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軟磁性材料の磁気特性の測定・評価ノウハウ

軟磁性材料の磁気特性の測定・評価ノウハウ

~軟磁性材料を中心とした測定の考え方と技術~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、磁気測定の初めての方も熟練した方も正確な測定を行えるように、基礎から応用まで実演も交えて幅広く解説いたします。

開催日

  • 2017年10月25日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 磁性材料の応用分野の技術者、研究者
    • モータ
    • トランス
    • インダクタ
    • 電流センサ
    • 記録媒体 など

修得知識

  • 軟磁性材料の種類や用途
  • 軟磁性材料の主な磁気特性
  • 軟磁性材料の特性評価方法
  • 軟磁性部品の特性評価方法
  • 磁気特性評価のノウハウ

プログラム

 モータやトランス、インダクタ、電流センサ、記録媒体など、軟磁性材料は多岐の分野に利用されています。誰でも軟磁性材料の測定評価ができるように、考え方と技術を紹介いたします。実演も交え、磁気測定の初めての方も熟練した方も、正確な測定を行えるように、磁気測定のノウハウなど基礎から応用まで幅広くご紹介いたします。

  1. 身の回りの磁性材料
    1. 磁性材料の種類
    2. 軟磁性材料の形状
    3. 軟磁性材料の用途
    4. 軟磁性材料の使用例
  2. 磁気特性測定の基礎
    1. 磁性材料の交流磁気特性
    2. 交流磁気特性の測定原理
    3. 磁気特性を測る測定器
    4. 材料の形状に合わせた測定方法
      1. 単体で閉磁路を構成できるもの
      2. 単体では閉磁路を構成できないもの
    5. 試料定数の求め方
      1. トロイダルコア
      2. E Iコア
    6. 材料評価と部品評価の差異
    7. 交流磁気特性測定で得られるパラメータの種類
    8. 各種磁気パラメータの求め方
      1. 基本原理
      2. Hm, Bm, Hc, Br, Br/Bm, 2Φm
      3. Pc, Pcv, Pcm, θ, μa
      4. μ’, μ”, θ, L
    9. B – Hアナライザとインピーダンスアナライザ/LCRの測定差異
  3. コアロス測定
    1. コアロスとは?
    2. 大きい方が良い?小さい方が良い?
    3. 軟磁性材料への低損失化が求められる理由
    4. 高精度なコアロス測定
      1. 測定規格
      2. 波形記憶装置方式
      3. CROSS – POWER方式
      4. 各方式の比較
      5. 高確度な測定の実現方法
    5. コアロスと位相角の関係
    6. ゼロを測るのは難しい (低損失材料の損失評価時の課題)
  4. 主な磁気特性の特長
    1. 温度によって変化する磁気特性
      1. 飽和磁束密度[Bs]
      2. コアロス
    2. 材料の種類と透磁率
    3. 透磁率の特長
    4. 材料の用途と保磁力
    5. 残留磁束密度の特長
  5. 交流磁気特性の測定
    1. 測定前の確認項目
    2. 計算シートを用いた測定試算
    3. 試料への巻き線の仕方
    4. 測定条件の設定
      1. 設定の種類
      2. Hm指定法
      3. Bm指定法
      4. 測定シーケンス
    5. B – Hアナライザを用いた実測 (※実演)
    6. 材料評価と部品評価の差異
      1. 材料は巻き線の損失を除いて評価
      2. 部品は巻き線の損失も含めて評価
  6. 形状により変化する磁気特性
    1. 素材の特性を知ることが必要
    2. 単板測定
      1. 単板とは?
      2. 単板を使用した製品
      3. 単板測定方式の種類と特長
      4. エプスタイン法
      5. SST (励磁電流法)
      6. SST (Hコイル法)
      7. 単板磁気測定装置への要望
      8. 新方式の測定原理
      9. フェライトシートの測定例
  7. 直流重畳により変化する磁気特性
    1. 実動作に近い特性評価が必要
    2. チップインダクタの測定例 (パルス測定)
    3. トロイダルコアへの直流重畳測定方式
    4. チップインダクタへの直流重畳測定方式
    5. 直流重畳測定装置への要望
    6. 直流重畳新方式の特長
    7. 直流重畳測定例の紹介
  8. 目に見えない現象に注意
    1. 共振
    2. 渦電流

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
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