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「ポリウレタン」「エポキシ樹脂」「ポリイミド」 セミナー

全3コース 樹脂入門・活用講座

「ポリウレタン」「エポキシ樹脂」「ポリイミド」 セミナー

東京都 開催 会場 開催

概要

本コースは、「ポリウレタン」「エポキシ樹脂」「ポリイミド」のセミナーをテーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
3テーマ 通常受講料 : 133,380円(税込) → 3コース申込 割引受講料 112,860円(税込)
2テーマ 通常受講料 : 92,340円(税込) → 2コース申込 割引受講料 76,950円(税込)

開催日

  • 2015年9月14日(月) 10時30分 16時30分
  • 2015年9月17日(木) 10時30分 16時30分
  • 2015年9月28日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ポリウレタンに関連する技術者、品質担当者
    • 塗料
    • 繊維・衣類
    • 接着剤
    • 車両・航空機・船舶・輸送機器
    • 自動車内装品、クッション
    • エンジンのシール・防音
    • ロール・パッキン
    • 医療器具 (ウレタン硬化剤)
    • 人工臓器のシール
    • 保温材・保冷剤
    • 建築材料・内装
    • シール材
    • 各種フィルタ
    • エラストマー
    • ウレタンフォーム など
  • これからポリウレタンを扱う方
  • ポリウレタンで課題を抱えている方

修得知識

  • ポリウレタンの基礎
  • ポリウレタンの物性・構造の制御方法
  • ポリウレタンの特性と評価方法
  • ポリウレタンの高機能化の技術動向

プログラム

2015年9月14日「ポリウレタンにおける原料の特徴・構造および物性制御と高機能化」

 ポリウレタンはフォーム、塗料、接着剤、シーラント、エラストマーの他にレンズ材料として伸長している多様性をもったポリマーである。
 本講座では、その基礎知識から最新の技術動向について、理解してもらうことを主旨とする。ポリウレタンの基礎では、特にイソシアネートの種類と特徴について紹介した後、ポリウレタンの用途ならびに構造と物性について概説する。さらに、ポリウレタン特有の評価方法および測定事例について紹介する。最後に、ポリウレタンの高機能化手法と特許からみた技術動向について説明する。

  1. 第1部 ポリウレタンの基礎
    1. ポリウレタンとは
      1. ポリウレタンの特徴
      2. 他のポリマーとの相違
    2. ポリウレタンの用途と分類
      1. ポリウレタンフォーム
      2. CASE (塗料・接着剤・シーラント・エラストマー)
      3. その他 (メガネレンズ・弾性繊維他)
    3. ポリウレタンの原料の種類と特徴
      1. イソシアネート
        1. イソシアネートの種類と用途
          1. MDI
          2. TDI
          3. HDI
          4. IPDI
          5. H12MDI
          6. 特殊イソシアネート (XDI・H6XDI・NDI・NBDI等)
        2. イソシアネートの製造方法
        3. イソシアネートの反応マップ
        4. イソシアネート誘導体
          1. アロファネート・イソシアヌレート・ビュレット
          2. ウレトジオン・カルボジイミド・ウレトイミン
          3. ウレア・イミド・アミド他
      2. ポリオール
        1. ポリオールの種類と用途
          1. ポリエーテル類
          2. ポリエステル類
          3. ポリカーボート類
          4. その他
        2. ポリオールの製造方法
        3. 各種ポリオールのポリウレタンに与える物性
      3. その他の原料
        1. 鎖延長剤・架橋剤
        2. 添加剤
        3. 触媒
  2. 第2部 ポリウレタンの特性と評価方法
    1. ポリウレタンの構造と物性
      1. ポリウレタンの用途と構造
      2. ミクロ相分離構造とは
      3. ポリウレタンの合成方法と構造
        1. ワンショット法
        2. プレポリマー法
      4. ポリオールの分子量と官能基数の影響
      5. 架橋剤の影響
      6. イソシアネートの構造とポリウレタン物性
    2. ポリウレタンの評価方法
      1. 機械物性
      2. 熱的性質
      3. 固体粘弾性
        1. 軟質ポリウレタンフォーム
        2. 硬質ポリウレタンフォーム
        3. 接着剤
        4. シーラント
        5. エラストマー
  3. 第3部 ポリウレタンの高機能化
    1. ポリウレタンの高機能化
      1. 強度
      2. 耐熱性
      3. 透明性
      4. 黄変抑制
      5. 接着性
      6. 耐加水分解抑制
      7. 振動吸収
      8. 再生可能原料の活用
      9. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

“2015年9月17日「ポリイミドの基礎・入門と高性能化・高機能化を指向した分子設計と材料設

 エポキシ樹脂は、成形性、接着性、電気絶縁性、機械的強度、・・・と様々な特徴を持ち、多くの分野で便利に用いられている。エポキシ樹脂主鎖だけでなく、硬化剤をいろいろと選ぶことができるのと同時に、その種類によって物性が大きく変わることが特徴である。さらに、アプリケーションにより副資材を利用して、さまざまな機能を付与している。
 本講では、エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂に使われるさまざまな硬化剤の化学構造と、その硬化メカニズムの基礎を解説するとともに、副資材 (主にフィラー) の選定や機能化についてもあわせて説明する。

  1. 第1部 エポキシ樹脂の化学構造と特徴
    1. エポキシ樹脂の高分子構造
      1. 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
      2. エポキシ樹脂硬化物の分子構造
      3. エポキシ環の反応性とその特徴
    2. ビスフェノール型エポキシ樹脂の構造と特徴
      1. ビスフェノールA型樹脂の特徴と用途
      2. ビスフェノールA型樹脂の原料と合成
      3. ビスフェノール型のバリエーション
        • ビスフェノールF型樹脂
        • ハロゲン化樹脂
    3. ノボラック型エポキシ樹脂の構造と特徴
      1. フェノールノボラック型/クレゾールノボラック型
      2. ノボラック型エポキシ樹脂のバリエーション
    4. その他のエポキシ樹脂
      1. 環状脂環式、グリシジルエステル、グリシジルアミン、複素環式
      2. ビフェニル型、多環芳香族、水添脂環式
  2. 第2部 主な硬化剤と硬化メカニズムの基礎
    1. 硬化剤と活性水素
      1. 硬化剤の種類
      2. 活性水素
    2. アミン系硬化剤との反応
      1. アミン系硬化剤との反応
      2. アミン系硬化剤の種類と特徴
    3. ポリチオール硬化剤との反応
    4. 酸無水物系硬化剤との反応
      1. 酸無水物硬化剤との反応
      2. 酸無水物硬化剤の種類と特徴
    5. フェノール系硬化剤との反応
    6. その他の硬化剤
      1. イミダゾール
      2. DICY
  3. 第3部 副資材による機能化と耐熱衝撃性評価
    1. 副資材の種類と特徴
      1. 充填材の種類と特徴
      2. フィラーの用途
    2. フィラーを充填したエポキシ樹脂の機械的特性
      1. 弾性率、強度
      2. 破壊靱性
      3. ハイブリッド充填
    3. 無機フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐水性・耐食性
      1. エポキシ樹脂の耐酸性・耐アルカリ性
      2. フィラーを充填した樹脂への浸入と浸入抑制
    4. 耐熱衝撃性評価試験
      1. 熱衝撃と内部応力
      2. パッケージクラックとその改善
      3. 耐熱衝撃性試験方法
      4. 耐クラック性の定量的評価
      5. 熱衝撃特性に及ぼす水分の影響
    5. フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性評価
      1. 硬質フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性
      2. 軟質フィラーの効果とハイブリッド充填による耐熱衝撃性の傾向
      3. 高アスペクト比を有するフィラーの耐熱衝撃性
    • 質疑応答・名刺交換

2015年9月28日「ポリイミドの基礎・入門と高性能化・高機能化を指向した分子設計と材料設計」

 ポリイミドは最も代表的な耐熱性高分子である。耐熱性や力学特性等に優れるという基本的な高性能に加え、分子設計・材料設計の自由度が非常に高いことから、用途に応じて必要とされる機能を付与することができ、耐熱性が必要とされる分野で安心して使用できる材料である。
 本講座では、ポリイミドの基礎から応用展開に向けた分子設計・材料設計のポイントを具体例を挙げて解説する。

  1. ポリイミドとは
    1. 高分子の耐熱性
      • 物理的耐熱性と化学的耐熱性
    2. ポリイミドの特徴
    3. ポリイミドの分類
  2. ポリイミドの合成法とフィルム作製
  3. ポリイミドの基本物性
    1. 耐熱性、力学特性、その他の性質
  4. ポリイミドの分子設計と材料設計
    1. 非熱可塑性ポリイミド
    2. 熱可塑性ポリイミド
    3. 可溶性ポリイミド
    4. 熱硬化性ポリイミド
    5. ポリイミドの形状制御
      • ポリイミド微粒子
      • ポリイミド繊維
      • 多孔質化
    6. 機能化ポリイミド
      • 低誘電率化
      • 無色透明化
      • 高屈折率化
      • 難燃化など
  5. ポリイミドの複合化
    1. ポリイミド系アロイおよび分子複合材料
    2. 有機化クレイによる複合化
    3. ゾル-ゲル反応による複合化
    4. その他の複合化
  6. ポリイミドの炭素化、黒鉛化
    • 質疑応答・名刺交換

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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主催

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: 104,500円 (税別) / 112,860円 (税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 104,500円(税別) / 112,860円(税込)
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