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折紙工学の設計技術と産業応用

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

折紙工学の設計技術と産業応用

~展開収縮を駆使した、軽くて強い、新しいモノづくり / ハニカム産業を超える産業創出に向けて~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

アーカイブ配信は、2020年12月7日ごろ配信開始予定 (視聴可能期間:約10日間)

開催日

  • 2020年11月26日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 産業に利用される新しいバイオミメティクス折り紙に関心のある方
  • 新しいモノづくりに興味のある方

修得知識

  • 折紙設計に有効な等角写像技術
  • 折紙式プリンターの適用法
  • 折紙ロボットの適用法
  • 折紙工法の適用法
  • 曲面ハニカム (切り紙ハニカムの製造法)
  • 夢の輸送箱の設計法
  • 折紙構造の特徴
  • 新しいエネルギー吸収材の適用法

プログラム

 折紙工学は、1) 工学的側面、2) 芸術的側面、3) ゲーム的側面、がありその範囲は広いが、1) 工学的側面を取り上げる。この中も、1) 折紙設計、2) 軽くて強い折紙構造の設計製造、3) 展開収縮できる折紙構造の設計製造、と大別できる。ここではこれら三つの課題それぞれで最先端の技術を披露する。折紙構造は、軽くて強い、展開収縮できるという産業的には素晴らしいポテンシャルを有するものの、その大量生産方式の開発が困難であり、コストに対し比較的緩やかな宇宙産業以外は未だ十分その実力が発揮されていない。 この打破には高度な計算科学や製造技術を要するという意味で折紙工学は総合工学とも言える。筆者の周辺で最近多くの関連技術が開発され一気に産業展開できる準備が整いつつある。これらの技術を共通のものとしてさらに磨きをかける場を持ちたい。

  1. はじめに
    • 折り紙は尊い芸術でありお金儲けするものではないと考えていた日本人。その日本人の心に火が付く情報が。英国のエンジニアが第2次大戦中、日本の七夕飾りをヒントにハニカムの大量生産技術を開発。ハニカムは数兆円産業に。これは恥ずべきことと、天才野島武敏氏が2002年に「折紙工学」を提唱。筆者が中心となって2002年以来、折紙工学を推進。以来20年近くたった今、折紙工学の三つの要素、1) 折紙設計、2) 軽くて強い折紙構造の設計製造、3) 展開収縮できる折紙構造の設計製造、それぞれで「ハニカム以上の産業創出」を目指したがその現状と課題を述べる。
      1. 折紙工学の産業化を阻む4つの課題
      2. 課題克服のキーポイント
  2. 折紙設計
    1. 折紙の数理を用いたデザイン
    2. バイオミメティクス折り紙の設計図
    3. 折紙設計ソフトで作られる、折紙ロボットで容易に折れない展開図
    4. 基本となる円筒折り展開図
    5. 円筒折り展開図から様々な構造の折畳展開図を作る等角写像技術
    6. 折紙衣服に用いられた円形膜折り紙
    7. リバースエンジニアリング技術を用いた究極の折紙設計システムOri3D
    8. 折紙ロボットでも折れる展開図を生成するOri3D
    9. 積層型3次元プリンターを凌駕することを目指す折紙式3次元プリンター
      1. 写真画像から3次元データ生成
      2. 3次元データから山折り、谷折り、糊代付き2次元展開図生成
      3. 折紙ロボットで2次元展開図から構造の再構築
    10. オムツ等肌着への応用
    11. 折紙設計はハニカム以上の産業を齎したか、齎し得るのかのディスカッション
  3. 軽くて強い折紙構造の設計製造
    1. 曲面ハニカムとその設計法
    2. 三角錐の連なったオクテットトラス型コア
    3. オクテットトラス型コアの強度・剛性・振動特性
    4. 金属製オクテットトラス型コアの成形法
    5. 金属製オクテットトラス型コアの産業への応用
    6. 大量生産方式が適った折紙工法
    7. 小型EVも安価に造ってしまう折紙工法
    8. 材料によらず同 – の工法となる折紙工法
    9. 折紙工法で得られる夢の輸送箱
    10. コア高さとその遮音・吸音特性
    11. 軽くて強い折紙構造の設計製造 はハニカム以上の産業を齎したか、齎し得るのかのディスカッション
  4. 展開収縮できる折紙構造の設計製造
    1. バイオミメティクス折り紙① – 昆虫に学ぶ –
    2. バイオミメティクス折り紙② – 植物に学ぶ –
    3. 宇宙産業への応用
    4. 折り紙は優秀なエネルギー吸収材
    5. 高い機能と安価な製造が可能、反転捩り折紙構造体とその製造法
    6. 高い機能と安価な製造が可能、多角形折紙構造体とその製造法
    7. 自動車エネルギー吸収構造への応用
    8. 折り畳みペットボトルへの応用
    9. 防振器への応用
    10. 厚板箱への応用
    11. 折り畳み式ヘルメットへの応用
    12. 建築産業への応用
    13. 医療への応用
    14. 展開収縮折紙構造の設計製造 はハニカム以上の産業を齎したか、齎し得るのかのディスカッション
  5. 折紙工学の折畳扇への展開
    1. 日本が誇る折畳扇の魅力
    2. 折畳扇の数理
    3. 折畳扇の数理から創造される新産業
  6. 折紙工学の将来
    • 計測技術の著しい発展により科学の興味は宇宙のような広大なものから、細胞など超ミクロな世界に広がっている。
      ここで唯一役立つのは自己組織化製造法であり折紙工学が未来を切り開く

講師

  • 萩原 一郎
    明治大学 研究・知財戦略機構
    研究特別教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

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  • このセミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先を掲載)
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

オンライン受講割引

  • オンライン受講の場合、1名様 30,400円(税別) / 33,440円(税込) で受講いただだけます。
  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
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アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

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