技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

連続繊維熱可塑材料の基礎と60秒成形技術

連続繊維熱可塑材料の基礎と60秒成形技術

~60秒で成形できるCFRTP~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、連続繊維熱可塑材料について特性や基礎的な成形方法を解説いたします。
繊維はカーボン・ガラス・アラミド、マトリックスはPA66・PA6・PA12・PP・TPU・PPS等を中心に解説いたします。

開催日

  • 2012年3月19日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • CFRTPの応用製品に関連する技術者
    • 自動車・自動車部品
    • 民間航空機
    • 軍用機
    • ヘリコプター
    • 航空宇宙機器・ロケット
    • 船舶
    • 鉄道
    • スポーツ用品
    • ノートパソコン
    • 住宅・土木・建築材料
    • 医療機器
    • 風力発電のブレード など

修得知識

  • 連続繊維熱可塑材料の基礎
  • 連続繊維熱可塑プラスチックの成形方法
  • 連続繊維熱可塑プラスチックの用途事例

プログラム

 軽量化・高強度は、どの分野でも求められている最先端技術です。
 炭素繊維複合材料のCFRPやGFRPは、有効な解決方法の1つではありますが、熱硬化性のため成形サイクルが非常に長いです。
 新素材である連続繊維熱可塑プラスチックのCFRTPやGFRTPは、成形サイクルが60秒です。
 この新素材は、有機の板金材料と呼ばれており、従来のプレス技術の応用で60秒成形を可能にします。
 さらに、プレス成形と射出成形をone stepで行うハイブリッド成形へ進化している。
 連続繊維熱可塑プラスチックは、軽量でリサイクル可能な大量生産に適した新素材です。
 海外では、すでに自動車・航空機・スポーツ用品等に実用化が進んでおり、国内での成形技術の確立が急務です。
 繊維は、カーボン・ガラス・アラミド、マトリックスはPA66・PA6・PA12・PP・TPU・PPS等を中心に、特性や基礎的な成形方法を解説するとともに、成形の問題点や将来の可能性について皆様との意見交換を通じてこれからのグローバルな技術開発競争に、勝ち抜くヒントになれば幸いです。

  1. 複合材とは?
    1. 種類
  2. 熱可塑性と熱硬化性の違い
    1. 熱硬化性
    2. 熱可塑性
  3. 連続繊維熱可塑材料の種類
    1. 製品とサプライヤー
    2. 材料の特徴
  4. TEPEXの成形サイクルは60秒
    1. 繊維とマトリックス
    2. 識別方法
  5. 成形方法
    1. ダイヤフラム成形
    2. プレス成形
    3. Folding
    4. Welding
    5. In-situ成形
    6. 圧縮成形
    7. ハイブリッド成形
  6. 成形のポイント
    1. 熱のコントロール
    2. 繊維の流れ
  7. 用途事例
    1. 連続繊維熱可塑プラスチックのマーケット
    2. 中国・韓国
    3. 欧米
    4. プロテクター
    5. スポーツ用品
    6. 自動車
    7. 航空機
    8. その他
  8. 成形映像
    1. ダイヤフラム成形
    2. ハイブリッド成形
    3. その他成形
  9. まとめ
    1. 連続繊維熱可塑プラスチックの利点
    2. 今後の展開と課題
  10. 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/22 マレイン酸変性による樹脂複合材料の界面密着性向上とその構造分析 オンライン
2024/11/25 バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術 オンライン
2024/11/28 導電性フィラーの種類、特性と配合・分散技術 オンライン
2024/11/28 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2024/11/29 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の現状と動向 オンライン
2024/12/4 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2024/12/4 導電性フィラーの種類、特性と配合・分散技術 オンライン
2024/12/6 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の現状と動向 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/13 炭素繊維強化複合材料の疲労・破壊特性の基礎と寿命・信頼性評価および異種接合評価・損傷観察技術 オンライン
2024/12/16 熱可塑性エポキシ樹脂の基礎と応用 オンライン
2024/12/16 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/17 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/12/23 熱可塑性エポキシ樹脂の基礎と応用 オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2025/1/30 天然由来の強化材を用いたコンポジットの基礎と成形方法・応用展開 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/8/2 CFRP (炭素繊維強化プラスチック) 〔2021年版〕 (CD-ROM版)
2021/8/2 CFRP (炭素繊維強化プラスチック) 〔2021年版〕
2021/6/4 CFRPの用途別動向とビジネス戦略の再構築
2020/12/25 CFRP/CFRTPの界面制御、成形加工技術と部材応用
2018/11/19 炭素繊維・炭素繊維複合材料の未来
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2016/11/1 世界の炭素繊維・応用製品の市場実態と展望 2017
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/26 エンプラ市場の分析と用途開発動向 2013
2013/1/25 炭素繊維 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)