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ペロブスカイト太陽電池の材料、成膜技術と実用化動向

ペロブスカイト太陽電池の材料、成膜技術と実用化動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、材料化学を中心にペロブスカイト太陽電池について、基礎から研究開発の最前線と、将来展望について解説いたします。

開催日

  • 2022年1月27日(木) 10時30分 16時15分

修得知識

  • ペロブスカイト半導体の基礎
    • 材料化学
    • 結晶化メカニズム
    • 光物性
    • 太陽電池の特性

プログラム

第1部 ペロブスカイト太陽電池の実用化動向とその課題

(2022年1月27日 10:30〜12:00)

 ペロブスカイト太陽電池は、フレキシブル・軽量基板にも印刷法で作製できることで、今、最も注目される太陽電池です。
 本講演では、実用化に向けた高効率化、ならびに、耐久性の向上の取り組みについて解説します。また、ペロブスカイト太陽電池を飛翔体に応用する取り組みとして、JAXAとの共同研究による放射線耐久性・気球飛翔実験の概要など、最新の研究成果を紹介します。

  1. ペロブスカイト太陽電池とは
    1. ペロブスカイト化合物とは
    2. ハロゲン化鉛系ペロブスカイトの太陽電池への応用
    3. 固体型ペロブスカイト太陽電池の原型
    4. 無機系太陽電池と有機系太陽電池の比較
    5. ペロブスカイト太陽電池の注目点は?
    6. 発電特性の特長
  2. 実用化に向けた高効率化、耐久性向上
    1. 高効率太陽電池の構成
    2. 高効率化に向けた界面エンジニアリング
    3. 耐久性向上に向けた材料開発
    4. スピンコート法、インクジェット法による成膜
  3. 期待されるアプリケーション
    1. ペロブスカイト太陽電池の気球飛翔と放射線耐久性
    2. フレキシブル軽量太陽電池
    3. BIPVとペロブスカイト太陽電池
  4. 将来展望とまとめ
    • 質疑応答

第2部 高純度化前駆体材料を用いた塗工技術開発によるペロブスカイト太陽電池の高性能化

(2022年1月27日 13:00〜14:30)

 ペロブスカイト太陽電池の開発研究について、材料化学の視点から、これまでの課題と進捗について最新の成果も含めて紹介します。さらに、製品化と実用化に向けた今後の展望についてもお話しします。

  1. ペロブスカイト太陽電池の研究背景
  2. 発電メカニズムとデバイス構造
    1. ペロブスカイト半導体の光物性の解明
    2. 発電メカニズム
    3. 順型と逆型のデバイス構造
  3. ペロブスカイト半導体薄膜の塗布成膜
    1. 中間体の構造・物性解明
    2. 塗布溶媒の効果、加熱・乾燥課程
  4. 電荷回収層材料の開発
    1. 分子設計の考え方
    2. 材料の改良によるデバイス特性の向上
  5. 材料の鉛フリー化
    1. Sn系ペロブスカイト半導体の課題と改善
    2. Sn系ペロブスカイト太陽電池の開発最前線
  6. 製品化・社会実装に向けた展望
    • 質疑応答

第3部 ペロブスカイト太陽電池の成膜技術の開発動向

(2022年1月27日 14:45〜16:15)

 ペロブスカイト太陽電池の成膜技術の開発動向についてご紹介します。基礎研究段階で作製したペロブスカイト太陽電池、フィルム型太陽電池、透明太陽電池の解説や、逆型構造におけるガスブロー成膜の効果を中心にご紹介します。また、世界中で実用化に向けて開発が進む成膜技術についてレビューします。

  1. ペロブスカイト太陽電池の成膜技術
    1. ペロブスカイト太陽電池の開発経緯
    2. 大面積化の課題
    3. ミニモジュールの成膜
  2. ペロブスカイト太陽電池のバリエーション
    1. フィルム型太陽電池
    2. 透明太陽電池
    3. ペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池
  3. 世界の成膜技術の開発動向
    1. 各種コーター
    2. ロール・ツー・ロール
    3. インクジェット
    4. 真空成膜
    • 質疑応答

講師

  • 池上 和志
    桐蔭横浜大学 医用工学部 臨床工学科
    教授
  • 若宮 淳志
    京都大学 化学研究所
    教授
  • 五反田 武志
    東芝エネルギーシステムズ株式会社 グリッド・アグリゲーション事業部 次世代太陽電池開発部
    参事

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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