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JPEG2000符号化方式解説

JPEG2000符号化方式解説

目次

第1章 JPEG2000の概要と性能評価および応用例

  • 1. JPEG2000概説
    • 1.1 基本概念
    • 1.2 誕生背景
    • 1.3 標準構成
    • 1.4 標準化の経緯
    • 1.5 機能仕様
    • 1.6 方式概要
  • 2. JPEGとの比較
    • 2.1 JPEG方式
    • 2.2 機能ブロックからみた差
    • 2.3 画質比較
    • 2.4 符号化性能比較
    • 2.5 処理速度比較
  • 3. 市場および応用例
    • 3.1 JPEG2000が狙う市場
    • 3.2 JPEG2000の適用例
    • 3.3 JPEG2000ハードウェア

第2章 JPEG2000基本方式

  • 1. 符号フォーマット
    • 1.1 ヘッダ、マーカおよびマーカセグメント概要
    • 1.2 マーカセグメント詳細
    • 1.3 互換性のための符号制約規定
  • 2. 画像および符号データ順序、位置関係
    • 2.1 reference grid上へのコンポーネント配置
    • 2.2 タイル分割
    • 2.3 ウェーブレット変換係数と解像度レベル、サブバンド
    • 2.4 precinct
    • 2.5 コードブロック
    • 2.6 レイヤ
    • 2.7 パケット
    • 2.8 パケットヘッダ
    • 2.9 タイルおよびタイル部分列
    • 2.10 プログレッシブ順序
  • 3. 算術符号処理
    • 3.1 算術符号化の概念
    • 3.2 MQ-Coderの概念
    • 3.3 MQ-Coderの符号化方法
    • 3.4 MQ-Coder復号方法
  • 4. 係数モデリング
    • 4.1 コードブロックの走査順序
    • 4.2 ビットプレーンの復号方法
    • 4.3 コンテクストの初期値および符号終端処理
    • 4.4 セグメンテーションシンボル (Segmentation symbol)
    • 4.5 算術符号化のバイパス (selective arithmetic coding bypass)
    • 4.6 Vertical causal context formation
    • 4.7 コードブロック符号化の流れ
  • 5. 量子化
    • 5.1 逆量子化方法
    • 5.2 スカラー係数量子化
  • 6. タイル成分の離散ウェーブレット変換
    • 6.1 離散ウェーブレット逆変換
    • 6.2 離散ウェーブレット順変換
  • 7. DCレベルシフトおよび複数成分変換 (色変換)
    • 7.1 DCレベルシフト
    • 7.2 複数成分変換 (色変換)
  • 8. 選択的領域画質向上 (ROI)
    • 8.1 ROI復号処理
    • 8.2 Maxshift処理
    • 8.3 ROI符号処理例

第3章 基本方式ファイルフォーマット

  • 1. JP2ファイルフォーマットの概要
    • 1.1 ファイル識別子
    • 1.2 ファイルの構成
    • 1.3 色空間
    • 1.4 補助チャネル情報 (透かしチャネル)
    • 1.5 メタデータ (metadata)
    • 1.6 ファイルフォーマットの互換性
  • 2. 色空間の定義方法
    • 2.1 数値的表現
    • 2.2 制限付きICCプロファイルによる表現
    • 2.3 複数方法による定義
    • 2.4 パレット画像
    • 2.5 複数成分変換 (色変換) との相互関係
  • 3. box情報
  • 4. 定義済みbox情報
    • 4.1 JPEG2000 Signature box
    • 4.2 File Type box
    • 4.3 JP2 Header box (super box)
    • 4.4 Contiguous Codestream box (jp2c)
    • 4.5 Intellectual Property box (jp2i)
    • 4.6 ユーザー定義の特別な情報

第4章 基本方式の符号化および復号処理例

  • 1. ソフトウェア実装の高速化
  • 2. 非可逆変換における量子化ステップサイズ
  • 3. リフティングベースの非可逆変換におけるフィルタの応答係数
  • 4. 離散ウェーブレット変換
    • 4.1 9-7非可逆ウェーブレット変換結果
    • 4.2 5-3可逆ウェーブレット変換結果
  • 5. ラインベースウェーブレット変換
    • 5.1 ラインベース順変換処理
  • 6. スキャンベース符号化 (Scan-based Coding)
  • 7. エラー耐性
  • 8. JFIF/SPIFFファイルとの互換性
  • 9. 制限付きICC profileの実装方法
    • 9.1 ICC profileを使っての色変換処理
    • 9.2 RGB画像における色変換式
    • 9.3 sRGBへの変換
    • 9.4 他の色空間への変換
    • 9.5 入出力範囲と量子化
    • 9.6 複数の色成分定義を利用する利点
  • 10. 複数成分の例
  • 11. 復号処理例
    • 11.1 メインヘッダの復号
    • 11.2 タイル部分ヘッダの復号
    • 11.3 パケットヘッダ
    • 11.4 算術符号の復号
    • 11.5 逆ウェーブレット変換およびレベルシフト
  • 12. 視覚的係数重み付け (Visual frequency weighting)
    • 12.1 量子化ステップサイズの変更
    • 12.2 符号順序の変更
    • 12.3 視覚的階層符号化 (VIP:Visual Progressive Coding)
    • 12.4 推奨視覚的重み付けテーブル
  • 13. サブサンプリング
  • 14. レート制御
    • 14.1 レート制御の概念
    • 14.2 レイヤビット列の概念
    • 14.3 歪み率最適化
    • 14.4 R-D最適化方法の効果
  • 15. YCC符号列の取り扱い
    • 15.1 複数成分変換の指定
    • 15.2 JP2フォーマットの指定
    • 15.3 色差成分のオフセット位置

第5章 JPEG2000拡張方式

  • 1. 拡張方式の狙い
  • 2. 拡張方式で採用される技術
    • 2.1 符号フォーマットの拡張
    • 2.2 可変DCオフセット (Variable DC offset)
    • 2.3 可変量子化オフセット (Variable scalar quantization offset)
    • 2.4 Trellis coded quantization (TCQ)
    • 2.5 Visual masking
    • 2.6 Decompositionの拡張 (Arbitrary decomposition)
    • 2.7 Wavelet変換の拡張 (Arbitrary wavelet transformation)
    • 2.8 1サンプルオーバーラップ変換
    • 2.9 色変換の拡張
    • 2.10 非線形変換
    • 2.11 ROIの拡張
    • 2.12 JPXファイルフォーマット
    • 2.13 JPXメタデータの拡張

執筆者

株式会社リコー
画像システム事業本部
プラットフォーム開発センタ
第2開発室
開発1グループ
野水 泰之

出版社

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お問い合わせ

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(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

B5判 202ページ

発行年月

2003年2月

販売元

tech-seminar.jp

価格

49,800円 (税別) / 54,780円 (税込)

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