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ベイズ計測の基礎と計測インフォマティクスによるデータ解析

ベイズ計測の基礎と計測インフォマティクスによるデータ解析

オンライン 開催

視聴期間は2024年10月2日〜11日を予定しております。
お申し込みは2024年10月9日まで承ります。

概要

本セミナーでは、ベイズ計測の創始者である講師が、ベイズ計測の基礎から計測インフォマティクスの活用方法まで分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2024年10月9日(水) 10時30分 2024年10月11日(金) 16時30分

受講対象者

  • 材料開発者
  • 実験データ解析手法の幅を広げたい方
  • スペクトル解析の背後にある数理の基礎を学びたい方
  • 解析ソフトウェア開発等に携わる方

修得知識

  • ベイズ計測の定義
  • ベイズ計測の基礎
  • データ駆動科学
  • 計測インフォマティクスの活用方法

プログラム

 昨今、計測インフォマティクスの必要性が企業においても認識され、積極的な研究開発、実データへの応用が進んでいます。その中で、計測インフォマティクスを行うための解析プログラムは数十年前の手法にベースにした古臭いものです。このような現状では、最近破竹の勢いで発展しているベイズ計測に基づく計測インフォマティクスの潮流にのりおくてしまい、今後の計測関連民間企業で起こる生き残り戦争に出遅れてしまいます。
 本講義では、統計学のベイズ推論を計測化学に特化した形でまとめたコンパクトな情報数理的枠組みであるベイズ計測の創始者である東京大学の岡田真人教授が、ベイズ計測の動機や基礎をわかりやすく説明します。岡田真人教授も体験したように、ベイズ推論を習得しようと市場で販売されている本を手に取っても、計測化学に必要な知識を得ることは全くできません。そこで岡田真人教授は、計測インフォマティクスに必要十分な情報数理的枠組みを自ら考案しました。本講習会は、その貴重な経験に基づき、ベイズ計測の知見をもたいない方にも、わかるような講義構成を考えています。本講義を通して、ベイズ計測導入への成功事例への足がかりとなれば幸いです。

  1. 自然記述の基本的戦略とデータ駆動科学
    1. 要素還元主義と階層的自然観
    2. 階層的自然観とデータ駆動科学
    3. データ駆動科学の二大情報数理基盤:スパースモデリングとベイズ推論
    4. 物理学とスパースモデリング:Keplerの法則と前期量子論
    5. 物理学におけるベイズ推論の必要性
  2. 計測インフォマティクスの通常手法の現状と、その刷新の必要性
    1. 計測インフォマティクスの通常手法の問題点
      • 問題点1.
      • 問題点2.
      • 問題点3.
    2. その問題点の解決のためのベイズ計測導入
  3. ベイズ計測: ベイズ推論と計測科学の学融合領域
    1. ベイズ計測三種の神器
      • 神器1.物理パラメータの事後確率推定
      • 神器2.ベイズ的モデル選択
      • 神器3.複数データのベイズ的
  4. 直線回帰y=ax+bのベイズ計測解析計算の詳細な説明
    1. 物理パラメータの事後確率推定
    2. ガウス観測ノイズ分散推定
    3. ベイズ的モデル選択
  5. 非線形計測系のロールモデルとしてのスペクトル分解
    1. スペクトル分解の通常手法とその問題点 (誤差関数の局所解とモデル選択)
    2. ベイズ計測の導入と、ベイズ計測実装のための数値計算の必要性
    3. スペクトル分解におけるベイズ的モデル選択
    4. 計測限界の定量的評価
  6. 他の非線形計測系への展開
    1. NMR
    2. メスバウアー分光
    3. 小角散乱
    4. 比熱と磁化率の物理パラメータ事後確率推定とベイズ統合の導入
  7. ベイズ計測の普及戦略
    1. SPring-8とSPring-8全ビームラインベイズ化計画
    2. ベイズ計測の導入による計測科学のゲームチェンジング
  8. 民間企業のR&D (Research & Development) 戦略とデータ駆動科学
    1. データ駆動科学とと民間就職 サイバーフィジカルシステムの観点から
    2. データ駆動科学と企業R&D組織のフラット化
    3. データ駆動科学と人材の流動化
  9. まとめと、新規ビジネスなどの今後の展開

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

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  • 視聴期間は2024年10月2日〜11日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。