技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マイクロニードル開発における安全性評価と実用性および製法

マイクロニードル開発における安全性評価と実用性および製法

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、マイクロニードルの基礎から解説し、薬剤浸透性や安全性の評価のポイント、今後の展開なども含め解説いたします。

開催日

  • 2013年6月21日(金) 12時30分 16時30分

プログラム

 マイクロニードルの発売も始まり、静かな革命のように美容分野や医療分野に影響を及ぼしつつあります。一方、マイクロニードルに興味を持つ関係者は応用面の広がりを指摘しつつ、癌治療や再生医療においても重要な位置なると予測しています。経口、注射に並ぶ第3のDDSであることから、それなりの期待感があるようです。
 マイクロニードル技術は、ハイテクではしばしば起こる技術イノベーションであるが、ウェットプロセスからドライプロセスへの移行によって高精度化や生産性向上を求めつつあります。ドライプロセスに至ると本格的なナノテクの登場です。今後は、当分野もナノテクが欠かせない技術要素になります。
 しかし、使用対象は、人および生体であるから、一見単純な形状の二―ドルであっても、その反応は非常に複雑です。生体に関わる課題を予測し、生体に馴染んで無難に扱える素材を求めた結果、マルトース製マイクロニードルを世界に先駆けて提供できたので、紹介します。特にナノテクについて2面性であるトップダウンとボトムアップを説明します。
 マイクロニードル技術は、両者が重なり合う融合領域に位置し、その製作方法は両者の融合です。また、使用時においても生体の複雑な現象に出会い、複雑系の一般原理に関わります。
 この現象から生体について、マイクロニードルは、皮膚経由のDDSにおいて新たな特性を導き出すことができると思います。マイクロニードルは、まだ黎明期ですので、重要な基礎的な情報が提供できるように心がけたいと思います。

  1. はじめに
  2. マイクロニードル全般の解説
    • マイクロニードルの抱える課題とその解消について述べます。
      1. マイクロニードルの種類 (プラスチック、金属、生体由来の比較)
      2. ソリッドニードルとホローニードルの説明
  3. 体内溶解性マイクロニードルの各素材の可能性
    • 素材によるマイクロニードルの加工精度について述べます。
      1. マルトース製マイクロニードル
      2. その他の素材のよるマイクロニードル
  4. 各種マイクロニードル製作のためのマイクロ技術について
    • 素材に従って加工方法が異なることを述べます。
      1. リソグラフィ (半導体技術) の適用と限界
      2. 金型加工の利用
      3. 打ち抜き加工の場合
      4. ヤーン (光ファイバと同様) 加工の適用
  5. マルトース製マイクロニードルの薬剤浸透性
    • 的確な評価が米国アトランタ所在のマーサー大学にて行われたので、紹介します。
  6. マイクロニードルの安全性
    • マルトース製マイクロニードルの特徴を述べます。
  7. 現存マイクロニードルの例と今後の展開
    • トランジスターからICに発展してコンピュータ、携帯電話ができました。現状のマイクロニードルが将来発展すると、コンピュータ以上の世界が予測できます。
      1. 将来マイクロニードルの展開
      2. カスタマイズ構造
  8. その他
    • マイクロニードルの数理解析について、基礎概念を述べます。
    • マイクロニードルは3D加工に属し、解析学が避けて通れないことを述べます。
  • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

タイム24ビル

4F 研修室

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/3 医療機器・プログラム医療機器の保険戦略 オンライン
2024/6/4 欧州医療機器規則 (MDR) において要求されている市販後活動とその要求事項 オンライン
2024/6/6 EOG滅菌のリスク (安全性・品質) と代替滅菌法事例 オンライン
2024/6/6 メディカルライティング講座 (中級) オンライン
2024/6/6 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/6/7 プログラム医療機器 (SaMD) 開発における薬事規制および承認申請のポイント オンライン
2024/6/7 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/6/7 ASEANの医療機器業界及び法規制について オンライン
2024/6/10 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (Bコース 実務編) オンライン
2024/6/10 再製造単回使用医療機器 (R-SUD) 規制の理解と承認申請に向けた方策について オンライン
2024/6/11 機械加工技術 オンライン
2024/6/11 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析 オンライン
2024/6/11 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/6/12 可食から非可食バイオマス原料への転換が進む次世代バイオプラスチックの最新開発動向 オンライン
2024/6/12 医療機器開発のための事業化戦略とプロジェクトマネージメント オンライン
2024/6/12 医療機器開発のための医療ニーズ/情報収集と開発戦略のポイント オンライン
2024/6/12 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/6/12 デジタル時代のヘルスケアビジネスの立ち上げ方 東京都 会場・オンライン
2024/6/13 癒着防止材の各種外科での選択・使用法と今後求められる製品像 オンライン
2024/6/13 滅菌製品の微生物 (バイオバーデン) 測定試験の基礎およびバリデーション要求と管理要求対応のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/20 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/20 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/10/30 植物由来プラスチックの高機能化とリサイクル技術 (新装版)
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/3/24 高機能急性期病院にとっての2012年度診療報酬改定の影響と対策
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き