技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

塗膜の強度評価と割れ・はがれに対する欠陥対策技術

メカニズムを理解しトラブルを防ぐための

塗膜の強度評価と割れ・はがれに対する欠陥対策技術

東京都 開催 会場・オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2026年6月11日〜17日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、塗膜が割れ、はがれる原因について、内部応力・付着性・粘弾性の本質を押さえ、欠陥の発生メカニズムを現場で使える形で解説いたします。
強度評価から再発防止の設計・工程改善までを基礎から解説し、不良ゼロに近づく実践力を身につけていただけます。

開催日

  • 2026年6月4日(木) 10時00分16時00分

受講対象者

  • コーティング関係の原料メーカー技術担当者
  • 塗料メーカーの品質管理・塗料設計・研究開発担当者
  • 塗装・コーティング分野の製造担当者・工程管理者 (初心者から中堅技術者)
  • コーティング技術と技能を深めたい方
  • コーティング被膜の付着性能、物理的強度を見極めたい方

修得知識

  • 付着性に及ぼす塗膜強度の影響 – 剥離力の種類と塗膜強度
  • 付着性を阻害する内部応力の測定手法と解析
  • 塗膜の割れ・はがれに関する欠陥事例の解析と欠陥対策
  • 塗膜強度を向上させる方策
    • 膜厚方向での物性傾斜の設計と作り方
    • 顔料粒子/ポリマー間の相互作用を高める手法

プログラム

 コーティング材料 (塗料) は流動状態で被塗物を覆い、付着、固化します。液体が固体になる塗膜形成過程では大きな相変化 (体積収縮) を伴い、収縮力を発生します。単位断面積あたりの収縮力を収縮応力、あるいは内部応力と呼びますが、内部応力が大きい場合には、塗膜の割れを引き起こしたり、付着性の悪い塗膜でははがれを生じます。
 本セミナーでは、塗膜に発生する内部応力に焦点を当て、どのように発生し、塗装欠陥を引き起こすのか、どうしたら防止できるのかなどを中心に説明します。あわせてコーティング材料 (塗料) は流動状態で被塗物を覆い、付着、固化します。液体が固体になる塗膜形成過程では大きな相変化 (体積収縮) を伴い、収縮力を発生します。単位断面積あたりの収縮力を収縮応力、あるいは内部応力と呼びますが、内部応力が大きい場合には、塗膜の割れを引き起こしたり、付着性の悪い塗膜でははがれを生じます。本セミナーでは、塗膜に発生する内部応力に焦点を当て、どのように発生し、塗装欠陥を引き起こすのか、どうしたら防止できるのかなどを中心に説明します。

  1. 第1章 粘弾性から見た塗料と塗膜
    1. 塗料の必要条件 – 塗れる・くっつく・固まる
    2. 粘弾性の用語とその意味について
    3. 固体の粘弾性を観察しよう – ボールのはずみ実験
    4. 塗膜の引張り強度が速度で異なる挙動を示すわけ
    5. 温度変化を速度に換算する法則 (WLF式) とは
    6. 引張り試験と動的粘弾性測定で分かる物性値
    7. ポリアミド硬化エポキシ樹脂の配合と塗膜の構造
    8. 架橋密度とガラス転移温度
  2. 第2章 付着性の話
    1. くっつく力の発生
    2. 付着性理論
    3. 付着強さの評価・試験法
    4. 付着性に及ぼす要因とその影響
  3. 第3章 内部応力の話
    1. 身の周りの湾曲現象が意味すること
    2. 内部応力の測定法
    3. 内部応力に及ぼす要因とその影響
    4. 内部応力を低下させる塗料設計
  4. 第4章 付着塗膜の強度を向上させる話
    1. 付着塗膜の強さ – たわみ性・耐衝撃性を向上させるには
      1. 塗膜強度の支配要因
      2. 単層遊離塗膜の応力〜ひずみ曲線
      3. 付着塗膜の折り曲げ試験
      4. 塗装系の設計
    2. 塗り重ねによる膜厚方向への物性傾斜は可能か、そのメリットはあるのか
    3. 塗り重ね (塗装系) の割れ
    4. なぜ、割れるのか
    5. リニアモーターカー用路面に対する塗料設計と試験評価法
  5. 第5章 塗料・塗膜の割れ・はがれに対する欠陥対策技術
    1. 粉体で塗装された鋼管内面塗膜の剥離と対策
    2. ヘルメット用塗料の設計
    3. 塗装系の割れ発生機構を模様作製に利用する技術紹介
    4. 水が関与する欠陥現象とその対策
      1. 白化 (輪染み) 現象とその対策
      2. 付着性の劣化を防ぐ対策

講師

会場

TH企画 セミナールーム (三田国際ビル)
東京都 港区 三田一丁目4-28 三田国際ビル 18階1813区-B
TH企画 セミナールーム (三田国際ビル)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

受講者の声

  • 付着不良のメカニズムが明確になり、現場での対策に自信が持てました。
  • 内部応力の理解が深まり、割れの原因を論理的に捉えられるようになりました。
  • 粘弾性の考え方を学べ、塗料設計の視点が大きく広がりました。ありがとうございました。
  • 工程改善の方向性が見えました。参加できてよかったです。

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

テキスト送付に係る配送料

ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。

会場受講 / ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

会場受講、ライブ配信、アーカイブ配信のいずれかをご選択いただけます。

会場受講をご希望の場合

  • ライブ配信、アーカイブ配信のサービスは受けられません。
  • 翌営業日までに、請求書、受講票、会場までの地図を発送させていただきます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2026年6月11日〜17日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/4/13 めっきの基礎と応用、およびトラブル対策 オンライン
2026/4/13 塗膜の付着性・強度の向上と評価、欠陥対策 東京都 会場
2026/4/15 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2026/4/16 めっき技術の基礎と不良対策、めっき条件の最適化 オンライン
2026/4/16 高分子表面・界面の基礎と材料設計への展開 オンライン
2026/4/17 有機無機ハイブリッド材料の合成、開発と応用展開 オンライン
2026/4/17 フッ素フリーで実現できるぬれ性 (撥水・撥油性) の制御技術と評価 オンライン
2026/4/20 リチウムイオン電池 (LiB) の電極製造プロセスにおける塗工技術の実際と塗布流動の数値シミュレーション オンライン
2026/4/21 シランカップリング剤を効果的に活用するための総合知識 東京都 会場
2026/4/21 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2026/4/22 環境負荷低減に向けたプラスチック加飾の最新動向 オンライン
2026/4/23 塗布膜乾燥のメカニズムとその制御、トラブル対策 オンライン
2026/4/24 精密塗布における最新脱気、脱泡技術 東京都 会場
2026/4/24 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2026/4/28 粘着剤の材料設計、開発と環境対応・バイオマス化、特性評価 オンライン
2026/4/28 衝撃工学の基礎と衝撃緩衝・吸収特性の評価および強度設計への展開 東京都 会場・オンライン
2026/4/28 めっき技術/新めっき技術と半導体・エレクトロニクスデバイスへの応用・最新動向 オンライン
2026/4/28 ぬれ性のメカニズムから理論に基づいた測定・評価・利用法 オンライン
2026/4/30 ぬれ性のメカニズムから理論に基づいた測定・評価・利用法 オンライン
2026/5/8 塗布膜乾燥のメカニズムとその制御、トラブル対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/3/31 板ガラスの破壊、強度、強化
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2023/1/31 粘着・剥離のメカニズムと粘着製品の評価方法
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/12/27 押出成形の条件設定とトラブル対策
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング