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バイオマス利用のバイオエタノール製造

バイオマス利用のバイオエタノール製造

~その課題~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、バイオマスを利用したエタノール生産を中心に、バイオマス資源の特性や限界、エタノール生産における技術的な課題、コストの構造について、事業評価の視点も交えて解説いたします。

配信期間

  • 2026年1月22日(木) 13時00分2026年1月29日(木) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2026年1月27日(火) 16時30分

修得知識

  • ライフサイクルでの温室効果ガス排出を評価するときの考え方
  • バイオマス利用における技術的な課題
  • バイオエタノールを製造するときの課題
  • セルロースを原料とするエタノール生産を事業化する場合のコスト構造

プログラム

 再生可能エネルギー一つとして捉えられているバイオマス原料のバイオエタノール製造事業を検討する場合の課題について考察する。
 温室効果ガス削減のための技術としては、近年太陽光発電や風力発電が大きな話題となっている。しかし、太陽光や風力からは電気しか得ることができないのに対し、バイオマスは直接熱エネルギーとして利用できるだけでなく、バイオエタノールとして液体燃料として利用でき、化学品の原料ともなり得るカーボンニュートラルな資源である。また、バイオマスは資源の量としても人類の利用を満たすだけの量が賦存しているとされる。
 本セミナーでは、バイオマスを利用したバイオエタノール製造の技術やコストにおける課題を中心テーマとして、バイオマスを利用しようとする際に、検討しなければならない点について考察する。その上で、関連技術の開発動向についても紹介する。

  1. 化石エネルギーからの転換
    1. CO2と気候変動
      1. CO2濃度と気温上昇との関連
      2. 古気候学からみたCO2と気候変動
    2. 現代社会の技術資産からの制約
      1. 化石エネルギーに支えられた現代の技術資産
      2. 経済活動とCO2排出
  2. 資源としてのバイオマス
    1. バイオマスとは
      1. バイオマスとカーボンニュートラル
      2. バイオマス利活用の持続性
    2. バイオマスのコスト
      1. バイオマス自体の費用
      2. バイオマス利活用の費用
    3. バイオマスの量的な制約
      1. 量的拡大に伴う費用
      2. 量的拡大と輸送距離
  3. バイオエタノールの製造技術
    1. バイオマス原料とバイオエタノール製造プロセス
    2. セルロース系原料の前処理プロセス
    3. 糖化工程と発酵工程
    4. 固形分回収工程と精製工程
    5. 製造装置の規模と課題
  4. バイオエタノールのコスト構造
    1. 原料ごとの製造コスト概要
    2. セルロース系原料のバイオエタノールのコスト構成
    3. 公表資料に基づく製造コストの検討
    4. コスト低減の方向性
  5. 事業化における課題
    1. 事業性評価の着眼点
    2. 事業規模の検討
    3. 補助金と事業の持続可能性
    4. 欧州のある事業者の戦略
  6. 技術開発の動向
    1. 酵素の開発
    2. 酵母の開発
    3. 製造プロセスの開発
  7. 他の再生可能エネルギーの課題
    1. 太陽光発電の課題
    2. 風力発電の課題
  8. 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

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  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2026年1月22日〜29日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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