技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本セミナーでは、スクリーン印刷の原理やメカニズムの基礎から、最新のエレクトロニクス分野での具体的な応用例と実践方法について解説いたします。
スクリーン印刷は、エレクトロニクスやグラフィック・加飾印刷などの多くの分野で60年以上利用されてきたにも関わらず、未だに管理が困難で職人技が必要な印刷技法だと思われる事が多いようです。しかしながら、私自身の25年以上のコンサル経験からも、スクリーン印刷はその原理、メカニズムから考えて、最も安定で、且つ、プロセス管理が比較的容易な印刷工法であると考えています。
孔版であるスクリーン版を利用するスクリーン印刷は、ゴム製のスキージでの摺動により、刷版画線部のパターン開口部からインキを一定量、均一な厚みで基材に転移できる原理です。そして、他の印刷工法と異なり、揮発性の低い比較的高粘度のインキを使用できるため、安定性が極めて高い印刷工法であるとも言えます。これまでプロセス管理が困難だと思われてきたのは、多くの場合、スクリーン印刷技術の基本や原理を理解せずに、各要素の適正化レベルが低いままのスキージやスクリーン版、インキを使用していたためであると考えられます。
高品質なスクリーン印刷を実践するための適切な理論とその考えに基づいた「標準」があります。印刷されるインキ、ペーストの身になってプロセスを考える「ペーストプロセス理論」です。この理論と「標準」は、私が長年仮説と検証を繰り返し実用性があるとして確立し、多くのコンサルティングの現場で実証を行なってきたものです。これらは、エレクトロニクス分野のみならず、グラフィック、加飾、工業印刷などでの高品質スクリーン印刷実践のためであれば、すべてに通用します。
これまでの対症療法的対策が原因とも言えるスクリーン印刷に対するネガティブな先入観を一旦捨て去り、論理的整合性の観点から検証いただければ、この理論の正しさを納得していただけると思います。これまでの対策での成功の理由も失敗の理由もこの理論で説明ができるようになります。
スクリーン印刷プロセスの適正化とは、本来の「あるべき姿」を達成するための「前提条件」を高度に適正化することであり、適正化できていない場合は、その理由、原因を見つけ出し、「標準」に基づき適切に対策することです。「前提条件」が適正であれば、印刷品質と印刷安定性は、インキ・ペーストの有する固有の印刷性能で決定されます。
これまで、全ての印刷工法は、先ず「刷版」の性能が向上し、それに合わせた印刷性の高いインキが開発され、それぞれの印刷品質を向上させてきました。このことはスクリーン印刷においても同様であり、「刷版」であるスクリーン版の主要素であるメッシュ材料の技術進歩により、使用できるインキの印刷性能をさらに向上させることができました。
本講演では、最初に、スクリーン印刷の原理やメカニズムの説明、そして「版離れ角度」の維持により「版離れ力」を1.5倍に向上できる新機構について解説します。次に、スキージやスクリーンメッシュなどの要素技術とそれらの適正化の為の「標準」について解説し、インキ・ペーストの印刷性能に影響する分散安定性、揮発性、濡れ性及び粘弾性特性を分りやすく説明します。さらに、加飾印刷における「トーンジャンプ」のないグラデーション印刷と最近見いだした新技術であるベタパターンでの「サドル」を無くす印刷手法についても紹介します。
最後に、スクリーン印刷に関連する最新のトピックスとして、印刷したインキ塗膜をウエットの状態で5倍以上に増膜し、別基材に移載することが出来る「『リバース型インキ転写装置』を利用した超厚盛印刷技術』について紹介させていただきます。
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開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2025/10/31 | インクジェット技術の基礎と応用 | オンライン | |
2025/11/4 | インクジェット技術の基礎と応用 | オンライン | |
2025/11/6 | エレクトロニクス高品質スクリーン印刷の基本とプロセス適正化手法 | オンライン |
発行年月 | |
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2012/3/1 | インクジェット技術入門 |
2011/9/1 | スクリーン印刷 技術開発実態分析調査報告書 |
2010/11/1 | 印刷業界6社 技術開発実態分析調査報告書 |