技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車用塗料の次世代自動車への対応

自動車用塗料の次世代自動車への対応

~水性塗料・制振性・電磁波吸収、遮蔽~
オンライン 開催

開催日

  • 2021年6月15日(火) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 自動車用水性塗料の概要と将来材料展望

(2021年6月15日 10:00〜11:30)

 近年、環境保護の観点で水性塗料設計、導入が加速している。従来の溶剤塗料との相違点を中心に、水性塗料の設計の考え方と水性塗料を中心とした将来塗装の展望を説明する。

  1. 日本の塗料の歴史
  2. 自動車用中上塗料について
    1. 概要
    2. 水性塗料について … その必要性と技術
    3. クリヤーについて … 硬化系とその特質
  3. 自動車用塗料における更なる品質向上
    1. 工程短縮塗料について … 3wet塗装系の必要性と技術
    2. 将来材料展望
    • 質疑応答

第2部 ミリ波・5G・Beyond 5G用高性能電磁波吸収体の開発と自動車塗料への応用

(2021年6月15日 12:10〜13:40)

 自動車におけるミリ波デバイスが果たす役割は年々大きくなっている一方、どのように性能向上を図るかにおいてノイズを抑制するミリ波吸収体の応用も重要性を増している。本講演ではミリ波吸収磁性材料であるイプシロン酸化鉄を中心に、ミリ波吸収体の基礎、用途、設計、導入 (設計、使用法等) について紹介する。

  1. 緒言
  2. 高周波ミリ波吸収磁性材料 イプシロン酸化鉄
    1. 世界最小ハードフェライト磁石
    2. 金属置換体と最高保磁力
    3. 高周波ミリ波吸収特性
  3. ミリ波吸収体、塗料の設計
    1. インピーダンス整合計算を利用した設計
    2. 電磁界解析を利用した設計
  4. ミリ波デバイスへの応用
  5. まとめ
    • 質疑応答

第3部 自動車用制振塗料の特性と技術動向

(2021年6月15日 13:50〜15:20)

  1. はじめに
  2. 制振塗料について
    1. 制振の位置付け
    2. 制振材の粘弾性挙動
  3. 制振塗料の特徴
  4. 制振塗料の配合設計
  5. 制振材の制振性評価方法と音響技術の重要性
  6. 終わりに
    • 質疑応答

第4部 自動車での応用を目指した、カーボンナノチューブ複合材料による表面機能化

(2021年6月15日 15:30〜17:00)

 カーボンナノチューブは優れた特徴を持つことで大きな期待を集めてきましたが、現時点では大きなアプリケーションにつながっていません。一方で、カーボンナノチューブ自身の性能は、ここ数年で飛躍的に改善し、またコストも低下しつつあります。
 本講座ではカーボンナノチューブの持つ特徴と、限界をしっかりと認識していただくことで、自動車などへの応用の可能性について理解していただきます。

  1. カーボンナノチューブ複合材料の特徴、機能
  2. 自動車応用に向けての課題
  3. カーボンナノチューブ複合材料の課題
  4. 表面機能化の手法
  5. EV化された自動車における電磁波遮蔽対策
  6. 導電性材料としての特徴
  7. 炭素繊維複合材料とカーボンナノチューブのハイブリッド
  8. ドイツにおけるカーボンナノチューブ複合材料の適応例、開発状況
    • 質疑応答

講師

  • 三輪 安紀
    日本ペイントホールディングス株式会社 R&D本部 先進技術研究所 基盤技術研究室
    グループリーダー
  • 大越 慎一
    東京大学 大学院 理学系研究科 化学専攻
    教授
  • 板野 直文
    日本特殊塗料 株式会社 開発本部 第2技術部 技術2課
    課長
  • 阿多 誠介
    産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門
    主任研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/23 自動車産業の現状と今後の課題・展望 2025 オンライン
2025/4/24 金属の表面処理技術 オンライン
2025/4/24 塗布膜乾燥のメカニズムとその制御、トラブル対策 オンライン
2025/4/25 水性塗料の設計技術とトラブル対策 オンライン
2025/4/28 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2025/4/29 自動車産業の現状と今後の課題・展望 2025 オンライン
2025/4/30 自動車の電動化に向けたシリコン、SiC・GaNパワーデバイス開発の最新状況と今後の動向 オンライン
2025/5/7 水性塗料の設計技術とトラブル対策 オンライン
2025/5/8 塗布膜乾燥のメカニズムとその制御、トラブル対策 オンライン
2025/5/13 LIB製造における塗工・乾燥のコツ、ドライ方式の最新動向 オンライン
2025/5/14 Roll To Rollにおけるフィルム乾燥の基礎と実践、設備設計と面状トラブル対策 オンライン
2025/5/15 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2025/5/21 Roll To Rollにおけるフィルム乾燥の基礎と実践、設備設計と面状トラブル対策 オンライン
2025/5/22 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2025/5/22 LIB製造における塗工・乾燥のコツ、ドライ方式の最新動向 オンライン
2025/5/23 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2025/5/26 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 東京都 会場
2025/5/26 遮音・吸音・制振材料の軽量化と自動車室内静粛性の向上 オンライン
2025/5/27 自動車工学および走行力学の基礎と最新自動車技術 オンライン
2025/5/27 自動車シートの座りを「人間工学の眼」で観る オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2021/9/30 自動車室内の静粛性向上と、防音・防振技術、材料の開発
2021/4/13 GAFA+Mの自動運転車開発最前線
2021/1/31 次世代EV/HEV用モータの高出力化と関連材料の開発
2020/12/25 次世代自動車の熱マネジメント