各種ミリ波回路設計や設計・製作に用いる材料や電気特性評価法について解説します。

  1. 各種材料の高周波対応と電気特性評価について
    1. 各種材料の電気的特性
      1. 比誘電率
      2. 誘電体損失
      3. その他
    2. ミリ波複素比誘電率評価法とその応用
      1. ミリ波測定法の分類
      2. 低損失材料測定法
      3. その他
  2. ミリ波回路設計やその周辺部材への応用
    1. ミリ波集積化回路
    2. ミリ波フィルタ
    3. ミリ波誘電体
    4. その他
  3. 今後の展望
    • 質疑応答

第2部 新しい低誘電多層材料の材料設計、ミリ波レーダー対応

(2017年12月6日 11:20〜12:30)

 近年、自動車安全運転支援システムや第5世代移動通信に代表されるミリ波帯信号の活用を目的とした研究開発が盛んである。本講座はそのようなデバイスに用いられるミリ波に対応した基板材料に関する話題を中心に解説する。

  1. 高周波基板材料の技術・開発動向
    1. 高周波基板市場動向
    2. 高周波基板への要求特性
  2. 積層基板材料
    1. 製造方法
    2. 基板材料への要求特性
    3. 絶縁樹脂材料
    4. ガラスクロス
    5. 銅箔
  3. 高周波基板への取り組み
    1. 高周波特性評価技術
    2. 日立化成高周波基板の紹介
    3. ミリ波デバイスへの応用展開
    • 質疑応答

第3部 金属調光沢の高分子フィルムの開発

(2017年12月6日 13:10〜14:20)

 ポリマー鎖中に色素を導入した含色素ポリアニリン類縁体のフィルムは金属調光沢を示し、構成色素を変更することで多彩な色調の光沢フィルムを作製できる。 本講演では、ポリアニリン類縁体の合成、および光学特性、電磁波透過性などの特性について紹介する。

  1. はじめに
  2. 含色素ポリアニリン類縁体の合成
  3. 含色素ポリアニリン類縁体の特性
    1. 光沢度
    2. 電磁波透過性
    3. 表面硬度
      1. 引張強度
      2. 引っかき硬さ
    4. 光安定性
    5. 耐候性
  4. まとめ
    • 質疑応答

第4部 イプシロン型 – 酸化鉄の超高周波ミリ波吸収特性とその応用

(2017年12月6日 14:30〜15:40)

  1. ミリ波吸収メカニズムと金属置換によるミリ波吸収特性の制御
  2. イプシロン酸化鉄の自然共鳴現象によるミリ波吸収
  3. 金属置換による磁気特性およびミリ波吸収周波数の制御
  4. イプシロン酸化鉄のミリ波磁気回転性能
  5. 今後の展望
    1. 不要な電磁波を吸収しミリ波の伝送を安定化するミリ波ノイズ低減材料として可能性
    2. その他
    • 質疑応答

第5部 ミリ波やマイクロ波透過材料および減衰材料の特性と評価法

(2017年12月6日 15:50〜17:00)

 レドーム、カバー、エンブレムおよび気密窓など、良好な透過性を必要とする材料や電波吸収体、アッテネータ、ノイズサプレッションシート、シールド材料および加熱材料など、電波の吸収及びシールドを必要とする材料などの各種測定技術、測定方法および測定における注意事項について述べます。

  1. 透過性、シールド性および電波吸収性を必要とする材料
    1. 透過性を必要とする材料
    2. 電波のシールド性を必要とする材料
    3. 電波吸収を必要といる材料
  2. 各種測定技術
    1. 治具を必要とする方法とフリースペース法
    2. スカラー量を用いる方法とベクトル量を用いる方法
  3. 目的に応じた測定方法と注意事項
    1. レドーム、カバー、エンブレム、気密窓
    2. シールド性を必要とする場合
    3. 電波吸収性を必要とする場合
      • 電波吸収シート
      • アッテネータ
      • ノイズサプレッションシート
    • 質疑応答

講師

  • 清水 隆志
    宇都宮大学 大学院 工学研究科 機能創成研究部門 (電気系担当)
    准教授
  • 谷川 隆雄
    日立化成 株式会社 開発統括本部 エレクトロニクス関連材料開発センタ 積層材料開発部
  • 藤本 信貴
    住友精化 株式会社 機能化学品事業部
    グループリーダー
  • 大越 慎一
    東京大学 大学院 理学系研究科 化学専攻
    教授
  • 鈴木 洋介
    キーコム 株式会社
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
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