技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

成果を出すための実験解析のしかた

ゼロから始める

成果を出すための実験解析のしかた

神奈川県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、低コスト・短時間で成果を出すための実験・解析のしかたのノウハウを長年の実績と経験をもとに解説いたします。

開催日

  • 2011年12月7日(水) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 実験・測定の担当者、技術者

修得知識

  • 測定値の誤差と評価
  • データ整理の手法とポイント
  • 数値計算のための各種汎用プログラム
  • 低コスト・短時間で成果を出すための実験・解析の方法

プログラム

 実験のしかたが間違っていたり、目的が明確になってない実験をだらだらとして時間を無駄にしていないでしょうか?
 よくわからないから、とにかく実験してデータを取ってみようというのでは、データを取っても何の役にもたたないということが少なくありません。
 実験データを取得したり整理するためのするための各種市販ソフトについても各々の概要を解説致します。
 仮想万能測定器を作るための市販ソフトであるLabVIEW (ラボビュー) のを使用した、すぐに成果を出すための効率的かつ要領のいい方法を解説し、希望者にこのソフトの評価版を無料進呈致します。
 本セミナーではこのように、低コスト・短時間で成果を出すための実験・解析のしかたのノウハウを長年の実績と経験をもとに解説いたします。

  1. よくわからないから実験 (測定) してみようという考え方についてどう考えますか?
    1. とにかく実験データを取って、それを解析すれば、何かが得られ、仕事が前進するのだろうか? 時間やコストの無駄使いになっていないか?
    2. どのような解析をしてどのような結論を出したいのか?
    3. 私は実際の技術コンサルティング業務にてどのようにして成果を出しているのか?
    4. プロの技術コンサルタントと企業内のエンジニア、何が (どこが) 違うのか?
  2. そのデータは技術的に使用できますか?
    1. 技術的に100%正しい測定・分析ができていますか?
    2. 技術的に正しい測定・分析ができているかどうかは誰がどのように判断するのですか?
    3. 実験に理論は必要か? 必要であればその理論はどこからどのようにして身につけるのか?
  3. 測定値の誤差と評価
    1. 常に実験データのS/N比を向上させることを心がけるには?
    2. 測定器の線形性と非線形性とは?
    3. 測定値として評価する量は、通常、電圧 or 電流か?
    4. 測定器にアース接続は必要か?
      測定データに電源ノイズが混入しているか否かの判定方法は?
      測定データに電源ノイズが混入しないようにする方法は?
    5. 信号が電気的に漏えいするのを防止する方法 (シールド) は?
    6. 信号のグランドループとは? それを防止する方法は?
    7. 測定値の誤差と評価のしかた
      1. 測定値の誤差と残差
      2. かたより誤差と偶然誤差
    8. 誤差 (残差) の原因
    9. 測定値の精度の表し方とその意味
      1. アナログ測定器の場合
      2. ディジタル測定器の場合
    10. 有効数字とは
    11. SI単位と単位の換算のしかた
  4. 対数グラフによるデータ整理のしかた
    1. 片対数グラフとは? 作成のしかたは?
    2. Excelでの片対数グラフの作成のしかた?
    3. 両対数グラフとは? 作成のしかたは?
    4. Excelでの両対数グラフの作成のしかた?
  5. 数値計算 (解析) からみた誤差と近似
    1. 自分で計算プログラムを作成するときに特に注意
    2. 相対誤差
    3. 桁落ち誤差についての考察
    4. 近似曲線回帰法と最小二乗法
      1. 近似曲線回帰法とは?
      2. 最小二乗法とは?
  6. 技術的に正しく実験するには理論が大切!
    1. 理論を勉強するために必要となる応用数学 (物理数学) の各分野
    2. 応用数学 (物理数学) の各分野はどのような分野で役立っているか?
  7. 数値計算のための市販の各種汎用プログラム
    1. Mathematica (マセマティカ)
    2. LabVIEW (ラボビュー)
    3. MATLAB/SIMULINK (マットラボ/シミュリンク)
    4. Scilab/Scicos (サイラボ/サイコス)
    5. Maxima
    6. Octave
    7. MATX (マットエックス)
    8. 数式・数値計算・グラフ作成のためのソフト一覧
  8. 実験とコンピュータ・シミュレーション、どちらがいいのか?
    1. 実験
    2. コンピュータ・シミュレーション
    3. 実験とコンピュータ・シミュレーションのバランスのとりかたと仕事の効率化
    4. FDM、FEM、BEM
  9. どのような実験方法がいいのか実例で考えてみよう!
    ~そのままでは技術的に正しい実験を行うことに活用できない理論もある~
    ~実験を成功させるための技術的ストーリー作りとは?~
    1. 理論により実験時間を大幅に短縮できる実例
      ~理論を実験に活用するには~
      1. MAXWELLの相反定理の応用
      2. FFT (高速フーリエ変換器) におけるアベレージング回数の決定方法
    2. 加工機械の低騒音化を達成するための実例 ~ 騒音がどこから発生しているのかもわからない状況で
      1. プレスの場合
        プレスの振動モードアニメーションと時系列アニメーションから重要な情報を読み取るトレーニングをしてみよう!
      2. タレットパンチプレスの場合
        メカ式 (油圧式、サーボモータ式 (サーボプレスの原点がここにある) )
      3. バンドソー (帯のこ盤) の場合
        バンドソーの低振動・低騒音化を達成した奇抜だがシンプルなアイデア
    3. 振動放射音の分析法と低振動箇所の特定(同定)方法 (当社オリジナル) とは?
  10. LabVIEW (ラボビュー、仮想万能計測器ソフト) の活用によるメリット
    ~低コスト・短時間で成果を出す方法を解説~
  11. 質疑応答

講師

会場

有限会社アイトップ 本社
神奈川県 小田原市 栢山274-14
有限会社アイトップ 本社の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 48,300円 (税込)
複数名
: 41,000円 (税別) / 43,050円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でご参加の場合、2名様目から1名につき 5,250円割引 (同一法人に限ります)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/27 臨床試験を行う上で知っておくべき統計的知識 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/9 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2025/1/10 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2025/1/10 ICH Q2 (R2) 、Q14をふまえた承認申請時の分析法バリデーションの留意点 オンライン
2025/1/15 Python実践データ分析/機械学習 オンライン
2025/1/17 実験の実務 (4日間コース) オンライン
2025/1/17 実験の実務: 実験条件・パラメーターの考え方と結果解釈 オンライン
2025/1/21 技術者・研究者のための実験計画法入門 オンライン
2025/1/22 ベイズ推定を用いたデータ解析 オンライン
2025/1/23 医療機器QMSで有効な統計的手法とサンプルサイズ決定 オンライン
2025/1/23 時系列データ分析 入門 オンライン
2025/1/24 マテリアルズインフォマティクスの基盤となる「計算科学シミュレーション技術」 オンライン
2025/1/24 着実にステップアップできる多変量解析講座 オンライン
2025/1/24 成功例・失敗例を踏まえた適切な医薬品売上予測とデータ収集法 オンライン
2025/1/27 統計手法の基礎 オンライン
2025/1/27 感性工学商品開発プロセスへのAI応用 オンライン
2025/1/29 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2025/1/29 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2025/1/29 検定・推定 (主に計量値) オンライン