技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本セミナーでは、高分子コンポジットの特性・機能制御のために理解しておきたいフィラーの分散・凝集とその評価方法、分散性向上のポイント、分散状態・凝集構造と粘弾性特性の関係、特性制御指針などについて、フィラーの基礎・高分子コンポジットの作製法から詳しく解説いたします。
ポリマー中に固体粒子やミクロ繊維などがフィラーとして添加された高分子コンポジットは、タイヤ材料をはじめ、近年、様々な用途に利用されている。高分子コンポジットの特性や機能は、それを構成する高分子およびフィラーそれぞれの性質だけでなく、ポリマー中におけるフィラーの分散状態や凝集構造の形成に大きく依存する。これら高分子コンポジットの特性や機能の発現メカニズムを理解し制御するためには、ポリマー中のフィラーの分散状態や凝集構造を観察することが必要になる。
ここでは、はじめに、高分子コンポジットの作製法として、高分子溶液を分散媒とするサスペンションからフィルム状試料が得られる溶媒キャスト法および、関連する高分子の吸着やサスペンションの分散安定性について解説する。さらに、フィラーの凝集構造の観測に有用な小角散乱法の基礎を概説するとともに、コンポジットの粘弾性特性との関係について説明する。
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
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