技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

シリンジ・注射剤容器における材料の選定・試験法と想定される問題点・企業の対応

シリンジ・注射剤容器における材料の選定・試験法と想定される問題点・企業の対応

~3極の医薬品包装規制の現状比較と重要相違点・留意点~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、3極の医薬品包装規制の現状比較と重要相違点・留意点を解説し、材料選定と試験による適合性確認の問題点やポイントを詳解いたします。

開催日

  • 2014年9月29日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医療機器申請に関連する担当者、管理者

修得知識

  • 日本薬局方について
  • 米国薬局方について
  • 欧州薬局方について
  • 医療機器申請基準について
  • 原材料マスターファイル制度について
  • ガンマ線滅菌について
  • 食品包装規制の最新動向
  • 包装材料に含まれる化学物質と健康影響要因
  • 化学物質のリスク評価方法とリスク管理について

プログラム

医薬品容器・医療機器用材料としてプラスチックとゴム、ガラスが主に使用され、日欧米では薬局方により試験法と規格が規定されている。現在、医薬品分野においては国際調和会議により3極の整合化が推進されているが、整合化完了は微粒子のみであり、3者の規制には多くの相違点がある。又、日本の医薬品容器の具体的規格は水性注射剤容器のみであり、欧米と比較して大きな違いが見られる。一方、シリンジ等の医療機器申請においては事務連絡信により原材料の記載要領が提示されているが、強制ではなく参考とされている。
日本では原材料のマスターファイル制度があるものの、医薬品容器と医療機器は未実施状態であり、又、ガンマ線滅菌のように産業界では汎用されているものの、法的位置付けが不明確な課題もある。企業としては、これらの現状を充分知った上で材料選定と試験による適合性確認が必要である。また、食品包装規制の最新動向、包装材料に含まれる化学物質とリスク評価方法、企業としてのリスク管理の進め方も紹介する。

  1. 包装を取り巻く環境
  2. 医療分野に使用される包装材料の概要 プラスチック・ゴム・ガラス、包装材料の使用割合 (食品包装)
  3. 医薬品規制の国際調和会議 (ICH) の進捗状況
  4. 日本の医薬品包装規制:日本薬局方 (JP)
  5. 米国の医薬品包装規制:米国薬局方 (USP)
  6. 欧州の医薬品包装規制:欧州薬局方 (EP)
  7. 3極の医薬品包装規制の現状比較と重要相違点・留意点
  8. 医療機器申請における原材料の記載基準
  9. 良くある質問
    1. 医療用原材料マスターファイル制度の現状
    2. 包装材料のガンマ線滅菌の現状と法的位置付け
  10. 医薬品・医療機器用材料のまとめ
  11. トピックス :食品包装規制を巡る最新動向 (医療分野への影響)
  12. 包装材料に含まれる化学物質と健康影響要因
  13. 化学物質のリスク評価の基本的考え方
  14. 企業におけるリスク管理の進め方と事例
  15. まとめー企業としての対応―
  16. 参考資料と情報入手先
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第2講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/6 TPPを有効活用した医薬品開発のプロジェクトマネジメントと事業価値評価・意思決定 オンライン
2024/9/7 医療機器規制入門セミナー オンライン
2024/9/11 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 ファーマコメトリクス/クリニカルファーマコメトリクス オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/9/30 5G時代のデジタルヘルスとその事業化