技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CFR(T)PやCNFそしてマルチマテリアル

CFR(T)PやCNFそしてマルチマテリアル

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年4月22日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • CFRP, CFRTP, セルロースナノファイバーで課題を抱えている方
  • CFRP, CFRTP, セルロースナノファイバーの応用分野の技術者、研究者、開発者、企画担当者
    • 高分子複合材料
    • 医療材料
    • 食品素材
    • 化粧品素材
    • エネルギー関連材料
  • CFRP, CFRTP, セルロースナノファイバーの技術者、研究者、開発者、企画担当者
  • これからCFRP, CFRTP, セルロースナノファイバーに携わる方
  • 塗料、コーティング、接着剤、プラスチック、成形加工メーカー等の研究開発・生産製造に携わる方
  • プラスチック製造業、成形加工業、部品ユーザーなど

修得知識

  • CFRPやCNFの材料設計、成形技術
  • CFRPやCNFの応用技術
  • CFRPやCNFの普及の考え方

プログラム

 CO2問題、AI、5Gなど取り巻く環境が大きく変化する中、自動車は、電動化、CASE、MaaSなど、今、大変革の時期と言われている。そうした中、自動車の構成材料も、これまでのフルスチールから、アルミやCFR (T) Pのような軽量高強度材料が多く採用されるようになってきた。更には、植物の成分であるセルロースをナノ繊維化 (CNF) しプラスチックを複合強化した材料 (CNFRP) も注目されるようになってきた。また、マルチマテリアル化という考え方も強調され、異材接合技術とともに盛んに研究されている。
 では、なぜ、このような新しい材料が注目されているのか。それは、自動車を取り巻く環境の変化と密接な関係がある。特にはCO2問題が大きい。現在、各国は、走行時のCO2排出量規制を掲げ、自動車全体の80%以上を占める走行時のCO2排出量対策に余念がない。電動化や軽量化はその一環であり、軽量高強度材料に目が向けられている。ただ、次に多い素材製造時のCO2排出量に関しては、なかなか手が付けられない現状にある。本格的なLCA対策として植物に目が行くのも良く分かる。ところが、軽量でLCAに優れた材料で、コスト要求も含め、満足する材料は、残念ながら見当たらない。そこで出てきた考え方がマルチマテリアルである。ここでは、これらの材料の動向と今後、普及・定着するための課題や一対策案について紹介し、議論してみたい。

  1. 自動車を取り巻く環境の変化
    1. 温暖化
    2. SDGsへの取り組み
    3. 情報社会 (AI、IoT、5G, …) との連携
    4. 各種モビリティの共演
  2. 自動車の大変換
    1. 環境対応車両への期待
    2. 電動化の取り組み
    3. 地域、人が造る自動車
    4. CASE、MaaSの導入
  3. 自動車材料の改革 (2010~)
    1. 軽量材料に期待
    2. CFR (T) Pに注目
    3. CFR (T) Pとは (材料、設計、成形法)
    4. CFR (T) Pの歴史
    5. CFR (T) Pの動向
    6. CFR (T) Pの課題
  4. 自動車材料の改革 (2030~)
    1. 環境材料に期待
    2. 植物系材料への期待と課題
    3. CNF複合材料 (CNFRP) に注目
    4. CNFRPとは (材料、設計、成形法)
    5. CNFRPの動向
    6. CNFRPの課題
  5. 自動車材料の改革 (2040~)
    1. ハイブリッド材料に期待
    2. マルチマテリアルに注目
    3. マルチマテリアルとは
    4. マルチマテリアルの動向
    5. マルチマテリアルへの一提案 (CFRPとCNFのコラボ)
    6. マルチマテリアルの普及と課題
  6. まとめ
  7. 質疑応答

講師

  • 影山 裕史
    金沢工業大学 大学院 工学研究科 高信頼ものづくり専攻
    教授

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 50,600円 (税込)
複数名
: 20,500円 (税別) / 22,550円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,500円(税別) / 22,550円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 61,500円(税別) / 67,650円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,000円(税別) / 50,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,000円(税別) / 101,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,000円(税別) / 151,800円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2023/3/31 溶融紡糸技術の基礎と高性能・高機能化および生産管理の実践
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/8/2 CFRP (炭素繊維強化プラスチック) 〔2021年版〕 (CD-ROM版)
2021/8/2 CFRP (炭素繊維強化プラスチック) 〔2021年版〕
2021/6/4 CFRPの用途別動向とビジネス戦略の再構築
2021/3/1 セルロースナノファイバー最新業界レポート
2020/12/25 CFRP/CFRTPの界面制御、成形加工技術と部材応用
2018/11/19 炭素繊維・炭素繊維複合材料の未来
2016/11/1 世界の炭素繊維・応用製品の市場実態と展望 2017
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/25 炭素繊維 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/25 炭素繊維 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/25 FRP(繊維強化プラスチック) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/25 FRP(繊維強化プラスチック) 技術開発実態分析調査報告書
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/5/30 CFRP / CFRTPの加工技術と性能評価