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残留応力の基礎と測定法および残留応力の利用技術

残留応力の課題に実践的に対応するための

残留応力の基礎と測定法および残留応力の利用技術

~課題とその対策~
オンライン 開催

このセミナーは2023年9月29日に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2025年3月31日まで受け付けいたします。
(収録日:2024年9月29日)

概要

本セミナーでは、材料力学・材料工学の基礎、残留応力の基礎・応用、ひずみゲージによるひずみ測定法の概要、応力解放法による残留応力測定法、最新のASTM E837-20規格による等方性の各種残留応力測定法、X線残留応力計測法の基礎、残留応力評価手法のポイントについて、事例を交え、実践的に詳しく解説いたします。

開催日

  • 2025年3月31日(月) 10時30分 17時30分

受講対象者

  • 設計者・技術者・製造部門・溶接部門の担当者
  • 金属、プラスチック、セラミック部品などの設計技術者や製造および品質管理の担当者
  • 設計技術者、研究者、残留応力を利用している方や残留応力に関する問題を抱えている方
  • 製造現場で残留応力を測定している方

修得知識

  • 材料力学の基礎、材料工学の基礎
  • 残留応力の基礎から応用まで、対処方法、測定方法等の体系的な基礎知識
  • 材料力学の基礎とひずみゲージによるひずみ測定法の概要
  • 世界で主流となっている応力解放法による残留応力測定法の概要
  • 穿孔法 (最新のASTM E837-20規格) による等方性の金属、プラスチック、セラミック材料等の残留応力測定法の概要
  • 穿孔法による直交異方性材料 (CFRP等) の残留応力測定法の概要
  • 切断法による残留力測定法の詳細
  • X線残留応力計測法の基礎知識
  • その他種々の残留応力計測技術の紹介
  • 現場計測や実機部材での残留応力評価手法のポイント

プログラム

中代担当講義趣旨

 昨今の材料開発技術はめざましいものがあり、従来の金属材料から高強度プラスチック、セラミックス、炭素繊維などの複合材料、溶射、表面改質など高強度材の実用化が進んでいる。高強度材は内部応力 (残留応力) も大きくなり、残留応力を積極的に運用すれば高性能部材にもなり得るし、設計で想定した外部応力に残留応力が加算された想定外の応力負荷で不具合の発生要因にもなる。さらに機械加工過程で機械加工精度向上にも残留応力の管理・把握が重要である。また、使用過程で残留応力が発生する場合もあり、部材の健全性評価、余寿命診断においても残留応力の評価は必要不可欠なものである。
 本講義では、この残留応力の基礎的な技術背景、種々の計測原理・計測方法の解説、最近の計測技術動向、残留応力の活用事例、過去の不具合事例の紹介をおこない、残留応力の課題について大局的・実践的に対応できることを目標とする。

三上担当講義趣旨

 世界では様々な残留応力測定法が種々の材料に適用されている。残留応力測定法は、非破壊法、準非破壊法および破壊法の3種類に分類される。本講座では、準非破壊法と破壊法に的を絞って解説する。これらは原理的には応力解放法に属し、測定対象物に穴をあけるか、完全に切断することにより残留応力を解放し、その際に解放されるひずみや変形を測定して、元々存在していた残留応力を解析するものである。
 本講座ではそれらの測定原理や測定手順について解説し、受講者が実務で残留応力の問題に遭遇した際に適切な測定方法を選択できるようにする。なお、残留応力測定ではひずみ測定が基本となるので、材料力学の基礎とひずみゲージによるひずみ測定法についても簡単に解説する。また、直交異方性材料 (CFRPなど) の残留応力測定法についても触れる。

  1. 残留応力の基礎と背景 (担当講師:中代)
    1. 残留応力とは
    2. 残留応力の管理と運用
    3. FEMなど数値解析による手法との比較
  2. 材料力学の基礎とひずみ測定法 (担当講師:三上)
    1. ひずみの定義
    2. 応力の定義
    3. 応力とひずみの関係
    4. 弾性変形と塑性変形の関係
    5. 熱膨張による変形
    6. 疲労
    7. 弾性破壊に関する種々の仮説
    8. ひずみ・応力測定方法
  3. X線応力計測法とその他非破壊計測法 (担当講師:中代)
    1. X線による応力計測法の原理と最近の計測装置 (X線計測方法の実施例)
    2. その他の非破壊計測方法
      • 放射光
      • 中性子
      • 材料物性
      • 変形計測など
  4. 応力解放法による残留応力の測定法 (担当講師:三上)
    1. 残留応力の定義
    2. 各種測定方法と測定深さ
    3. 応力解放法による残留応力測定
      1. 切断法 (Sectioning)
      2. 穿孔法 (Hole Drilling)
      3. DHD法 (Deep-Hole Drilling)
      4. その他の方法
        • Ring Core法
        • Slitting法
        • Contour法
    4. おわりに
  5. 残留応力の利用と損傷事例とその対策 (担当講師:中代)
    1. 残留応力の利用方法
    2. 残留応力による損傷事例と損傷の対策 (応力除去方法など)
  6. まとめと質疑応答 (担当講師:中代、三上)

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

受講者の声

  • 残留応力の知識を知ることができた。色々な測定法が紹介されて良かったです。
  • 有意義な内容で満足です。WEB聴講という選択肢は、居住地が開催会場から遠くても受講できるため、受講動機につながりました。自分の環境では、音声もクリアーで、スライドも見やすく、聴講については特に問題ありませんでした。
  • 分かりやすく参考になる内容でよかったです。また、過去の事例なども多くイメージし易かったです。

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

テキスト送付に係る配送料

ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
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  • セミナー資料は、印刷・送付いたしますので、視聴開始後に届きます。
  • セミナー資料は、申込み日から3営業日以内に発送いたします。
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