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PFOA及び代替物質の規制、分析と無害化技術

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PFOA及び代替物質の規制、分析と無害化技術

~2020年7月4日より新規制が発効~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年6月8日(月) 10時00分16時30分

修得知識

  • 有機フッ素化合物の分解無害化・再資源化技術の研究状況

プログラム

第1部 PFOA及び代替物質に関する規制とその対応

(2020年6月8日 10:00〜12:00)

  1. PFOAとは
  2. PFOAと関係するフッ素化学品、それらの社会貢献
    1. PFOAと関連するフッ素化学製品
    2. フッ素化学品の社会貢献
  3. PFOA の問題点 (環境汚染と人への健康被害)
    1. PFOA使用と環境放出
    2. 人への健康被害について
  4. PFOA規制
    1. 欧州 (REACH Restriction)
    2. 米国
    3. 国際条約 (POPs 条約: ストックホルム条約)
    4. 日本
    5. 中国
  5. フッ素化学産業界団体としての一連の対応
    1. Fluoropolymer Manufacturer Group とTelomer Research Program
    2. FluoroCouncil (フルオロカウンシル)
  6. PFAS類としてのさらなる規制
    1. 欧州
    2. 米国
    3. 国際条約
    • 質疑応答

第2部 有機フッ素化合物の分解無害化・再資源化

(2020年6月8日 12:45〜14:45)

 炭素原子とフッ素原子から形成される有機フッ素化合物は耐熱性、耐薬品性、界面活性等の優れた性質を持ち、我々の生活に欠かすことのできない重要な化学物質である。その種類は低分子化合物から高分子化合物まで多岐にわたる。分子量が数百程度の化合物は界面活性剤や表面処理剤に、数万以上の化合物、すなわちフッ素ポリマーはパッキン等の汎用品はもちろんのこと、イオン交換膜,光ファイバー,レジスト等の先端材料として利用されている。このように高い機能性を持つ一方で、環境残留性や生体蓄積性、廃棄物の分解処理が困難といった負の側面が近年になって顕在化しつつある。
 本講演では一般的な有機化合物の分解方法を概説した後、このような有機フッ素化合物の分解無害化・再資源化技術の研究動向について報告したい。

  1. 有機化合物を分解するさまざまな方法
    1. 紫外線照射 (UV)
    2. 促進酸化法 (AOP)
    3. フェントン反応
    4. ペルオキソ二硫酸イオン
    5. ペルフルオロ一硫酸イオン
    6. 超音波照射
    7. 亜臨界水・超臨界水
    8. メカノケミカル反応
  2. 有機フッ素化合物の分解方法
    1. 分解技術開発の必要性
    2. ペルフルオロカルボン酸類 (PFOA等) の分解
    3. ペルフルオロアルキルスルホン酸類 (PFOS等) の分解
    4. フッ素系イオン液体の分解
    5. フッ素系イオン交換膜 (ポリマー) の分解
    6. フッ素ポリマー (PVDF、ETFE等) の分解
    • 質疑応答

第3部 PFOAおよびその関連物質の規制、分析と求められる企業対応

(2020年6月8日 15:00〜16:30)

  1. はじめに
  2. PFOS、PFOAに関する規制動向
  3. PFOS、PFOAの分析
  4. 求められる企業対応
    • 質疑応答

講師

  • 小松 聡
    ダイキン工業 株式会社 化学事業部 企画部
    環境技術渉外専任部長
  • 堀 久男
    神奈川大学 理学部 化学科
    教授
  • 大内 幸弘
    SGSジャパン株式会社 C&P Connectivity 化学物質管理
    技術顧問

主催

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受講料

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: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
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  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
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アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

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