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細胞分泌小胞エクソソームを用いた薬物送達

細胞分泌小胞エクソソームを用いた薬物送達

~基礎と化学修飾法~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、次世代の薬物送達ツールとして大きく期待されているエクソソームをとりあげ、遺伝子工学・ペプチド化学を基盤としたエクソソーム薬物送達技術を中心に解説いたします。

開催日

  • 2019年11月27日(水) 12時30分 16時30分

プログラム

 エクソソーム (exosomes, extracellular vesicles, EV) は、細胞膜で構成された小胞 (直径30~200 nm) であり、生体の殆ど全ての細胞が分泌します。その内部にはmicroRNAや酵素等の生理活性分子が内包されており、分泌されたエクソソームは、周辺の細胞に取り込まれることで細胞間における情報伝達を担っています。またエクソソームは、薬学的な観点からも (i) 免疫制御が可能、 (ii) 機能性人工分子の内包が可能、 (iii) 細胞間コミュニケーション経路の利用、 (iv) 無限分泌、 (v) 遺伝子工学の活用等の高い優位性を有し、次世代の薬物送達ツールとして大きく期待されています。
 本セミナーでは、エクソソームを用いた薬物送達技術を主題とし、エクソソームの基礎、細胞内移行機序、エクソソームに使える化学修飾法、遺伝子工学・ペプチド化学を基盤としたエクソソーム薬物送達技術を中心に解説致します。

  1. はじめに
  2. エクソソームの基礎
    1. 構成分子 (タンパク質・遺伝子・脂質)
    2. エクソソームの分泌機構
    3. 細胞間コミュニケーション
    4. 単離方法
    5. 疾患診断
  3. 細胞内移行機序
    1. エンドサイトーシスの基礎
    2. エクソソームの細胞内移行機序
  4. エクソソームへの化学修飾
    1. 各種Bioconjugate Chemistry
    2. エクソソームへの化学修飾における注意点
  5. ペプチド合成方法
    1. Fmoc固相法によるペプチド合成
    2. ペプチド精製・分子量測定
  6. エクソソームを基盤とした薬物送達技術
    1. エクソソームへの薬物内包
    2. 遺伝子工学を用いたエクソソーム膜へのタンパク質発現
    3. 機能性ペプチド修飾型エクソソームの調製
    4. 受容体標的と薬物送達
  7. 将来展望

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

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