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抗菌・抗ウイルス性製品に向けた開発事例と関連規制

抗菌・抗ウイルス性製品に向けた開発事例と関連規制

オンライン 開催

開催日

  • 2021年11月9日(火) 10時30分 16時40分

プログラム

第1部 抗ウイルス・抗菌フイルム『リケガード®』の製品開発と今後の展望

(2021年11月9日 10:30〜12:00)

 本講義では、UVコーティングを利用した抗ウイルス・抗菌製品『リケガード®』について、その設計方針や性能などを紹介させて頂くと共に、市場のニーズに応え、反射防止機能、遮熱機能等の様々な機能と抗ウイルス性を複合化した製品を開発進めております。そのような各種応用製品の展開に関しても紹介致したく考えております。

  1. リケガード®の基本開発設計
    1. 抗ウイルス・抗菌剤の選定
    2. 塗料の処方設計
    3. リケガード®の抗ウイルス剤・抗菌性能
    4. リケガード®の展開
      1. REPTYシリーズ、
      2. RIVEXシリーズ
      3. FSシリーズ
  2. 各種リケガード®の展開
    1. フイルムに求められる性能
    2. 防眩 (AG) グレード
    3. 反射防止 (AR) グレード
    4. 施工性重視グレード (BL)
    5. 柔軟性を持つグレード (STR)
    6. 高耐候性 (HW) グレード
    7. 遮熱グレード
    • 質疑応答

第2部 抗菌、抗ウイルス、抗バイオフィルムの基本方策と表面処理による対策事例

(2021年11月9日 13:00〜14:30)

  1. 感染防止における「モノ」の表面の重要性
  2. 細菌・ウイルスの材料表面での様態
    1. 細菌とウイルスの構造
    2. 細菌とウイルスによる感染
    3. 細菌の表面での生存法 (バイオフィルム)
    4. ウイルスの材料表面での「生存」
  3. 抗菌・抗ウイルスのための材料表面設計
    1. どのように増殖を抑えるのか
    2. 抗菌・抗ウイルスの一般的な処理方法
    3. 材料表面を設計するための指針
    4. 「殺菌・不活化」のしくみ
    5. 「付着防止」のしくみ
  4. さまざまな表面処理技術・研究
    1. 細菌の増殖抑制のための表面処理
    2. ウイルス不活化のための表面処理
    3. 最近の研究の方向性から
  5. まとめと今後の課題
    • 質疑応答

第3部 抗菌・抗ウイルス加工製品の認証制度と関連規制について

(2021年11月9日 14:40〜16:40)

 抗菌加工製品は日本の古い文化を背景に日本で生まれた製品であるが、国内市場はさらに拡大しているが、アジア、欧米等にも次第に普及しつつある。また国際的な新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、抗ウイルス加工製品に対する関心も急速に高まっており、その成長が期待されている。 本講座では抗菌・抗ウイルス加工製品の意味や効果について確認すると共に製品加工に利用される薬剤の種類、特徴、安全性等について紹介し、製品加工のプロセスやその品質管理方法について説明する。
 現在、抗菌・抗ウイルス加工製品については信頼でき安心できる製品を普及させるためいくつかの関連業界団体により認証登録が行われている。本稿では広い分野を対象にこの活動を進めている抗菌製品技術協議会 (SIAA) の認証制度について説明するとともに、その製品登録状況から市場の実態を明らかにする。
 抗菌・抗ウイルス加工製品の国際的な普及にともなって問題となる表示等に関する国内外の規制について解説する。最後に、SIAAでは抗菌・抗ウイルス加工製品の国際的普及を目指しており、そのための活動状況についても触れる。
 以上より本講座は、抗菌剤、抗ウイルス加工剤、抗菌・抗ウイルス加工製品の技術開発、市場開発に携わっている企業の研究、製造、企画、営業部門の皆様にご参考になるものと考えております。

  1. 抗菌・抗ウイルスとは何か? (定義)
  2. 抗菌・抗ウイルスの意味と効果
  3. 日本における抗菌・抗ウイルス加工製品の歴史
  4. 抗菌剤・抗ウイルス加工剤について – 種類、特徴、作用メカニズムなど –
  5. 抗菌剤の抗菌性能試験方法
  6. 抗菌剤、抗ウイルス加工剤の安全性基準
  7. 抗菌剤の選び方
  8. 抗菌・抗ウイルス加工製品の製造プロセスと品質管理
  9. 業界別の抗菌・抗ウイルス加工製品の認証制度
  10. SIAAの抗菌・抗ウイルス加工製品の認証制度
    1. SIAAとその活動について
    2. 抗菌加工製品の認証基準と登録状況
    3. 抗ウイルス加工製品の認証基準と登録状況
  11. 抗菌・抗ウイルス加工製品の表示と規制
    1. 国内の抗菌関連化学物質規制
    2. 米国の関連法規
    3. 欧州の関連法規
  12. 抗菌・抗ウイルス加工製品の国際的普及
    • 質疑応答

講師

  • 安藤 幹規
    リケンテクノス株式会社 研究開発センター フイルム開発室 第4グループ
  • 伴 雅人
    日本工業大学 基幹工学部 応用化学科
    教授
  • 藤本 嘉明
    一般社団法人 抗菌製品技術協議会
    顧問

主催

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