技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マテリアルズインフォマティクスの基礎とスモールデータ問題への対処法

マテリアルズインフォマティクスの基礎とスモールデータ問題への対処法

~データ解析に必要な基礎知識、ソフトウェア、データベース、最新技術 / 限られたデータの壁を乗り越えるための方法~
オンライン 開催

概要

材料研究において大きな障壁となる「スモールデータ問題」。
本セミナーでは、その壁を乗り越えるためのデータ科学の方法論や実験・シミュレーションデータの統合解析について、様々な事例を含め、マテリアルズ・インフォマティクスの基礎から解説いたします。

開催日

  • 2024年1月22日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 製薬・化学・素材企業等の実務担当者 等
  • マテリアルインフォマティクスに関連のある方

修得知識

  • マテリアルズインフォマティクスのデータ解析に必要な基礎知識
  • データ解析のソフトウェア、データベース
  • マテリアルズインフォマティクスのデータ解析の最新技術

プログラム

 データ駆動型研究における最も重要な資源はいうまでもなくデータです。しかしながら、材料研究ではデータ駆動型研究に資する十分なデータを利用できないことが多々あります。
 本講義では、限られたデータの壁を乗り越えるためのデータ科学の方法論や実験・シミュレーションデータの統合解析を中心テーマに定め、様々な事例を挙げながら、マテリアルズインフォマティクスの基礎を学びます。

  1. はじめに
    1. マテリアルズインフォマティクスにおける機械学習の基本:順問題と逆問題
    2. 材料データベース
    3. ソフトウェア
    4. スモールデータの壁
  2. マテリアルズインフォマティクスにおける機械学習の基礎
    1. 組成・構造記述子
    2. 組成・構造から物性を予測する
    3. 所望の物性を持つ分子を予測する
    4. 高分子材料への適用例
    5. 合金系への適用例
    6. XenonPyの紹介
  3. モデルの解釈・説明
    1. 重要記述子の同定と解釈の難しさ
    2. 説明可能AI
    3. 機械学習によるルールの発見
  4. 限られたデータへの対処法
    1. 転移学習・ドメイン適応・マルチタスク学習
    2. スモールデータ問題と関数出力変数の予測
    3. ベイズ最適化による適応的実験計画
    4. 実験・シミュレーション・機械学習の統合解析
    5. 高分子物性自動計算ソフトウェアRadonPyの紹介
    • 質疑応答

講師

  • 吉田 亮
    情報・システム研究機構 統計数理研究所 データ科学研究系
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,700円 (税別) / 38,170円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,700円(税別) / 38,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/10 目的に応じた統計手法の選択とデータ解析のポイント オンライン
2025/2/10 生成AI・LLM活用へのデータ整理、システム構築とRAGを用いた検索精度向上 オンライン
2025/2/10 着実にステップアップできる多変量解析講座 オンライン
2025/2/12 実験短縮、研究開発効率化へのMI、生成AI、ロボット導入と活用のポイント オンライン
2025/2/12 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践 オンライン
2025/2/12 AI外観検査 (画像認識) のはじめ方、すすめ方、精度向上への考え方 オンライン
2025/2/14 R&D部門のデータ共有・利活用 (MI, AI) のためのデータ共有システム構築と進め方 オンライン
2025/2/17 目的に応じた統計手法の選択とデータ解析のポイント オンライン
2025/2/19 マテリアルズインフォマティクスの主幹となる計算科学シミュレーション オンライン
2025/2/19 生成AIを活用したデータ分析の基礎とポイント オンライン
2025/2/19 マテリアルズ・インフォマティクスによる電池材料開発事例 オンライン
2025/2/20 人工知能技術:MTシステム 超入門 オンライン
2025/2/21 Python を用いたスペクトルデータ解析 (前編・後編) オンライン
2025/2/21 Python を用いたスペクトルデータ解析 (前編) オンライン
2025/2/21 Python を用いたスペクトルデータ解析 (後編) オンライン
2025/2/25 AI・LLMの学習時間短縮と性能、回答精度向上 オンライン
2025/2/25 マテリアルズインフォマティクスの基礎技術となる計算科学シミュレーション オンライン
2025/2/26 Vision Transformerの仕組みとBEV Perception オンライン
2025/2/26 マテリアルズインフォマティクスの動向と小規模・実験データへの応用 オンライン
2025/2/27 電子実験ノートの導入と共有・利活用ノウハウ オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/12 世界のマテリアルズ・インフォマティクス 最新業界レポート
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2020/12/30 実践Rケモ・マテリアル・データサイエンス
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/8/1 材料およびプロセス開発のためのインフォマティクスの基礎と研究開発最前線
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/3/26 ビッグデータ・AIの利活用に伴う法的留意点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集