技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

実際に現場で役立つウェットコーティングにおける不良発生原因とその対策

実際に現場で役立つウェットコーティングにおける不良発生原因とその対策

~精密塗布技術の基礎と現場における問題点とその解決策~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、精密塗布技術を機能性フイルムの実用化等に応用展開する場合の技術的な課題やポイントについて解説し、開発段階で考慮すべき課題(処方設計・塗布技術・送液技術)などについて詳解いたします。

開催日

  • 2015年10月21日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 精密塗布に関連する技術者
  • ウェットコーティングに関連する技術者

修得知識

  • 精密塗布の基礎
  • ダイコート・グラビアコートの不良発生原因と対策方法
  • 精密塗布の要素技術・周辺技術

プログラム

精密塗布技術を機能性フイルムの実用化等に応用展開する場合の技術的な課題やポイント、さらに、開発段階で考慮すべき課題 (処方設計・塗布技術・送液技術) などについて言及したい。 本セミナーでは、特に現場技術者から要望の強い、塗布現場で発生すると思われる問題点を重点的に検討し、その対策方法について述べる。具体的には、機能性フイルムの実用化時に多く利用されているダイコートの現場課題 (異物、ゴミ、塗布スジ、塗布ムラ、膜厚分布の不均一化、泡…etc) とグラビアコートの現場課題 (ブレード、グラビアロールの管理、スジ故障、シワ、スクラッチ…etc) 等を中心に現場技術者に役立つ内容にまとめた。
  1. 精密塗布技術の位置付け
    1. 塗布技術の位置付け (処方設計・塗布技術・送液技術)
    2. よく利用されている塗工方式 (ダイ、マイクログラビア・・・等)
    3. 各コーターの特徴,塗布量Control方法
    4. 設備技術の対応
      1. 先端形状の加工仕上げ精度の向上
      2. 先端への超硬合金、HIP技術の導入
  2. 各コーター実用化時の現場で発生する問題点とその解決策
    1. ダイコート で発生する問題点とその解決策
      1. 塗布スジ対応の発生原因と対応
        1. ダイ先端部への泡のトラップ
        2. ダイ先端部へのブツ (異物) のトラップ
        3. ベースに付着しているゴミ (異物) のトラップ
        4. ダイ先端部またはスリット部での塗液の乾き
        5. ダイ先端エッジ部でのベース削れ
      2. 塗布ムラ (横段ムラ、塗布ムラ、乾燥ムラ)
      3. 機能性フイルムのクリーン化技術 (異物、ゴミ対策)
      4. 巾方向の膜厚分布の均一化対応
      5. ダイの最新の課題・問題点
    2. Micro Gravure Coatで発生する現場の問題点とその解決策
      1. 塗布量管理
      2. 液濃度の変化
      3. ブレード管理
      4. スジ故障
      5. ムラ故障
      6. 厚さの不均一対応
      7. シワ
      8. Scratchの問題
      9. Rainbow ムラ
      10. ブレード、グラビアロールの最新の課題
    • 質疑応答

講師

  • 金子 四郎
    有限会社 金子技術事務所
    代表取締役

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/13 トライボロジーの基礎、メカニズムと表面分析 オンライン
2024/6/18 起泡・消泡の基礎および評価のポイント オンライン
2024/6/19 塗工 (スロットダイ、グラビア、バー、コンマ) の基礎と応用およびトラブル対策 オンライン
2024/6/19 塗布膜乾燥の基本とプロセス・現象・本質の理解&最適化と欠陥・トラブル対策 オンライン
2024/6/20 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/6/20 めっき技術/新めっき技術と半導体・エレクトロニクスデバイスへの応用・最新動向 オンライン
2024/6/20 グラビア製版・印刷の基礎と応用およびトラブル対策 オンライン
2024/6/21 フッ素樹脂をはじめとするPFASの基礎と欧州PFAS規制の動向および用途別の代替手段 オンライン
2024/6/24 シランカップリング剤のメカニズムと使用方法 オンライン
2024/6/25 界面・表面、応力影響、剥離・破壊の基本知識と密着性の改善技術と評価方法 東京都 会場・オンライン
2024/6/25 分子プレカーサー法による機能性薄膜の形成と応用事例 オンライン
2024/6/26 フィルムの乾燥プロセス技術とトラブル対策 オンライン
2024/6/26 UV塗料の設計における必須基礎知識と今後の塗料設計の留意事項 オンライン
2024/6/27 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2024/6/27 ぬれ性の基礎と滑水性の評価・制御 オンライン
2024/6/27 ダイ塗布プロセスの欠陥メカニズム・課題と対策 オンライン
2024/6/28 グラビア製版・印刷の基礎と応用およびトラブル対策 オンライン
2024/7/2 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場・オンライン
2024/7/4 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/7/5 UV塗料の設計における必須基礎知識と今後の塗料設計の留意事項 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/12/27 押出成形の条件設定とトラブル対策
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書