技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子合成における重合反応とリビング重合の基礎から機能性高分子材料の最先端

Zoomを使ったライブ配信セミナー

高分子合成における重合反応とリビング重合の基礎から機能性高分子材料の最先端

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、重合反応の基礎から精密重合による高分子合成など最先端研究に至るまで、高分子材料設計の鍵となる情報を幅広く詳解いたします。

開催日

  • 2021年1月22日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 重合を用いた高分子合成と材料設計、高分子構造解析に関心のある方
    • 高分子合成
    • 重合反応
      • ラジカル重合
      • アニオン重合
      • カチオン重合
    • リビングラジカル重合など

修得知識

  • 高分子合成、重合反応、高分子材料設計に関する知識
  • 高分子合成や高分子材料設計の実務に活用できる知識
  • 重合反応の基礎
    • ラジカル重合
    • アニオン重合
    • カチオン重合の特徴
    • 反応機構
    • 適用可能なモノマー種など
  • 精密重合による高分子合成
    • 一次構造の制御と解析
      • 分子量
      • 末端基
      • 立体
      • 連鎖配列
      • 分岐など
  • リビングラジカル重合による機能性高分子
    • 精密合成
    • 分子設計
    • 自己組織化
    • 物性機能発現

プログラム

 H. Staudingerによる「高分子説」が提唱され、今年で100年が経つ。その間、高分子化合物の精密合成や構造解析技術が発展し、高分子の一次構造と集合構造を制御することにより、狙いの物性や機能を発現する様々な高分子材料が産み出されてきた。
 本講演では、「高分子合成」と題して、重合反応の基礎から精密重合による高分子合成など最先端研究に至るまで、高分子材料設計の鍵となる情報を幅広く概説する。まずは、 (1) ラジカル重合やアニオン重合、カチオン重合の特徴と反応機構、これらの重合に適したモノマー種など重合反応の基礎について説明する。その後、高分子合成の最先端として、 (2) リビングラジカル重合などに代表される精密重合とそれらを用いた高分子の一次構造制御 (分子量、末端基、立体規則性、連鎖配列、分岐) と構造解析、さらに (3) 機能性高分子の精密合成、分子設計、自己組織化、物性制御、機能発現に関する研究例を紹介する。本講演では、高分子合成、重合反応、材料設計に関する知見と研究を紹介し、これらの実務に活かすことができれば幸いである。

  1. 高分子合成・重合反応
    1. 高分子合成:連鎖重合と逐次重合の違い
    2. 連鎖重合の特徴
    3. ラジカル重合とイオン重合
    4. ラジカル重合
    5. アニオン重合
    6. カチオン重合
  2. 精密重合・リビング重合
    1. リビング重合と一次構造制御
    2. リビングラジカル重合の種類
    3. リビングラジカル重合による分子量制御
    4. 高分子の一次構造解析
  3. リビングラジカル重合による機能性高分子:分子設計と物性機能
    1. ランダム、交互、グラジエント、ブロック共重合体
      • 配列制御と物性
    2. 末端機能性ポリマー
      • 精密な局所機能化
    3. 環化ポリマー
      • ナノ空孔による機能
    4. 星型ポリマー
      • ナノ空間による機能
    5. 両親媒性ランダム共重合体の自己組織化
      • サイズ制御ミセル
    6. 自己組織化材料
      • ハイドロゲル
      • Sub 10 nmミクロ相分離

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
  • セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
  • 個別相談(他社に知られたくない)のご質問は後日メールにて講師と直接お願いします。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/21 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/5/22 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン
2024/5/22 マーセル化による天然繊維の樹脂複合化と特性改善 オンライン
2024/5/23 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/5/24 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/5/24 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/5/24 エポキシ樹脂の実用の基礎知識とフィルム化 & 接着性の付与技術とその応用 オンライン
2024/5/24 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/27 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/28 樹脂成型の知識 オンライン
2024/5/28 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/5/28 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2024/5/28 分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開 オンライン
2024/5/29 次世代バイオプラスチックの台頭と破壊的イノベーションのすすめ オンライン
2024/5/29 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/5/29 高分子微粒子における各種合成法の基礎と形状制御・評価技術 オンライン
2024/5/29 EUVレジスト材料開発と評価・プロセス技術 オンライン
2024/5/29 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/5/30 高分子材料の劣化 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術