技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医用・ヘルスケア用センサ、デバイスの開発手法とその実際

医用・ヘルスケア用センサ、デバイスの開発手法とその実際

~早期診断用の生体ガス用センサ、無線式マウスガード型センサ、無電源な人工膵臓~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオセンサの基礎から、最近のバイオデバイスの研究動向や商品開発を示し、医療や健康福祉、環境科学への応用も含めて解説いたします。

開催日

  • 2017年8月24日(木) 13時00分 17時00分

プログラム

 日常生活を舞台とする「先制医療」が不可欠となり、非侵襲での生体計測用センサが求められています。生体ガス (呼気・皮膚ガス) による癌などの疾病・代謝の早期診断への期待も高まっており、また生体成分を対象とする次世代ウエアラブルセンサが必要とされています。
 本セミナーでは、疾病や代謝に伴い生成される呼気ガス成分 (アセトン、イソプロパノール、トリメチルアミン、ノネナールなど) を計測が可能な高感度な「生化学式ガスセンサ」、そして非侵襲でのガス計測を簡便に行える「生体ガス可視化システム (探嗅カメラ) 」、また次世代ウエアラブルデバイスである「キャビタス (体腔) センサ」として、「柔軟なコンタクトレンズ型センサ」、無拘束計測が可能な「マウスガード型センサ」、そしてセンサ技術を応用し生体成分よりエネルギーを獲得し「自立駆動する人工臓器 (膵臓など) 」、「高出力バイオ電池」などを紹介します。さらに、最新の研究動向と将来の医療デバイスの展望についても詳解します。

  1. 早期診断のための呼気成分 (生体ガス) 用の高感度ガスセンサ
    1. 薬物代謝機能に基づく高選択性ガスセンシング
    2. 遺伝疾患:魚臭症候群に起因するトリメチルアミン用ガスセンサ
    3. 糖尿病&脂質代謝の呼気評価を可能とするアセトン用ガスセンサ
    4. アセトン用ガスセンサを用いた呼気計測による脂質代謝評価の実際
    5. アセトン用ガスセンサを用いた呼気計測による糖尿病評価の応用
    6. 加齢臭成分ノネナール用ガスセンサと皮膚ガス計測応用
    7. 口臭成分メチルメルカプタン用ガスセンサ
    8. 高感度な生化学式ガスセンサの応用展開
  2. 非侵襲診断のための生体ガス成分の可視化システム (探嗅カメラ)
    1. 化学発光技術を用いた呼気成分の画像化および濃度計測
    2. 可視化システムの呼気成分の画像化応用 (アルコール代謝評価:エタノール)
    3. 可視化システムの呼気成分の画像化応用 (アルコール代謝評価:アセトアルデヒド)
    4. バイオ蛍光法技術を使った高感度な生体ガス可視化システム
    5. 皮膚ガス成分の高感度可視化計測 (エタノール・アセトアルデヒド)
    6. 可視化システムの応用展開
  3. 先制医療のためのウエアラブル&キャビタス (体腔) センサ
    1. 医療機器としてのウエアラブル&キャビタスセンサの開発
    2. ソフトコンタクトレンズ型バイオセンサ
    3. 柔軟な生体適合性ポリマーのセンサ利用
    4. 結膜嚢での涙液グルコースの連続モニタリングと血糖値評価
    5. ウエアラブル酸素センサと経皮ガス計測
    6. マウスピース (マウスガード) 型センサ
    7. 硬質な生体適合性材料のセンサ利用
    8. 無線機能付きマウスガード型センサデバイスの開発
    9. BLEマウスガード型センサによる無拘束での口腔情報モニタリング
  4. センサ技術を用いた人工臓器 (膵臓等) ・高出力バイオ電池の開発
    1. 人工臓器のための化学エネルギー駆動素子 (有機エンジン)
    2. 血液成分 (血糖) からの力学エネルギーハーベスティング
    3. 血糖にて駆動する薬物放出システム
    4. 無電源・自立駆動式人工膵臓のモデルシステム
    5. グルコースにて駆動する人工筋肉 (ケミカル駆動義手への展開)
    6. 人工膵臓:ケモメカによるグルコース濃度制御システム
    7. 空気バイオ電池 (高出力な生体成分エネルギーハーベスティング)

講師

  • 三林 浩二
    東京医科歯科大学 生体材料工学研究所
    教授 / 副理事

会場

株式会社オーム社 オームセミナー室
東京都 千代田区 神田錦町3-1
株式会社オーム社 オームセミナー室の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 43,000円 (税別) / 46,440円 (税込)
1口
: 56,000円 (税別) / 60,480円 (税込) (3名まで受講可)

割引特典について

  • 複数名 同時受講:
    1口 56,000円(税別) / 60,480円(税込) (3名まで受講可能)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/22 医療機器開発の為の生物学的安全性評価の基礎と評価手法 オンライン
2024/5/22 医療機器 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2024/5/24 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/5/24 GCP調査に向けたSOPの作成と管理並びにTMFの整備 オンライン
2024/5/27 医療・ヘルスケア分野参入に向けた新規事業・研究開発テーマ企画応援 全2日間セミナー オンライン
2024/5/27 新規事業・研究開発テーマ企画の心得と戦略 オンライン
2024/5/27 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (全2コース) オンライン
2024/5/27 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (Aコース 基礎編) オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (中級) オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/5/28 QMSR徹底解説 (初級講座) オンライン
2024/5/29 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/5/29 欧州医療機器規則 (MDR) において要求されている市販後活動とその要求事項 オンライン
2024/5/29 医療機器開発の為の生物学的安全性評価の基礎と評価手法 オンライン
2024/5/29 医療機器開発のための医療ニーズ/情報収集と開発戦略のポイント オンライン
2024/5/29 再製造単回使用医療機器 (R-SUD) 規制の理解と承認申請に向けた方策について オンライン
2024/5/30 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (Bコース 実務編) オンライン
2024/5/30 プレフィルドシリンジ製剤の設計開発と材質特性・規制から見る課題解決 オンライン
2024/5/30 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/5/30 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/9/30 5G時代のデジタルヘルスとその事業化
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/4/6 Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置
2021/11/10 医療機器製造におけるバリデーション基礎講座
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略 (製本版 + ebook版)
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略
2021/3/15 体温計 (CD-ROM版)
2021/3/15 体温計
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例