技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

光電変換材料の基礎と合成プロセス・デバイス評価のポイント

光電変換材料の基礎と合成プロセス・デバイス評価のポイント

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年5月8日〜15日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年5月13日まで承ります。

概要

薄膜太陽電池や光センサー用途などで、薄膜光電変換材料の研究開発の重要性が増しています。
本セミナーでは、「光電変換材料の基礎と合成・成膜プロセスの特徴」「有効な評価解析・シミュレーション技術」について解説いたします。

開催日

  • 2025年5月7日(水) 13時00分 17時00分

受講対象者

  • ペロブスカイト等の薄膜太陽電池に関心のある方

修得知識

  • 無機半導体および有機半導体の基礎 (ペロブスカイトも含む)
  • 成膜プロセスの種類と特徴、メリット・デメリット
  • 薄膜材料の評価におけるポイント
    • 各種分光
    • X線回折
    • 時間分解測定
    • 電子顕微鏡評価解析など
  • 光電変換デバイスの基礎
  • 光電変換デバイスの特性評価技術
  • 光電変換デバイスのデバイスシミュレーション

プログラム

 近年、薄膜太陽電池や光センサー用途などで、薄膜光電変換材料の研究開発の重要性が増しています。次世代太陽電池として注目されるペロブスカイト太陽電池を筆頭に、無機材料や有機材料など幅広い材料が、発電材料・電荷輸送材料などとして研究されています。
 材料開発においては、物質自身の基礎物性に加え、成膜・合成プロセスの特徴を踏まえて開発を行うことが重要です。また、特性や品質を適切に評価し、理論シミュレーションも駆使して研究開発を推進することが重要になります。
 以上を踏まえ本セミナーでは、主に1光電変換材料の基礎と合成・成膜プロセスの特徴、2有効な評価解析・シミュレーション技術に注目してセミナーを行います。特に評価解析技術としては、吸収分光やX線回折といった汎用的測定から有用な情報を得る解析テクニック (トラップ準位分散や結晶ひずみの定量、粒径解析など) について述べます。

  1. 光電変換デバイス概論
    1. 薄膜太陽電池および関連デバイスの特長
    2. 光電変換デバイスのしくみ
      • 駆動原理
      • 等価回路
      • 性能の定義
    3. 薄膜光電変換デバイスの種類
      1. 有機薄膜太陽電池
      2. 無機系太陽電池
      3. ペロブスカイト太陽電池
    4. 光センサー
  2. 光電変換材料の基礎
    1. どのような材料が望ましいか
    2. 光電変換材料の種類と特徴、注目すべき物性
      1. 無機系材料
        • ハロゲン化物 (ペロブスカイト含む)
        • カルコゲナイド、カルコハライド
      2. 有機系材料
    3. 電荷輸送材料の種類と特徴、注目すべき物性
  3. 光電変換材料の合成・成膜プロセス
    1. 基本的な合成・成膜手法とその特徴、問題点など
      1. 塗布プロセス
        • スピンコート
        • ブレードコート等
      2. CBD (Chemical Bath Deposition) 法
      3. 蒸着、CVD等のドライプロセス
    2. 実際の成膜方法、高品質化の手法 (添加剤や貧溶媒法、雰囲気制御など)
      1. 有機材料
      2. 無機材料およびペロブスカイト
  4. 薄膜材料の評価
    1. 分光測定
      • 吸収端解析
      • 発光
      • 高電子分光など
    2. 構造評価
      • X線回折
      • 結晶ひずみ解析
      • 二次元X線回折
    3. モルフォロジー評価
      • 各種顕微鏡
      • 画像解析
    4. 時間分解測定 (発光、電荷移動度の非接触測定など)
    5. その場測定の活用
  5. 光電変換デバイスの構造と作製
    1. デバイス構造の種類と特徴
    2. 実際のデバイス作製と注意点
  6. デバイスの評価およびシミュレーション
    1. 基本的な測定 (JVやEQE測定)
    2. 光量依存測定 (理想因子算出など)
    3. 時間分解測定
      • 過渡電圧/電流測定
      • CELIV法
    4. フリーソフトSCAPSによるデバイスシミュレーション
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年5月8日〜15日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー