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高分子材料の劣化メカニズムと添加剤処方よる安定化

高分子材料の劣化メカニズムと添加剤処方よる安定化

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子の自動酸化、熱劣化、光劣化機構から添加剤による防止策まで分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2020年3月27日(金) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 高分子材料の劣化原因と関係する化学反応
  • 高分子材料の劣化を防止する添加剤 (酸化防止剤)
  • 酸化防止剤の高性能化

プログラム

 高分子材料は有機化合物であり、その製造、加工、使用時において自動酸化反応により劣化する。本セミナーでは、劣化の原因となる自動酸化学反応について説明し、劣化の防止に有効な対処法としての添加剤の使用とその役割、さらに添加剤の高性能化の研究について解説します。

  1. ポリマーの劣化機構
    1. 劣化と自動酸化反応
      1. 連鎖開始反応
        1. 遷移金属イオン連鎖開始反応
        2. 熱連鎖開始反応
        3. 光連鎖開始反応
      2. 連鎖分岐反応
        1. R・の反応
        2. ROO・の反応
        3. RO・の反応
      3. 連鎖停止反応
    2. 熱劣化と光劣化
  2. ポリマーの安定化
    1. 酸化防止剤の役割
    2. フェノール系酸化防止剤
    3. イオウ系酸化防止剤
    4. リン系酸化防止剤
    5. 紫外線吸収剤
    6. ヒンダードアミン系光安定剤
  3. 添加剤の相互作用
    1. 相乗作用
    2. 拮抗作用
  4. 添加剤の研究法
  5. 酸化防止剤の高性能化の試み
    1. ヒンダードアミン系光安定剤
    2. フェノール系酸化防止剤

会場

江東区文化センター

3F 第2研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の学生に限ります。
教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。

本セミナーは終了いたしました。

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