技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
(2022年10月12日 10:30〜12:00)
食料危機勃発への懸念が高まる中、リン肥料価格も高騰している。その一方で、電気自動車二次電池、太陽光や風力発電用蓄電池、半導体や医薬品などの生産に不可欠な高純度リンマテリアルの供給リスクも深刻化している。高純度リンマテリアルは、リンの単体の黄リン (P4) から生産されるが、黄リンは世界でも中国、米国、カザフスタン、ベトナムのわずか4か国でしか生産されていない。日本は黄リンを国内生産できず、ベトナム一国からの輸入に全面依存しており、その深刻化する供給リスクは低炭素・循環型社会への資源制約になりかねない。
本講座では、国内の未利用リン資源からリンを回収し、高純度リンマテリアルとして供給するためのリンアップサイクル新戦略と、新たな資源循環ビジネスへの展開について解説する。
(2022年10月12日 13:00〜14:30)
リン回収技術に関して、基礎研究的取組ではなく、あくまで社会実装を目的とする実用的技術の実態を知るための講座である。
メタン発酵系汚泥が発生するプラントにおいては本リン回収技術の採用または応用により資源循環以外のスケールフリー、汚泥処分費削減、水処理系薬剤削減、等の副次的メリットが多く得られる。
汚泥からのリン回収だけではなく、メタン発酵槽内のスケール発生量を軽減する新たなリン回収方式の実プラント運転実績に関しても報告する。
最近のAIを活用した制御技術の進歩等により、処理対象汚泥の性状変動に伴う追随運転の高精度化により処理性能の安定化が見込め、完全自動化の目途が出てきた点に関しても紹介する。
(2022年10月12日 14:45〜16:15)
我国ではリン資源を全て輸入に頼っていることから、将来的なリン資源の安定的確保が喫緊の課題となっている。このためには、リンの回収・再利用促進が重要である。下水や下水汚泥を対象としたリン回収については比較的早くから研究開発が行われ、既にいくつかの回収技術が実用化・導入に至っている。
本講演では、下水からのリン回収について、基本的事項からリン回収技術、リン回収利用の現状について、その最新の動向と今後の展開について紹介する。
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
発行年月 | |
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2009/11/27 | リン資源の回収と有効利用 |