技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

導電性高分子の基礎と新しい技術展開

導電性高分子の基礎と新しい技術展開

~導電性高分子の導電メカニズム、高導電化・高機能化とその応用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、電子デバイスからバイオ分野などへと応用分野が拡大する「導電性高分子」を取り上げ、導電性高分子の基礎から解説し、最近提案された新しいコンセプトなど最新動向を詳解いたします。

開催日

  • 2023年7月11日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 導電性フィラー、導電性ペーストに関連する技術者
    • タッチパネル電極
    • プリンテッドエレクトロニクス配線板
    • プリンタブルエレクトロニクス
    • アクチュエータ
    • 有機EL
    • 太陽電池
    • 液晶ディスプレイ
    • プラズマディスプレイ
    • 電子ペーパー など
  • 導電性フィラー、導電性ペーストで課題を抱えている方

修得知識

  • 導電性高分子の導電機構
  • PEDOT:PSSおよびPEDOT系の高導電化
  • 透明電極としてのPEDOT
  • アニオン交換ドーピング / ダブルドーピング
  • 導電性高分子のウェアラブルデバイスへの応用

プログラム

 導電性高分子の応用は固体電解コンデンサ、有機EL、FETあるいは太陽電池などの電子デバイス分野ばかりでなくセンサや医療分野にも拡がり、さらに最近では、優れた生体適合性や柔軟性など従来の無機材料が持たない特性を有することからバイオ分野へも拡大しています。これらのいずれの分野への応用であっても電気伝導度、移動度、耐熱性、柔軟性などの特性のより一層の高性能化が要求されています。これらのニーズに応えるには従来の考え方の延長線上のみでは十分に対応することが難しくなってきています。しかし、ここ数年の間にドーピング機構などに関して既存の考え方とは異なるコンセプトが提案され、導電性高分子の展開のブレークスルーとなるのではないか期待されています。
 本セミナーでは第1部で従来の考え方を中心にした「導電性高分子の基礎」を解説し、次いで第2部では「導電性高分子の新しい技術展開」として最近提案された新しいコンセプトを中心に、今後の応用展開の技術シーズを詳細に紹介します。

  1. 第1部 導電性高分子の基礎
    1. 導電性高分子の導電機構
      1. ドーピング機構
      2. 結晶性の影響
      3. タイ分子の役割
    2. 導電性高分子の高移動度化のための分子設計
    3. 導電性高分子の高導電化
      1. 分子鎖の配向・延伸
      2. CNTとの複合化
    4. PEDOT系導電性高分子
      1. PEDOT:PSSの導電機構
      2. PEDOT:PSSの高導電化
      3. 気相重合法による高導電PEDOTの合成
      4. 単結晶PEDOTの合成
    5. ドナー・アクセプター型導電性高分子
      1. 電気・光学的特性
      2. 薄膜太陽電池への応用
      3. 柔軟性ポリマーとの複合化による高導電なフレキシブル導電性高分子の製造
      4. N-型導電性高分子への低分子量成分の添加効果
  2. 第2部 導電性高分子の新しい技術展開
    1. 側鎖修飾 (side-chain engineering) による導電性高分子の高性能化
      1. P3HTのアモルファス領域への選択的ドーピング
      2. アルキル側鎖の修飾
      3. エチレングリコール系側鎖の修飾
      4. 高導電な自己ドープ型導電性高分子
    2. 導電性高分子のナノ拘束空間への閉じ込め
      1. 高分子のナノ拘束空間への閉じ込めとは
      2. 導電性高分子のナノ拘束空間への閉じ込め効果
      3. 工業的製造法
    3. off-center スピンコーティング (OCSC) 法による導電性高分子の高性能化
      1. OCSC法の機構
      2. OCSC法による導電性高分子の電気・光学的性質の向上
    4. 導電性高分子へのアニオン交換ドーピング (AED) 法の適用
      1. AEDの機構
      2. AED法による導電性高分子の耐熱性向上
    5. 導電性高分子のダブルドーピング
      1. ダブルドーピングの機構
      2. ダブルドーピングによる導電性高分子の高性能化
    6. ドナー性ポリマーとアクセプター性ポリマー間での電子移動
      1. 電子移動機構
      2. 太陽電池への応用
    7. まとめ
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。