その独特の商慣習、摘発強化の実態をふまえた
中国における商業賄賂防止対策
~リベートと割引の区別、景品の取り扱い、贈答行為、飲食・研修 (旅行) 、寄贈、スポンサー…ケーススタディで読み解く「アウト・セーフ判定」の実際~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、独特の商慣習、摘発強化の実態をふまえた商業賄賂防止策を詳解いたします。
開催日
-
2015年5月29日(金) 12時30分
~
16時30分
プログラム
近年の中国では、商業賄賂の摘発強化によって日系企業に関わる事件も増加しています。この「商業賄賂」は、公務員との間で収 受されるものに限らず、民間企業の取引においても成立します。この点で日本の「賄賂」と大きく異なり、中国には独特の商慣習が存在することも 相俟って、中国人従業員のみならず、日本人駐在員もその行為者として罰せられるリスクと隣り合わせにあります。 このような状況に危機感を覚える日本企業のため、商業賄賂に関する中国の最新実務を取り扱った注目の書籍『中国商業賄賂規制コンプライ アンスの実務』 (商事法務) が刊行されることになりました。そこで、商業賄賂に関する業務を長年にわたり取り扱われてこられた北京市金杜法律事 務所弁護士・劉新宇先生を講師にお招きして、豊富な事例をもとに注意点、予防・対応策をご説明いただく本セミナーを開催いたします。 中国において法令を遵守し、投資や販売などの事業収益の最大化を図るため、違法な賄賂と合法な贈答や接待とを区別する判断基準などを 知り、他社の事例も参考に、対中販売システム、現地投資管理体制を整備・調整していくことが重要となりますので、皆様のご参加をお待ち申し上 げます。
- 中国「商業賄賂」をめぐる基礎知識
- 頻発する商業賄賂の実態
- 「商業賄賂」とは何か
- 賄賂の手段
- 賄賂の主体
- 商業賄賂により問われる法的責任
- 犯罪を構成する賄賂行為
- 行政法違反となる賄賂行為
- 商業賄賂の民事責任 (損害賠償)
- 商業賄賂摘発の最新動向
- 商業賄賂摘発の世界的潮流
- 近年の中国における商業賄賂に対する摘発の強化
- 習近平新体制下の規制強化
- 中国企業の新たな対応
- 近年注目を集めた多国籍企業の事例
- ケーススタディで読み解く実務的な諸問題
事例1:企業設立・株式投資時の注意点
事例2:販売契約の有効性の保持
事例3:リベートと割引との区別
事例4:景品の取扱
事例5:贈答行為
事例6:飲食・研修 (旅行)
事例7:コミッション
事例8:販売宣伝活動の方法
事例9:シンポジウム、国際会議参加時の注意点
事例10:寄贈、スポンサー
事例11:代理店の起用と管理
事例12:日本人駐在員の管理責任、従業員の活動
事例13:財務帳簿の取扱
- 日常経営における商業賄賂の防止策と調査・捜査時の対応策
- 自ら賄賂行為を発見する方法及びその対応策
- 商業賄賂調査への対応策
- 日常経営における商業賄賂の防止策
- 実効性のある商業賄賂マニュアルの作成方法
- 政府当局への対応・働きかけの方法
[質疑応答]
講師
劉 新宇 氏
北京市金杜法律事務所
パートナー弁護士
主催
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お問い合わせ
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受講料
1名様
:
45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)
複数名
:
40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 40,000円(税別) / 43,200円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 86,400円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 129,600円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。