製品開発の実務で役立てるための
FUSION360の基本機能でもわかるCAEの勘所
~設計者がいちばんわかるCAEと結果の読み方~
オンライン 開催
概要
本セミナーでは、開発現場におけるCAE手法意義、現時点における3D-CADの活用展開方法、最先端デジタルプロセス導入について、豊富な経験に基づき事例を交え、分かりやすく解説いたします。
開催日
-
2024年7月16日(火) 13時00分
~
17時00分
受講対象者
- CAE業務を行っている実務者
- 設計開発部門のマネージャー
- 経営革新を今すぐ行いたい経営者
- 構造設計2〜3年の実務経験者
修得知識
- 開発現場におけるCAE手法意義の認識
- 現時点における3D-CADの活用展開方法
- 最先端デジタルプロセス導入 など
プログラム
近年、開発現場において「CAE作業」が専門性の高い部署から設計者レベルへと移行している傾向が見られます。この変化は、私たちを取り巻くコンピュータの性能や通信速度、クラウド技術の進化など、急速に進歩している「開発環境」によるものです。さらに、3D-CADといった汎用的な開発ツールでも、CAE検証が実務的に満足できるレベルに向上しています。
今回は、比較的手頃な価格で利用できる3D-CADソフトウェア「FUSION360」を使用して、どのようなCAE解析が可能なのか、また、CAEの結果を確認する際のポイントなどを、身近な機器簡易モデルを通じて説明し、製品開発において精度、品質、開発期間、開発費用にどのような効果をもたらすかを提案させていただきます。皆さんの業務合理化と効率化に一役買えれば幸いです。
- 講師自己紹介ならびに会社紹介
- CAEの必要性と現状
- 求められる開発の精度,スピード
- 「デジタルツイン」による開発
- フロントローディング
- 5ゲン主義
- CAEの重要性
- FUSION360を利用したCAE
- CAE具体的手法
- 変形/破壊を判断〜静的応力 (線形/非線形)
- 曲げCAEの設定,結果の読み方
- 材料検討時のポイント
- 振動時の破壊予想、対策検証〜モード周波数解析
- 挙動の見方・読み方
- 対策前後の差分比較
- 熱の伝わり方・伝え方〜熱解析 (伝導、伝達、放射)
- TIM差分による注意点
- 熱放射での検証方法
- 発熱対策を検証する〜電子デザインの冷却解析
- 空冷時の流れ・よどみ・逆流
- 冷却検討時の着目点
- 部品形状の急変影響〜準静的イベントシミュレーション
- 形状急変までを時間経過で確認
- 材料・形状検討での対策検証
- 衝撃影響を検証する〜動的イベントシミュレーション
- 例1: 関節構造の強度と変形
- 例2: ハンマー衝撃時の材料状態
- 部品の最適形状化〜シェイプ最適化
- 性能を維持して軽量化を図る
- 材料流れで見る弱点位置〜射出成型シミュレーション
- 流入位置による強度差分
- 弱点回避の検討
- 防水構造の検証〜応用編:静的応力 (線形/非線形)
- IP規格での安全率
- 止水性能の判断方法
- 大衝撃時の弱点検証〜応用編:動的イベントシミュレーション
- 落下時の変形・破壊 (複数の部品変形)
- 同じモデルでの多方向の落下検証
- 空気の流れを最適化〜応用編:電子デザインの冷却
- 空気の分布、風量で流れ検証
- 目標に向けたCAE結果注目点
- CAEの使いどころ=フロントローディング有
- 開発時間短縮
- 製品品質判断
- 比較 (コスト、調達性 など)
- 障害検証
- その他 事例
- まとめ
- 設計者CAEによる客観的判断
- 品質確保の手段
- 総合的な製品保証
- 次の開発ステージへ
講師
平池 学 氏
神上コーポレーション株式会社
顧問 構造アナリスト
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
47,000円 (税別) / 51,700円 (税込)
1口
:
60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
(3名まで受講可)
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。