技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

強い特許を創出するための発明のヒアリング技術とまとめ方

強い特許を創出するための発明のヒアリング技術とまとめ方

~効率的で過不足の無い発明の聞き取り方法を伝授~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年6月13日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 知的財産部の方や技術開発の現場で特許リエゾン活動をしている方は、「研究者、技術者の負担を減らすために発明の届出は簡単にしたいが、強い特許を取得するためには質的に異なる複数の実施例を記載した説明書が欲しい」といった矛盾を抱えていることでしょう。この矛盾を解決する方法が、知財担当者に求められる発明のヒアリング技術です。
 研究者、技術者には技術開発の成果を、A4判1枚の発明提案書に記載して提出してもらいます。知的財産の担当者は、提出された発明提案書の中から有望そうな案件についてヒヤリングすることで、より詳しい内容を聞き出します。聞き出した内容は、発明の骨格である4つの要素と発明の外延を広めるための複数の実施例を加えた「発明説明書」を完成させます。企業として強い特許を生み出し続けるためには、自社の技術に精通した知財担当者自らが、発明を掘下げ、展開・強化するための「ヒアリング技術」を身につけて、価値の高い特許創出支援を継続的に実践していくことが必要です。
 このセミナーでは、個人の勘や経験に頼りがちな「発明のヒアリング」(発明の聞き取り)という作業を、発明の4要素の相互関係をたどることで、より論理的に行うためのポイントを習得します。

  1. 発明のヒアリングとは
    1. 権利関係等についてのヒアリング
    2. 発明の内容についてのヒアリング
  2. 特許意識の啓蒙と種まき
    1. 特許リエゾンの守備範囲
    2. 特許が取得できるための条件
    3. 発明の完成の過程
  3. 発明の本質の把握
    1. 発明の本質とは
    2. 発明の4要素の関係
    3. 発明把握の2つのアプローチ
    4. 発明把握の第3のアプローチ
    5. 発明的なものの見方
  4. 発明の本質の表現
    1. 技術の言語的表現の最小単位
    2. モノ、コトの概念定義
  5. 発明のヒアリングのポイント
    1. 課題の捉え方と原因追究
    2. 問題の根本原因分析
    3. 課題の捉え方とアイデア
  6. 発明の変形例、具体例の展開
    1. 発明展開の観点
    2. 種類を変えて発明を展開する
  7. 聞き取った内容のまとめ方
    1. 発明の全体像
    2. 発明の論理的説明
    3. 発明提案書の構成
    4. 簡単な発明提案書の例
    5. 発明の抽象的概念の記載項目
    6. 発明の具体的概念の記載項目
  8. 演習 (発明のヒアリングのシミュレーション)
    • 質疑応答

講師

  • 長谷川 公彦
    アイディエーション・ジャパン 株式会社
    取締役 CTO

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/17 国内外のAI法規制と企業のAIリスク対策 オンライン
2024/9/18 強い特許クレームの書き方から他社特許発明の分析方法とその対応 オンライン
2024/9/18 英文契約書の読み方・書き方基礎講座 オンライン
2024/9/20 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 オンライン
2024/9/20 生成AI/ChatGPTによる特許調査・知財業務の高度化 オンライン
2024/9/20 記載要件に基づいて特許を読み込めますか? 書けますか? オンライン
2024/9/23 技術者・開発者がゼロから学べる知財の基礎からノウハウまで オンライン
2024/9/25 生成AIを活用した近未来の知財戦略 オンライン
2024/9/26 レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、知財戦略 オンライン
2024/9/27 AI、生成AIによる知財業務の効率化、スピード化 オンライン
2024/9/27 特許請求の最新事例をふまえた遺伝子治療/再生医療の特許戦略 オンライン
2024/9/27 生成AI/ChatGPTによる特許調査・知財業務の高度化 オンライン
2024/9/27 国内外のAI法規制と企業のAIリスク対策 オンライン
2024/10/1 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 オンライン
2024/10/4 新規モダリティの事業価値評価とGO/No-go意思決定のポイント オンライン
2024/10/8 特許情報調査の基本と競合他社調査および技術テーマ調査、技術動向分析の進め方 オンライン
2024/10/8 共同研究/開発契約の進め方と秘密保持契約の対応ノウハウ オンライン
2024/10/9 生成AIを活用した近未来の知財戦略 オンライン
2024/10/9 新規モダリティの事業価値評価とGO/No-go意思決定のポイント オンライン
2024/10/11 数値限定発明、パラメータ発明の特許要件と強い特許明細書の作成 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/1 パテントマップの全知識 (増刷改訂版)
2013/12/20 紙おむつ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/12/20 紙おむつ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/10/20 TI〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/10/20 TI〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/13 不織布〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/13 不織布〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/20 油圧機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/20 油圧機器 技術開発実態分析調査報告書