技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違

日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違

日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違の画像

概要

本書は、中国・韓国・台湾などアジア治験のガイドラインとJ-GCPとの相違点、データの質と日本申請、症例数設定についてまとめた一冊です。

目次

第1章 アジア治験における各国 (中国・韓国・台湾) のガイドラインとJ-GCP との相違

第1節 中国
  • 1. 中国におけるGCP の変遷
  • 2. C-GCP の特徴
  • 3. C-GCP とJ-GCP の主な差異
    • 3.1 治験審査委員会 (IRB)
    • 3.2 被験者保護
    • 3.3 同意文書の署名,日付
    • 3.4 研究者の規定
    • 3.5 カルテの記載内容
    • 3.6 重篤有害事象報告
    • 3.7 治験費用
    • 3.8 治験薬に関する規定
    • 3.9 データマネジメント及び電子データ処理
    • 3.10 多施設共同治験
    • 3.11 監査
    • 3.12 治験関連資料の保存
    • 3.13 必須文書
第2節 韓国
  • 1. K-GCP の制定と改正
  • 2. K-GCP の特徴
  • 3. K-GCP とJ-GCP の主な差異
    • 3.1 医師主導治験と企業主導治験
    • 3.2 治験実施施設
    • 3.3 治験の契約
    • 3.4 治験実施施設の長の責務
    • 3.5 IRB
      • 3.5.1 IRB の依頼審議
      • 3.5.2 IRB の非専門家としての委員
      • 3.5.3 迅速審査で審議すべき事項
      • 3.5.4 IRB の標準業務手順書,委員名簿及び会議記録の公表
    • 3.6 同意文書の署名,日付
    • 3.7 治験責任医師の責務
    • 3.8 治験薬の管理薬剤師
    • 3.9 治験の届出と承認
    • 3.10 治験依頼者の業務の委託
    • 3.11 治験依頼者が保存する資料の保存期間
    • 3.12 治験薬の事前交付の禁止の規定
    • 3.13 未使用治験薬の再包装
    • 3.14 治験中に使用される医薬品の剤型変更
    • 3.15 治験依頼者によるIRB への重篤副作用報告
    • 3.16 韓国内で実施中の治験 (多国籍共同治験含む) における治験依頼者による重篤副作用報告
第3節 台湾
  • 1. 同意説明
    • 1.1 同意文書の署名,捺印,拇印,日付
    • 1.2 説明文書
    • 1.3 説明文書等の改訂
    • 1.4 代諾者
  • 2. IRB
    • 2.1 代諾者の同意に基づく非治療的な内容の治験の審査
    • 2.2 IRB の審査期間
  • 3. 治験責任医師の責務 (治験実施施設を含む)
    • 3.1 治験責任医師の責務
    • 3.2 規制当局への治験の進捗状況報告
    • 3.3 緊急の危険回避のための治験実施計画書からの逸脱報告
    • 3.4 治験の実施に重大な影響を与える出来事の発生報告
    • 3.5 重篤有害事象報告
    • 3.6 死亡例に関する報告義務
    • 3.7 治験の終了又は中止時の対応
  • 4. 治験依頼者の責務
    • 4.1 治験責任医師の選定
    • 4.2 治験依頼者の業務の委託
    • 4.3 治験実施計画書
    • 4.4 治験薬概要書
    • 4.5 治験薬の事前交付の禁止の規定
    • 4.6 未知の重篤有害事象報告
    • 4.7 治験依頼者の記録の保存期間
    • 4.8 モニタリングと監査
  • 5. 多施設共同治験
  • 6. 監督官庁から出される公告

第2章 アジア治験における各国 (中国・韓国・台湾) のCRO・医療機関選定の判断基準と契約

第1節 中国
  • 1. CRO の選定及び協議締結
    • 1.1 CRO の我が国の製薬業に対する役割と意義
      • 1.1.1 新薬発売の速度を向上すること
      • 1.1.2 新薬開発のコストと費用を下げること
      • 1.1.3 新薬研究開発のレベルと品質の向上に有利
    • 1.2 CRO の選定及び協議締結
      • 1.2.1 CRO の選定
      • 1.2.2 CRO の協議締結
  • 2. 医療機関の選定及び契約書の締結
    • 2.1 適切な臨床研究機構の選択
      • 2.1.1 国家の関連規定
      • 2.1.2 認証機構調べおよびその認定専攻の諮問
      • 2.1.3 選定業務の実施
    • 2.2 臨床試験協議の締結
      • 2.2.1 機構の協議締結の手順を理解すること
      • 2.2.2 共通内容
      • 2.2.3 予算と費用の支払方式
第2節 韓国
  • 1. CRO の選定と判断基準
    • 1.1 誠実であるか?
    • 1.2 CRO 上層部の出身大学
    • 1.3 コミュニケーション
  • 2. CRO との契約
    • 2.1 業務範囲
    • 2.2 施設訪問に関する条項
    • 2.3 進捗状況の確認
  • 3. 医療機関の選定と判断基準および契約
    • 3.1 事前のfeasibility study の実施
    • 3.2 契約症例数
    • 3.3 コミュニケーション
第3節 台湾
  • 1. はじめに
    • 1.1 台湾における医薬品開発
    • 1.2 台湾の基本情報
  • 2. 台湾の薬事規制
    • 2.1 IND (Investigational New Drug)
    • 2.2 承認申請
  • 3. 臨床試験施設
  • 4. CRO (Contract Research Organization)
  • 5. CRO, 臨床試験施設の選択
    • 5.1 CRO の選択
    • 5.2 臨床試験施設の選択
    • 5.3 SMO
  • 6. ロジスティックス
  • 7. 台湾臨床試験の現状
  • 8. 品質
  • 9. コスト
  • 10. 情報公開
  • 11. 円滑な臨床試験の推進
  • 12. まとめ

第3章 アジア治験におけるP1 ~ P3 戦略と開発方法の選択

はじめに

  • 1. NEA 治験の現況
  • 2. NEA 治験の運営
    • 2.1 Global 試験
    • 2.2 Asian Study
  • 3. NEA 治験戦略
  • 4. Global 開発への参加
    • 4.1 Global 開発への参加に際して考慮すべき事項
    • 4.2 NEA 治験とGlobal 治験を応用した開発の進め方

第4章 アジアンスタディにおける各国の相違点 – 中国・韓国・台湾 –

はじめに

  • 1. 中国,韓国,台湾における医薬品承認審査規制の動向

第1節 中国
  • ①薬事規制
  • ②治験届出
  • ③アジアンスタディ,国際共同治験への参画状況
  • ④承認取得に必要な被験者数
  • ⑤知的財産権の保護
  • ⑥臨床試験の品質管理
  • ⑦薬価制度
第2節 韓国
  • ①薬事規制
  • ②治験届出
  • ③アジアンスタディ,国際共同治験への参画状況
  • ④承認取得に必要な被験者数
  • ⑤知的財産権の保護
  • ⑥臨床試験の品質管理
  • ⑦薬価制度
第3節 台湾
  • はじめに
  • 1. 台湾の規制当局
  • 2. 台湾における臨床試験
  • 3. 臨床試験の立ち上げ
    • 3.1 Consultation Meeting
    • 3.2 Site Qualification Visit と情報公開
    • 3.3 IND 申請
    • 3.4 IRB 申請
  • 4. TFDA による査察
  • 5. NDA 申請
  • 6. 略語

第5章 アジア治験における各国でのデータの質と日本申請

  • はじめに
  • 1. アジア治験の概略
    • 1.1 試験の概略
    • 1.2 アジア治験実施に至った背景
  • 2. 試験開始前調査
  • 3. スタディ・マネジメント
    • 3.1 各国とのコミュニケーション
    • 3.2 スタディ・マネジメント資料
      • 3.2.1 Study Timeline and Milestones
      • 3.2.2 Study Monitoring Plan
      • 3.2.3 Meeting and Communication Plan
  • 4. データの質
    • 4.1 プロトコルからの逸脱
    • 4.2 入力データに対するクエリー数
    • 4.3 EDC へのデータ入力スピード
  • 5. 試験結果と日本における申請
  • おわりに

第6章 審査側から見た、アジア治験を実施する上での開発戦略、 症例数設定等における留意点と日本での承認申請に向けた課題

  • はじめに
  • 1. 医薬品のグローバル開発の動向とアジア治験の現状
  • 2. アジア人データの審査に関するこれまでの経験
  • 3. 治験における日本人症例数
  • 4. 今後の開発戦略と留意点
  • おわりに

第7章 東アジアにおけるInvestigator site audits (医療機関における監査)

  • はじめに
  • 1. 監査担当者に求められる知識
  • 2. 言語の壁
  • 3. 当該国の規制 (local regulations)
  • 4. 必須文書 (Essential Document) のレビュー
  • 5. 読み書きが出来ない (illiterate) 患者
  • 6. データハンドリング
  • 7. IRB (治験審査委員会)
  • 8. Responsibility Log (業務委譲書)
  • 9. 役立つ情報の収集
  • まとめ

第8章 アジア試験を視野に入れた早期臨床試験の立案と留意点

  • はじめに
  • 1. 早期臨床試験の重要性
  • 2. 早期臨床試験の重要な評価ポイント – 民族的要因 –
    • 2.1 内因性民族的要因
    • 2.2 外因性民族的要因
  • 3. 韓国及び中国における早期臨床試験の実施環境
    • 3.1 韓国
    • 3.2 中国
  • 4. アジアとJ-CLIPNET
  • まとめ

執筆者

  • 鈴木 徳昭 : シミック(株)
  • 満 志偉 : 大塚製薬研発(北京)有限公司
  • 島村 義樹 : ホスピーラ・ジャパン(株)
  • 赤﨑 盛昭 : シミック(株)
  • 木城 昭義 : グラクソスミスクライン(株)
  • 藤居 靖久 : 日本ACRP 副理事長、前 ノバルティスファーマ(株)
  • 早川 智久 : EPSインターナショナル(株)
  • 山口 浩志 : ファイザー(株)
  • 宇山 佳明 : (独)医薬品医療機器総合機構
  • 平山 清美 : MSD
  • 江花 莉華 : EPSインターナショナル(株)
  • 大橋 京一 : 大分大学

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

B5判上製本 150ページ

ISBNコード

978-4-86428-008-2

発行年月

2010年12月

販売元

tech-seminar.jp

価格

52,250円 (税別) / 57,475円 (税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/30 バイオ医薬品における申請をふまえたCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2024/7/30 マルチパーパスプラントの設備設計と洗浄バリデーション オンライン
2024/7/30 希少疾病医薬品 (オーファンドラッグ) の開発・薬事・事業戦略の構築 オンライン
2024/7/30 バイオ医薬品におけるタンパク質の凝集分析と処方決定までの具体的事例 オンライン
2024/7/30 医薬品不純物管理のための許容量 (PDE) 設定の基礎と実践 オンライン
2024/7/30 製造・品質試験/輸送・安定性試験/承認申請コース 全3コース オンライン
2024/7/31 Excelスプレッドシートの運用管理・バリデーション方法と信頼性確保と当局指摘事例 オンライン
2024/7/31 医薬品・部外品・化粧品分野で必要な品質管理/検査に役立つ化学分析の基礎 オンライン
2024/7/31 CMC試験における信頼性の基準適用のポイントとQC/QA対応 オンライン
2024/7/31 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/7/31 製薬用水設備の設計・バリデーション・適格性評価と管理 オンライン
2024/7/31 脂質ナノ粒子を用いた核酸・遺伝子送達技術の基礎と応用 オンライン
2024/7/31 GMP医薬品工場建設 (計画・設計・施工) およびバリデーションのポイント 東京都 会場
2024/7/31 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2024/7/31 マイクロバイオーム創薬における生菌製剤化/開発技術と品質管理・有効性評価 オンライン
2024/8/1 GxP適合クラウドのCSV実践セミナー: SaaSのバリデーションとIaaS/PaaSクラウド基盤の適格性評価 東京都 会場・オンライン
2024/8/1 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2024/8/2 医薬品製造現場におけるQuality Culture醸成とCAPAの推進 オンライン
2024/8/2 バリデーション入門 オンライン
2024/8/2 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理