技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

鉛蓄電池の劣化メカニズムとバッテリマネジメント

Zoomを使ったライブ配信セミナー

鉛蓄電池の劣化メカニズムとバッテリマネジメント

~基本特性、Liイオン蓄電池の比較、動作原理、劣化メカニズム~
オンライン 開催

開催日

  • 2021年1月25日(月) 11時00分 16時00分

プログラム

 近年、電気自動車や自然エネルギーの活用などで用いられる蓄積デバイスの重要性が増しており、鉛蓄電池やリチウムイオン蓄電池が注目されている。鉛蓄電池は歴史が古く安価でリサイクルが容易などの理由で広く使われ続けており、特に最近ではアイドリングストップ用などの新用途で需要を伸ばしている。今後の課題としてはリサイクル電池の活用や広SOC領域での活用の要求が増えてくることに伴う劣化や寿命管理であろうと思われる。
 本セミナーでは、蓄電池やスマートグリッド関連の初学者、若手技術者を対象に、鉛蓄電池の基本特性と、その動作原理を理解し習得することを目的とする。今後のエネルギーシステムにおいては、リチウムイオン蓄電池との比較あるいは連携も考慮する必要があるため、それらの違いや置き換えの可能性、最適な用途などについても説明する。また、蓄電池劣化に関しても、基本的な、劣化のメカニズムを理解した上で、そのモデル化とシミュレーション方法について紹介する。

  1. 鉛蓄電池の最近の動向と要求事項
    1. 鉛蓄電池の歴史
    2. 用途の変化と最近の動向
  2. リチウムイオン蓄電池との違い
    1. 特性と用途の違い
    2. 置き換えと棲み分け
  3. 動作原理とモデル化
    1. 主反応と副反応
    2. 等価回路モデル
    3. 温度特性
  4. 劣化のメカニズム
    1. 劣化現象
    2. 硫酸鉛の生成とサルフェーション
    3. 反応距離
    4. 反応ばらつきの影響
  5. 劣化シミュレーションとモデル化
    1. 粒子径分布の計算
    2. 充放電動作と粒子径分布
  6. 今後の研究課題

講師

  • 福井 正博
    立命館大学 理工学部 電子情報工学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 50,600円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 62,700円 (税込) (3名まで受講可)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/10 材料化学から見た「全固体電池」の課題とその解決に向けた最新研究開発動向 東京都 会場・オンライン
2024/5/14 ブリードアウトの発生メカニズムと制御、測定法 オンライン
2024/5/17 電力・ガス業界のしくみ・ビジネス概説と秘話 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 入門 インピーダンス測定法とリチウムイオン電池への応用 オンライン
2024/5/28 車載電池・リチウムイオン電池の爆発・火災事故の傾向、 その安全性向上技術、過酷試験の進め方、規制対応 オンライン
2024/5/28 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2024/5/30 高分子材料の劣化 オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/6/4 欧州のxEV及び電池業界動向 東京都 オンライン
2024/6/12 FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性 オンライン
2024/6/17 プラスチック・ゴムの劣化メカニズムと劣化評価法および高耐久性設計 オンライン
2024/6/19 電気化学測定の基礎と実験データの解釈のポイント オンライン
2024/6/20 燃料電池、アンモニア、水素を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2024/6/27 信頼性の基礎と加速試験の進め方および試験結果の活用法 オンライン
2024/6/27 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価 オンライン
2024/6/28 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2024/7/2 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価 オンライン
2024/7/10 タイ分子の基礎と応用 オンライン
2024/7/24 高分子の劣化・変色メカニズム、寿命評価及びトラブル解析事例 東京都 会場・オンライン
2024/7/24 タイ分子の基礎と応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/8/19 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2022/6/30 二次電池の材料に関する最新技術開発
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/20 脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/8/20 2021年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/4/26 全固体リチウムイオン電池の実用化と新たな材料市場 (書籍版 + CD版)
2021/4/26 全固体リチウムイオン電池の実用化と新たな材料市場
2021/4/16 2021年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2021/3/19 2021年版 モビリティ市場・技術の実態と将来展望
2021/2/19 2021年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2020/12/11 2021年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望