技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

小形風力発電の現状と課題

発電システムと設置事例、発電機設計から学ぶ

小形風力発電の現状と課題

~FIT施行で高額な買取価格が設定された今注目の再生可能エネルギー~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年5月28日(水) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 世界トップクラスの小形風力発電システムの製品特性
  • 小型風力発電システムの設置例
  • 小型風力発電の日本でのビジネスモデル
  • 小形風車の開発動向
  • 発電機設計コンセプト
  • 小形風車の最適設計

プログラム

第1部 エグザラス小形風力発電システムの特性と設置例及び日本市場でのビジネスモデル

(2014年5月28日 13:00〜14:30)

 日本国内の再生可能エネルギー普及策の進展により、今後小形風力発電市場の需要拡大が見込まれている中、アメリカの小形発電システムのトップメーカーの一つであるエグザラス社が日本市場への参入を決定した。
 エグザラス社のグローバルな事業、商品特性、設置例を紹介し、 日本市場でのビジネスモデルについて 解説する。

  1. エグザラス社の会社概要
  2. 製品特性
    1. 10Kwモデルの特性
    2. 2.4Kwモデルの特性
  3. ROIシュミレーションモデル
    1. 風況モデル
    2. 製品毎の年間発電量予測
    3. 投資・運用コスト
      • 本体価格
      • 設置工事費
      • サービスメンテナンスコスト
  4. 世界市場での設置例
  5. 日本市場でのビジネスモデル
    1. ビジネスフロー
    2. パートナー企業概要
    3. 販売戦略
    4. ターゲットユーザー
    5. 販売網構築の考え方
    6. 品質保証・サービス体制
    7. 認証・法規制関連
  6. 課題の整理
    • 質疑応答

第2部 小形風力発電における発電機設計

(2014年5月28日 14:45〜16:15)

 小形風力発電の開発やそれを用いた発電事業にあたっては、水平軸型垂直軸型を問わず、これまでブレード設計や性能評価が主流であり、発電機そのものの設計やブレードとの整合性については必ずしも十分な議論が尽くされていない。特に風車の機械的定格と電気的定格のミスマッチ、設計定格と風況とのミスマッチなどによるトラブルや事業失敗も多く聞かれている。本講演では、この小形風車の発電機設計に焦点を当て、現在の小形風車の問題点や課題について議論する。

  1. はじめに:小形風車を取り巻く環境
    1. 小形風車の定義
    2. 固定価格買取制度 (FIT) における小形風車の位置づけ
    3. 小形風車の問題点と課題
  2. 小形風車の設計コンセプト
    1. 水平軸風車と垂直軸風車
    2. 効力形風車と揚力形風車
    3. ブレード制御方式 (ストール制御/ピッチ制御)
    4. 発電機および電気的制御方式の選択
    5. 事前風況調査・モニタリング・メンテナンス
  3. 風車用発電機の概要
    1. かご型誘導発電機および巻線型誘導発電機
    2. 二重給電誘導発電機 (DFIG)
    3. 多極式永久磁石型同期発電機
    4. アキシャル型コアレス同期発電機
    5. その他のユニークな発電機
  4. 風車ブレードと発電機の最適設計
    1. 定格風速・定格出力の設計
    2. 発電機の選定
    3. 回転速度および巻線構成の設計
  5. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 数佐 明男
    株式会社 エグザラス・ウインド・ジャパン
    代表取締役
  • 安田 陽
    京都大学 大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座
    特任教授

会場

東京流通センター

2F 第5会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/9 ゼロから学ぶ再エネビジネス基礎講座 (全2回) オンライン
2024/5/9 再エネ電力・環境価値取引で抑えたい知識と実務 オンライン
2024/5/10 容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回) 会場・オンライン
2024/5/10 ゼロから学ぶ電気事業と容量市場 東京都 会場・オンライン
2024/5/15 エネルギービジネスの未来を読み解くための情報収集・利活用ノウハウ 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 電力・ガス業界のしくみ・ビジネス概説と秘話 東京都 会場・オンライン
2024/5/20 アルカリ水電解技術の基礎と開発動向・展望 オンライン
2024/5/21 再生可能エネルギー源としての木質系バイオマス利用の道標 東京都 会場・オンライン
2024/5/22 出光興産株式会社における苫小牧CCUS構想と今後の課題 東京都 会場・オンライン
2024/5/22 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の役割とその技術動向 オンライン
2024/5/22 核融合炉 (フュージョン・エネルギー) の最新動向と構成材料の課題 オンライン
2024/5/22 核融合発電の最新開発動向、課題と実現への見通し 東京都 会場・オンライン
2024/5/23 FIP、コーポレートPPA等、2023年4月施行を踏まえて抑えたい知識と実務 オンライン
2024/5/23 水素サプライチェーンの実用化への取り組みと将来に向けた技術開発シナリオ 東京都 会場・オンライン
2024/5/24 核融合の開発競争とビジネスインパクト 東京都 会場・オンライン
2024/5/27 核融合 (フュージョン) のイノベーション技術と産業応用 オンライン
2024/5/29 エクセルギーの基礎と実践的な計算・解析方法 オンライン
2024/5/30 洋上風力発電を取り巻く最新動向と今後の事業戦略 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/6/4 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の役割とその技術動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/7/7 2023年版 次世代住宅市場・技術の実態と将来展望
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/4/7 2023年版 脱炭素社会の市場予測・技術と将来展望
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/12/28 カーボンニュートラルに向けた水素製造・P2Gと関連技術の最新動向
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)
2022/11/11 2023年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/5/20 2022年版 スマートコミュニティ市場の実態と将来展望
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望