技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

電気自動車 (EV) 向けワイヤレス給電の現状と可能性

電気自動車 (EV) 向けワイヤレス給電の現状と可能性

オンライン 開催

開催日

  • 2025年10月14日(火) 13時00分17時00分

修得知識

  • ワイヤレス電力伝送の基礎知識
  • ワイヤレス電力伝送用パワーエレクトロニクスの基礎知識
  • 放射電磁ノイズの抑制
  • ワイヤレス電力伝送の研究開発動向
  • ワイヤレス電力伝送システムの設計・作り方

プログラム

 現在、ワイヤレス給電 (電力伝送) は、乗り物、工場、医療、スマートフォン、IoTデバイス等、日常の様々なアプリケーションに応用され始めています。しかし、比較的新しい技術であるが故、産業界への技術普及が十分であるとは言えない状況です。
 本セミナーでは、一般的なワイヤレス給電からEVに特化した高性能・低コスト化技術までを、基礎と最新の研究開発動向を交えて、体系的に紹介致します。特に、ワイヤレス給電に特化した電力変換回路 (パワーエレクトロニクス) 技術、コイル・共振回路等のシステム設計までを取り扱うことが特徴です。また、知識を整理するという観点で、初学者の方だけでなく、すでに研究開発に携わっている方にも価値のある内容を提供致します。質疑応答等ディスカッションの機会も設けておりますので、奮ってご参加ください。

  1. はじめに
    1. 身近なワイヤレス電力伝送技術
      • EXPO 2025 大阪・関西走行中給電バス万博レポートあり
    2. 利便性だけではない!ワイヤレス電力伝送技術の可能性
    3. ワイヤレス電力伝送の伝送方式と応用例
      1. 磁界結合方式
      2. 電界結合方式
      3. マイクロ波方式
      4. その他の方式
        • レーザ
        • 超音波
    4. 規格・標準化動向
    5. ワイヤレス電力伝送の技術課題と本講演について
  2. 磁界結合型ワイヤレス電力伝送のコイルと共振回路
    1. 電磁誘導と磁界共鳴
    2. 共振回路方式の特徴とそれに適するアプリケーション
      1. 基本4方式
        • S/S
        • S/P
        • P/S
        • P/P
      2. 大電力, 走行中給電に向く方式
        • LCL/LCL
        • LCCL/LCCL (Double-sided LCC)
        • LCC-S
    3. S/S方式の特性詳細及び設計時のポイント
    4. Double – sided LCC方式の特性詳細及び設計時のポイント
    5. 共振回路の最大効率条件
    6. 伝送コイルトポロジーとその特徴
      1. Circularコイル
      2. Double – Dコイル
      3. ソレノイドコイル
      4. マルチコイル
        • DDQコイル
        • Bipolarコイルなど
  3. 実際のワイヤレス電力伝送システム
    1. ワイヤレス電力伝送システムのシステム構成
    2. 電力制御の方法
    3. 高効率化のポイント
    4. システム各部の作り方・選び方
      1. コイルの作り方
        • リッツ線や磁性コアの選び方など
      2. 共振回路の作り方
        • 共振キャパシタ
        • インダクタの選び方など
      3. コンバータの作り方
      4. パワーエレクトロニクス回路制御用コントローラの構築方法
  4. 最先端のワイヤレス電力伝送技術
    1. 急速充電や走行中給電の課題
    2. システムの小型・軽量化に寄与する高効率化技術
    3. 放射電磁ノイズを抑えるソフトスイッチング技術
    4. システムの低コスト化技術
    • 質疑応答

講師

  • 太田 涼介
    東京都立大学 システムデザイン学部 電気電子工学科
    助教

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/8 xEV用モータの設計・製造の勘どころ 東京都 会場
2025/9/18 電気自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 オンライン
2025/9/19 光無線給電技術の基礎、技術動向、展望 オンライン
2025/9/19 EVの最新技術動向および将来展望 オンライン
2025/9/19 ワイヤレス給電と超急速充電が拓く未来 オンライン
2025/9/19 電気自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 オンライン
2025/9/22 EVの最新技術動向および将来展望 オンライン
2025/10/3 EV車載充電器/電源方式の利点・欠点と技術・研究動向 オンライン
2025/10/7 トヨタ自動車、モビリティカンパニーへの変革とは オンライン
2025/10/14 電気自動車 (EV) 用パワーエレクトロニクスの最新動向と基礎 オンライン
2025/10/15 最新自動車における「電磁波ノイズ」の発生要因とその対策 オンライン
2025/10/15 電気自動車 (EV) 用パワーエレクトロニクスの最新動向と基礎 オンライン
2025/10/24 最新自動車における「電磁波ノイズ」の発生要因とその対策 オンライン
2025/10/24 液浸冷却 (浸漬冷却) 用材料開発における最新動向 オンライン
2025/10/28 光無線・光ファイバ給電の基礎・技術動向と今後の展望 オンライン
2025/10/29 光無線・光ファイバ給電の基礎・技術動向と今後の展望 オンライン
2025/11/12 xEV用パワーエレクトロニクスの技術トレンド 東京都 会場・オンライン
2025/12/16 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 東京都 会場
2026/1/16 これからの自動車熱マネジメント技術 オンライン
2026/1/29 これからの自動車熱マネジメント技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/3/24 電気自動車のバッテリ冷却 (リチウムイオン電池、全固体電池) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/3/24 電気自動車のバッテリ冷却 (リチウムイオン電池、全固体電池) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2024/9/30 停車中・走行中ワイヤレス給電技術
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/15 EV用モータの資源対策
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/5/19 世界の充電インフラ 最新業界レポート
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望
2022/3/9 EV用リチウムイオン電池と原材料・部材のサプライチェーン (書籍 + PDF版)
2022/3/9 EV用リチウムイオン電池と原材料・部材のサプライチェーン (書籍版)
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2022/1/20 脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証