技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製薬用水の基礎と品質管理のポイント

製薬用水の基礎と品質管理のポイント

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、三極の規制・指摘事項の相違点をふまえたソフト・ハード面の日常管理のポイントを解説いたします。

開催日

  • 2013年5月28日(火) 12時30分 16時30分

プログラム

 高純度水には微生物の発育阻止成分が含まれていないため、微生物汚染、発熱性物質汚染リスクが高い。
 また、製薬用水は通常連続製造されるため、ロット管理が不明確となり、問題を認めた時点で多くの製品ロットに影響が及ぶ。
 これらのリスクをミニマムにするには、1.製薬用水製造システムの適切な設計、2.バリデーション、3.日常の水質モニタリングと傾向分析、4.適切な頻度と方法による装置の殺菌の4点が重要となる。
 本講では、上記4点の解説と実施上の留意点を実務経験に基づいて分かり易く解説する。

  1. 製薬用水とその製造方法
    1. 製薬用水とは
    2. 製薬用水の選択基準
    3. JP、USP、EPとは
    4. 日米欧3極の製薬用水
    5. バルク水と容器入り水の違い
    6. 精製水の3極比較
    7. 注射用水の3極比較
    8. リンス水の3極比較
    9. 精製方法と除去対象物
    10. 精製方法の留意点
    11. 超ろ過法の留意事項
  2. 製造用水設備 (ハード) について
    1. 用水設備の基本設計
    2. 配管/製造設備設計の留意点
    3. 貯蔵設備設計の留意点
    4. ユースポイント設計の留意点
    5. 構造材の材質選定
    6. デッドレッグとは
    7. IQ/OQ時の留意点
  3. 水質管理 (ソフト) について
    1. 微生物モニタリング
    2. バリデーション時に実施すること
    3. TOCとは
    4. TOCの各種測定方式
    5. TOCに関する日米欧3極の見解
      1. 極対応のTOC測定器
    6. TOC計の留意点
    7. TOC規格限度値
    8. 導電率の留意点
    9. 重金属が削除された理由
    10. 蒸発残留物が削除された理由
    11. 導電率測定箇所
    12. サンプリングについて
    13. サンプリングの留意点
    14. アラートレベル・アクションレベルの設定
  4. 製薬用水システムの日常管理
    1. 容器入り水の品質管理
    2. 他社製品購入時の留意点
    3. 用水設備の点検項目例
    4. 殺菌・消毒処理の適格性評価
    5. 用水ラインの殺菌・滅菌法
  5. 査察時の指摘事項など
    1. PIC/S GMPの要請
    2. GMP調査で査察官が確認すること
    3. プラントツアー時に聞かれること
    4. FDA483の例
  • 質疑応答・名刺交換等

会場

タイム24ビル

4F 研修室

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/6 TPPを有効活用した医薬品開発のプロジェクトマネジメントと事業価値評価・意思決定 オンライン
2024/9/11 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 ファーマコメトリクス/クリニカルファーマコメトリクス オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング